future×feature  vol. 4

Interview

染野有来、『直虎』では盗賊団を好演!彼女の今後の抱負とは?

染野有来、『直虎』では盗賊団を好演!彼女の今後の抱負とは?

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の第21回「ぬしの名は」(5月28日放映回)にて、柳楽優弥扮する龍雲丸の盗賊団で紅一点娘・たまきとして出演した美少女を見て、誰!? と気になっていた人も多いはず。
2014年、「第3回JUNONプロデュース ガールズコンテスト」グランプリに選ばれたのをきっかけに芸能界に入り、数年前から女優としてドラマや舞台でキャリアを重ねてきた染野有来。
今春に高校2年生になったばかりの17歳ながら、今年は現在公開中の『ポエトリーエンジェル』や来月公開となる『パパのお弁当は世界一』など、話題の映画への出演も相次ぎ、今後さらなるブレイクが期待されている彼女に、初の大河出演と今後の抱負について話をきいた。

取材・文 / 井口啓子 撮影 / 増永彩子


初体験となる大河の現場で感じた「本物」の凄み

まずは大河初出演おめでとうございます!

ありがとうございます。NHKさんでは前に『放送90年ドラマ 経世救済の男 髙橋是清』に出演させていただいたのですが、やっぱり大河は女優を目指したときからひとつの目標だったので、一話だけの出演とはいえ嬉しかったですね。お母さんとか、あとおばあちゃんも大河はずっと見ているので決まったときは「これに出るの!?」ってすごく喜んでくれましたし、すごい俳優さんがいっぱい出てらっしゃるので、ドキドキしながら現場に入りました。

今回演じられた「たまき」は柳楽優弥さん扮する龍雲丸の盗賊団の娘ですよね。

そうなんです、男だらけの盗賊団の中で食事とかの世話をする、たくましくて大らかな、みんなのお母さんみたいな女の子。私はこれまでどちらかというと、おとなしい役が多かったので、大家族のTVドキュメンタリーを見返したりしてイメージを膨らませました。

実際に大河の現場を体験されてみて、いかがでした?

これまで体験したドラマや映画の撮影はロケが多くて、本格的なスタジオのセットで撮ったのは初めてで、しかも初の時代劇だったので、びっくりすることばかりでしたね。大河ってセットも衣装もものすごくこだわられて作られてて、盗賊団の住んでる船を改装したアスレチックみたいなセットの荷物を運ぶロープとか、作中で使うわけじゃないのに本当にちゃんと動くんですよ。そういう「本物」が醸し出す凄みがすべてにみなぎっていて、ちゃんとやらなきゃ!って気が引き締まりました。あと、たまきは盗賊の娘なので、常に大声を出して走り回ってる感じで。私、足袋になかなか慣れなくて、すごく走り辛くて痛くて大変でした(笑)。

柳楽さんはじめ、共演した方々の印象は?

柳楽さんは盗賊の頭ということで、台本を読んだときは怖い印象もあったのですが、実際にお会いしてリハをしたら、意外にチャラけてる感じで演じられててホッとしました(笑)。たまきが柳楽さんを呼びにいくシーンでも、私は切羽詰まって「頭!」って叫んでるのに、柳楽さんはカメラに映ってないところでこっちを見ながらニヤニヤしてらして…。私があまりに緊張してるので笑わせようとして下さったんですね。ムロツヨシさんも直接絡むシーンはなかったんですけど、「ねえ、名前なんて読むの?ゆき?ゆら?」って声をかけて下さって、最後に私を指差して「売れる!」って、テレビで見ていたイメージのままのおもしろい方で。それを見て、マキタスポーツさんも「今日も茨城まで帰るの? じゃあ、ゆら、いこうか!」ってふざけてくださったり。大河って重厚なイメージがあったんですが、みなさん気さくな方達ばかりで、私もリラックスして演じることができました。

これまたキャラの濃い、個性的な俳優さんばかりですね。そういった先輩方の演技を目の当たりにして学ばれたことはありました? 

皆さんプロだなあって感動しました。それまで普通に笑って喋ってたのに、「よーいスタート!」が掛かった瞬間、ぱっと役になる。その切り替えがすごいなって。私は本番直前までセリフも演技も確かめて、確かめて…って感じで、全然余裕がないので。もちろん、それは積み重ねてこられたからこそできることだとは思うんですけど、ガチガチだと相手との掛け合いにも柔軟に応えられないし、もっと力を抜いて楽しくやってもいいんだなって、勉強になりましたね。

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