Interview

Little Glee Monster 新作に注ぎ込んだ“5人”の全力と“大きい夢2つ”を訊く

Little Glee Monster 新作に注ぎ込んだ“5人”の全力と“大きい夢2つ”を訊く

新体制となったLittle Glee Monsterがニューシングル「だから、ひとりじゃない」をリリースした。2013年に結成され、翌年の10月にメジャーデビューし、今年1月にはメジャーデビュー前からの夢だった日本武道館でのワンマン公演を実現。全国で4万人を動員した春ツアーを大成功に収めた直後の4月16日にメンバー・麻珠の無期限での活動休止を発表。衝撃的なニュースから約2週間後となる4月28日に行われたミニライブで、5人になって初めて披露した新曲に込めた思いとは——。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 大庭 元


一人一人の個を強くしていって、リトグリとして新しい風をもう1回、吹かせていければ(芹奈)

公式サイトでコメントを発表してますが、改めて、再スタートを切った現在の心境から聞かせてください。

かれん 5人になったんですけど、今まで以上にパワーアップして、もっともっとたくさんの人に歌声を届けられたらいいなと思います。

芹奈 すごい心配させてしまったり、悲しませちゃったかなって思うんですけど、言葉で伝えるよりも、私たちが全力で歌っていく姿を見てもらって、皆さんに安心してもらいたいなって思ってます。一人一人の個を強くしていって、リトグリとして新しい風をもう1回、吹かせていければなって思いますね。

manaka 本当に皆さんを心配させてしまったと思うんですけど、今は5人とも前を向いてて。ここが、一人一人の力を強化するタイミングなんやろうなって感じたし、これからもっと応援してもらえるようなグループになっていけるように頑張りたいと思います。

アサヒ 5人になっても変わらず、リトグリの音楽を皆さんに全力で届けていけたらなって思います。

MAYU 1月に武道館が終わって、6人で思い描いてた夢は叶ったんですけど、私たちにはまだ大きい夢が2つあって。それは武道館を終えて、これから本気で挑むべき道になったんじゃないかなって思っているので。みんなが言ってるみたいに、本当に今まで以上に頑張りたいなって、すごく前向きな気持ちでいます。

2つの夢というのは?

MAYU 2020年のオリンピックの開会式で歌うことと、ワールドツアーをすることですね。

manaka その夢に向けて、武道館でスタートラインに立ったっていう感じがあって。

武道館でのワンマン公演を叶えて、燃え尽きたりはしなかった?

芹奈 これからが楽しみだなっていうワクワク感の方が大きかったですね。武道館でのワンマンライブは、6人はもちろん、ファンの皆さんと約束した夢でもあったんですね。ガオラーのみんなと一緒に夢が叶う瞬間を味わえたことがすごく嬉しかったし、また、こうやって一緒にみんなで夢が叶う瞬間を味わいたいなって思いました。

いつもどおりに迎え入れてくれたので、ホッとしたし、嬉しかったです(manaka)

細かいことですが、歌い分けやハーモニーも変わりますよね。

芹奈 そうですね。この前、そのための合宿をして、5人の歌い分けをちょっとずつ作っていってて。これまで作ってきたアカペラも全部歌えなくなってしまうので、1曲1曲、また一から増やしていきたいなって思ってます。一人いなくなった分の穴は埋めなきゃいけないんですけど、違和感のないように届けられたらいいなって思うし、むしろパワーアップしたなって感じてもらいたいので、すごい時間をかけて頑張ってますね、今。

かれん 大変といえば大変なんですけど、今の時点で何曲か披露してて。ファンの方から「全然わからなかった」とか、「前よりパワーアップしてるね」っていう声もいただいているので、頑張っていきたいなって思います。

manaka 新曲のお披露目ライブは、すごく緊張しましたね。5人になって、初めてファンの方の前に立つ日だったので、どんな顔で私たちのことを見てくれるのかが、正直、不安でしたし、麻珠のことを切り出すこともあったので、ファンの方にどう説明したら受け入れてくれるかなってすごく悩んでて。でも、1曲目の時点で温かく、いつもどおりに迎え入れてくれたので、ホッとしたし、嬉しかったです。

MAYU まだ、5人になってから会ってないガオラーの方もいるんですけど、これからいろんなところで歌って、皆さんに5人でも大丈夫やなって思っていただけるように頑張っていきたいと思います。

迷って、悔しい思いをして、それでも這い上がって頑張っていこうっていう曲なので(かれん)

お披露目ライブで歌った新曲を最初に受け取った時はどう感じました?

かれん メロディがすごく爽やかで疾走感がある、いい曲だなって思いました。歌詞は、アニメ「僕のヒーローアカデミア」のEDテーマなので、アニメの世界観にマッチしてるんですけど、自分にもいっぱい刺さるところがあって。この曲って、ただ前を向いて進んでいこうっていうだけじゃなくて、迷って、悔しい思いをして、それでも這い上がって頑張っていこうっていう曲なので、今までとは違う応援ソングなのかなって思います。

MAYU この曲を制作していたのが、ちょうど6人から5人になる時期だったので、自分たちにリンクしてる曲でもありますね。お披露目ライブを観てくれた皆さんの感想をツイッターとかで見たんですけど、「この曲を聴いて安心できた」とか、「これからのリトグリも全然大丈夫やと思ったし、応援したい」っていう言葉をいただいて。私たちにとっても、ファンの方にとっても安心できるというか、私たちは大丈夫だよって言えるし、聴いてくださった方にもまっすぐに受け止めてもらえるような曲になったなって思います。

<立ち止まってる暇などないんだ>って歌ってますもんね。

芹奈 そうですね。夢に向かって頑張ってる途中でも挫折っていうものはあると思うんですよ。挫折があるからこそ、だんだん自分が強くなっていくっていう意味では、挫折もいいもんなんだって伝えているような気がして。もがき苦しんでても、夢を諦めないで、がむしゃらに進んでいってる姿が見える曲だなと思うし、私たちにリンクする部分が多いので、歌詞を全部見ながら聴いて欲しい曲だなって思います。

いろいろやってみた結果、ラップになっているので、新しい挑戦も詰まってると思います(アサヒ)

レコーディングにはどんな思いで臨みました?

manaka 私にとっては、5人の決意表明っていう部分がすごいあって。歌うたびに、絶対にここから這い上がってみせるっていう気持ちにもなりますし、まだまだ叶えたい夢もありますし。頑張っていきたいなっていう気持ちにさせられるんですね。だから、<這い上がってみせるよ>っていうところは、すごく力が入っちゃうし、5人になったからこそ、もっともっとパワーアップしたいっていう気持ちを込めて歌ってますね。

かれん サビは<絶対に譲れない心を叫べ>って言ってるくらいなので、本当に思いのままに力を込めて、パワフルに歌ってますね。

manaka あと、この曲のレコーディングはハモリも楽しかったです。

芹奈 うん、楽しかった!

manaka 間奏のアカペラ部分が、私はすごい好きで。ハモってて気持ちいいなって、思う音ばっかりなので、レコーディングが楽しかったです。

アサヒ この曲は何回もいろいろ変わったりして、ラップのところも、ラップバージョンと、メロディバージョンで録ってみたり。いろいろやってみた結果、ラップになっているので、新しい挑戦も詰まってると思います。

MAYU 私はサビのメインの追っかけを歌ってるんですけど、(大丈夫さ)が好きで。私しか言ってないんですけど、言ってる自分も、大丈夫さって思えるんですよね。すごく一瞬なんですけど、その(大丈夫さ)の一言に、私はいつも気持ちが入りますね。

芹奈 私はすっごくこだわった部分が1つだけあって。初めの<もう…ひとりじゃないから>っていう1行なんですけど、普通に歌いたくないなと思って。単純にここのセリフを歌っちゃうと、すごい薄っぺらい曲になるんじゃないかと思ったから、心に秘めた強い気持ちというものを、ここに、一気にぶつけたいなと思って。歌ってるんですけど、叫んでるように歌おうっていうことを意識しながら、でも、なかなかできなかったので、何回も録り直したなっていう思い出があります。

かれん この最初のところ、アニメで流れているサイズとフルでは違うんですよ。ここのメロディってここだけしかないから好きやし、芹奈は心から<ひとりじゃないから>って言ってる感じがすごく好きです。

芹奈 ありがたい(笑)。

ネガティブになってしまう時って、自分一人だけじゃないのに孤独に感じたりとかしがちなんですけど、そういう時こそ聴いて欲しくて(MAYU)

この曲を聴くと安心するっていうガオラーの気持ちはすごく理解できますね。5人がちゃんと未来に向かってる姿勢が伝わってくるから。

アサヒ そうですね。私たちも突き進むからみんなついてきて!っていう気持ちで歌ってるんですけど、アニメで初めて聴いたとか、これまでの私たちのことを知らないという方には、自分だけがなんでこんなに嫌な思いばっかするんだろうって、沈んだ気持ちになった時にも、聴いてもらえたらいいなって思います。

MAYU そうだね。ネガティブになってしまう時って、自分一人だけじゃないのに孤独に感じたりとかしがちなんですけど、そういう時こそ聴いて欲しくて。一人やって思ってしまうけど、本当はそうじゃなくて。私たちは、音楽を通して、いつでも味方になれるし、くじけてる時とかに聴いて、元気になってほしいなって思いますね。

芹奈 これまでの私たちの曲にも応援ソングはあるんですけど、今までの応援ソングって、ただただ背中を押すっていう方向に気持ちを持っていく曲が多かったんです。でも、今回は、タイトル通り、ひとりじゃないんだって思わせてくれるような曲だなと思ってて。この曲の中の人も、もがいて苦しみながら頑張ってるんだって思わせてくれる曲だから、誰かの味方になれるような曲になればいいなって思いますね。