Interview

異次元のハイトーンボイス・Beverly 夢を叶え第一歩を踏み出した彼女の素顔

異次元のハイトーンボイス・Beverly 夢を叶え第一歩を踏み出した彼女の素顔

デビュー前にして、小栗旬・西島秀俊のダブル主演ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」の主題歌に抜擢された、フィリピン出身で現在22歳の女性シンガー、Beverly(ビバリー)。フィリピンやアメリカなどで開催されているシンギングコンテストで数々の受賞歴を誇る彼女がどうして来日し、日本でデビューすることになったのか。ドラマ主題歌「I need your love」や挿入歌「Empty」を収録したデビューアルバム『AWESOME』をリリースする彼女に、歌手になる夢を叶えるために来日した経緯を訊いた。ちなみにインタビューはほぼ日本語で実施した。

取材・文 / 永堀アツオ


いつか自分のアルバムを作りたい、自分のライブをやりたい。それが私の夢でした

まず、歌手になりたいと思ったきっかけからお伺いできますか?

家の中で毎日、ラジオが流れていて、たくさんの音楽を聴いていました。ラジオから流れる音楽に合わせて、いつも一緒に歌っていて。だから、小さい頃から歌うことが好きだったんですが、私はすごく恥ずかしがり屋なので、家族以外の人前では歌うことができなかったんですね。でも、9歳の時に母が私の背中を押してくれて、ボイスレッスンを受けさせてくれて。その頃からだんだん人前で歌うことができるようになって、たくさんの歌唱コンテストに参加するようになりました。

どんな音楽が好きでした?

フィリピンではバラードが人気なんですね。だから、私もバラードの曲をたくさん歌って、練習しました。私がよく歌っていたのは、ホイットニー・ヒューストンと、フィリピン人の歌手、サラ・ヘロニモア。歌唱コンテストでも、だいたいバラードを歌ってました。ホイットニー・ヒューストンの『ワン・モーメント・イン・タイム』をいっつも歌っていました。

日本では<異次元のハイトーンボイス>と称されてます。

最初からこんなに高いキーで歌えたわけではなくて。ある日、ボイスレッスンのコーチにビヨンセの『リッスン』を歌ってみてって言われて。私は自信がなかったので、できるかな? って恐る恐る歌い始めたんですけど、歌ってみたら、ハイトーンが出て。自分でもすごくびっくりしました(笑)。

(笑)アメリカで開催されたワールドチャンピオンシップ・オブ・パフォーミング・アーツで優勝したのは幾つの時ですか?

19歳の時ですね。私にとっては、初めてのプロの歌唱コンテストでした。しかも、その大会はタレントのオリンピックのようで、ダンサーやアクター、楽器を演奏する方も参加していて。とっても難しかったし、私はすごく緊張していたんですけど、<ヴォーカリスト・パフォーマンス最優秀賞>をいただきました。

どんな歌手を目指してました?

小さい頃からずっと夢見ていたのは、ディーバと言われるような、バラードの歌手ですね。そして、いつか自分のアルバムを作りたい、自分のライブをやりたい。それが私の夢でした。

フィリピン国内だけじゃなく世界で通用するアーティストを目指してました?

はい。私はフィリピンにいる時から、いろいろな国で歌いたいと思ってました。自分で自分に『そんなことできないな』って言ってしまうこともあったんですけど、いろんな大会に参加して、自分がレベルアップしていくうちに、『もしかしたら、できるかも』って思えるようになりました。そう思えるようになるまで一生懸命に頑張りました。

日本との接点はどうやって生まれたんですか?

MISIAさんのプロデューサーさんの与田春生さんが、たまたま私の歌を聴いて、すぐにフィリピンに会いに来てくれました。当時、私は大学で心理学を勉強しながら、フィリピンのイベントに出て歌ったりしてたんですけど、とてもびっくりしました。と、同時に、<頑張って、このチャンスを掴もう>って思いました。その頃から、たくさんの出来事があったし、今でもとっても感謝してますね。

少し話がずれますが、心理学を専攻していたということで、ご自身を自己分析するとどんな性格か教えていただけますか?

私はとってもシンプルでセンシティブです。とっても泣き虫です。映画やドラマを見ても、早いタイミングですぐに泣いてしまいます。そして、大きな声で怒る人が怖いです(笑)。叱られるとすぐに泣いちゃいます。

シャイな性格は変わりました?

克服できたと思います。これまでにたくさんのイベントに出てきたんですが、今でも本番前は震えるほど緊張します。でも、歌い出したら大丈夫です。それは一番変わったことですね。緊張を自分でコントロールできるようになりました。歌うときは音楽と、目の前で私の歌を聴いてくれる人のことだけに集中できるようになりましたね。

一番好きなのは大阪です。大阪はちょっとマニラ(フィリピンの首都)っぽいですね

初めて来日したのは?

2年前ですね。とっても嬉しかったですね。日本はビルがたくさんあるなって思いました。

何か驚いたことはありました?

すごくたくさんあります。まず、エスカレーターで左は立つ人で、右は歩く人がいます。初めて見て、すごいきちんとしているなと思ってびっくりしました。あと、トイレもすごいですね。どこでもウォシュレットがあります。そして、時々、音楽もなりますね。すごく面白い。

あははは。音姫のことですね。お気に入りの場所はできました?

どこに行っても初めてなので、スタッフの皆さんに歴史やナレッジ(知識)を教えてもらって、好きになりました。一番好きなのは大阪です。大阪はちょっとマニラ(フィリピンの首都)っぽいですね。たこ焼きとお好み焼きは美味しいです!

日本食も大丈夫でしたか。

だいたい好きですけど、生の魚が苦手です。お寿司とお刺身が食べられないです。あと、オクラと、納豆、とろろも。

ネバネバ系がダメなんですね。でも、日本人もきっとフィリピンに行ったら食べられないものありそうですし。

そうですね。フィリピンに、卵の殻に入ったままの鳥をそのまま茹でたバロットっていう料理があります。目もくちばしもある1ヶ月くらいの子供の鳥なので、きっとみなさんは食べられないと思います。フィリピンではストリートフードで、働いた後に食べます。

(画像を見せてもらいながら)うわ、グロいですね。豚足とかマグロの頭、生のシラスを食べるみたいなものかな〜。でも、屋台では売ってないからな。

もう1個、いいですか! バゴーンも食べられないと思います。エビペーストで、匂いがすっごい臭いです。ミドリマンゴーとバゴーンの組み合わせは完璧なので、フィリピンに行った際はぜひ食べてみてください。

機会があったら試してみたいと思います(笑)。すみません、随分話が横にそれてしまいましたが、2年前に初来日して……。

レコーディングをするために何度か来ていたんですけど、去年、2016年の5月から日本に本格的に拠点を移して、その3ヶ月後には「a-nation」に出演させていただきました。

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