モリコメンド 一本釣り  vol. 16

Column

JUNNA 16才。「マクロス」シリーズ最年少“歌姫”がついにソロデビュー。パワフルな歌声がヤバい!

JUNNA 16才。「マクロス」シリーズ最年少“歌姫”がついにソロデビュー。パワフルな歌声がヤバい!

TVアニメ「マクロスΔ(デルタ)」に登場する女性5人組ユニット「戦術音楽ユニット“ワルキューレ”」(この夏、ロックフェス“ROCK IN JAPAN”に出演!)のエース・ボーカルである美雲・ギンヌメールの歌を担当。まだ10代半ばとは思えないほどのパワフルなボーカル、堂々としてステージパフォーマンスによって、アニメファン、アニソンファンはもちろん、J-POPユーザー、ロックのリスナーにも強いインパクトを与えたJUNNAが待望のソロデビューを果たす。今回はJUNNAのキャリアを紹介しながら、ボーカリストとしての魅力に迫ってみたい。

JUNNAの歌声が初めて世に放たれたのは、ワルキューレのデビューシングル「一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら」だった。このシングルに収録されている「いけないボーダーライン」のメインボーカルをつとめたJUNNAは、当時わずか14歳。「超時空要塞マクロス」の飯島真理(リン・ミンメイ)、「マクロスF」のMay’n(シェリル・ノーム)、中島愛(ランカ・リー)など素晴らしいシンガーを生み出してきたマクロスシリーズのなかでも、最年少の“歌姫”だ。その最大の特徴は、パワフルなボーカル。特に「破滅の純情」「LOVE! THUNDER GROW」などのロックテイストの楽曲における力強い歌声は、個性的なメンバー(鈴木みのり/フレイア・ヴィオン、安野希世乃/カナメ・バッカニア、東山奈央/レイナ・プラウナー、西田望見/マキナ・中嶋)が揃ったワルキューレのなかでも完全に際立っていた。また、どこかセクシーな雰囲気を感じさせる表情力も彼女の魅力。10代という年齢からは想像もできない豊潤なボーカリゼーションは、2017年1月に開催されたワルキューレの横浜アリーナ2days公演でも見事に発揮されていた。ボーカルのテクニック、声質の良さだけではなく、“歌うこと”に対するモチベーションの高さも彼女の大きな武器。以前、筆者がインタビューした際にJUNNAは

「自分の声や歌で感動してもらえたり、“元気をもらえた”と言ってもらえたときは“これが歌う理由かもしれないな”と思います。それを感じられるのは、やっぱりライブ。お客さんとの距離が近いと表情もよく見えるし、バラードで泣いてくださってるお客さんもいて。だから私はライブが好きなんだと思います」
と語っていたが、このリスナーに対する真摯な姿勢こそが、彼女の歌の強さにつながっているのだと思う。

JUNNAのソロデビュー作は、6月21日にリリースされる1stミニアルバム「Vai! Ya Vai!」。作家陣にコモリタミノル(SMAP、Folderなど)、多保孝一(Supefly、家入レオなど)、作詞家の岩里祐穂(今井美樹、坂本真綾など)といったトップ・クリエイター参加した本作のコンセプトは“歌謡ロック”。もともとロックが好きで(特にONE OK ROCKの大ファンだとか)、母親の影響で山口百恵、井上陽水などの楽曲に親しんできたJUNNAにとって、このコンセプトはまさにうってつけ。そのことを端的に示しているのが、本作のタイトルトラック「Vai!Ya!Vai!」。エッジの効いたベースラインからスタートするこの曲は、ヘビィロック的な手触りのロックサウンドと歌謡テイストのメロディラインがぶつかり合うアッパーチューン。既にライブでも披露され、ファンの間に大きなインパクトを残している「Vai! Ya! Vai!」は、ソロシンガーとしてのJUNNAの方向性を強く示している楽曲と言えるだろう。(ちなみにこのタイトルは“ヤバい!”という彼女の口癖がもとになっているとか。このあたり、16才の素の姿が感じられてカワイイ)

また、JUNNA自身が作詞に参加した「Catch Me」も強く印象に残る。エレクトロテイストのサウンドのなかで描かれるのは、日常のなかにある不満や葛藤、そして、それを乗り越えて明るい未来へと進もうとする意志。ここからは彼女のリアルな感情が真っ直ぐに伝わってくる。ワルキューレでは「マクロスΔ」の世界観と美雲・ギンヌメールのキャラクターを表現していた彼女だが、ソロ作品では、JUNNA自身の価値観、考え方、スタイルも反映されることになりそうだ。

ミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」のリリース後は、8月から9月にかけて東名阪のワンマンツアー「JUNNA ROCK YOU TOUR 2017 〜Vai! Ya! Vai!〜」が開催される。先行チケットは争奪戦状態となり、一般発売目に3か所すべての会場で追加公演(合計6公演)が決まったこのツアーで彼女は、そのポテンシャルの高さを存分に見せてくれるはず。16才の夏、ソロシンガーとしての本格的にスタートするJUNNA。その最初のアクションをしっかり見届けたいと思う。

文 / 森朋之

オフィシャルサイトhttp://junnarockyou.com

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