MUSIC GO! ROUND!  vol. 3

Interview

Suchmosのルーツミュージック探し! タワレコ行達也のセレクトで考察

Suchmosのルーツミュージック探し! タワレコ行達也のセレクトで考察

FM802の土井コマキさんがゲストをお招きし、気になる音楽についておしゃべりしながら掘り下げる不定期連載企画『MUSIC GO! ROUND!』。第3回は先週に引き続きSuchmos(サチモス)! 今回は彼らの音楽のルーツを、タワーレコードの行達也さんのセレクトで考察していきます。

左:土井コマキ 右:行達也(タワーレコード)

勝手にSuchmosのルーツ探し!【洋楽編】

土井コマキ すごいぞSuchmos特集。わーい。勝手にSuchmosのルーツ探しに行きましょうか。洋楽と邦楽それぞれ行さんが紹介してくださるとのことで。

行達也 はい、まずは洋楽で。一曲目なんですけど、Samuel Purdey「Lucky Radio」。これはもう、メンバー自身が公言している、ジャミロクワイの初期に在籍していたギャヴィン・ドッズ(Gt)とバーニー・ハーレー(Dr)による二人組のユニットで、この1枚だけアルバムを出しています。ジャミロクワイよりコーラスがバンバン入ってて、ジャミロクワイとは違うベクトルのこだわり方をしていて、アレンジも凝ってて面白い。僕はスティーリー・ダンっぽいなって思いますね。

土井 Suchmosも踊れるし、サウンドもいいし、歌も重要ですね。

 そう、実際に彼らはSamuel Purdeyをめちゃくちゃ聴いてるっていう話なんでね。これは「勝手にルーツ探し」といいながら、ほんまにルーツなんです。

土井 勝手なルーツやけどほんまにルーツ(笑)。

 続きまして。J Dilla「So Far To Go」。僕この曲大好きで、「ああ、君らもか好きなんか」って勝手に思ってまして(笑)。

土井 (笑)。

 アメリカのヒップホップやR&Bのプロデューサーですでに亡くなってはるんですが、これもメンバーが好きって公言してますね。グルーヴとか、サンプリングの手法に、すごく影響を受けたとか言ってて。

土井 音作りのほうですね。

 そうそう。これ歌はディアンジェロだしね。

土井 出た! そっか、ディアンジェロや。


Manhattan Records Presents “Vinyl Hits”
V.A


 続きまして。ブラン・ニュー・ヘヴィーズ「Bonafied Funk」。これはほんまになんやろ、“勝手に”なんですけどこういう感じかなっていう、生バンドにラップ。ブラン・ニュー・ヘヴィーズって歌モノやないですか。シングル「Never Stop」が売れた後の、次のアルバムが「Bonafied Funk」が収録されてる『Heavy Rhyme Experience, Vol. 1』だったんですよ。ちょっとした肩透かしやったんだけど、それがまたかっこいい。これは、歌なしで、全編ラップ。

土井 全部なんですか?

 アルバムの収録曲は全てフィーチャリングのラップ。このアルバムがほんとに素晴らしい。Suchmosも今の空気はこの感じやと思う。ヒップホップっていうテイストを、ちゃんと入れてるじゃないですか。


Heavy Rhyme Experience Vol.1
THE BRAND NEW HEAVIES


土井 だけど生のバンドでやるっていう。

 そうそう。……っていう意味でルーツとしていいなと思って選びました。次は、ジャミロクワイ「Space Cowboy」。そのままではありますけど、久しぶりに聴きたいなって思った。

土井 それだけ(笑)?

 はははは(笑)。この曲めっちゃいいねん。ジャミロクワイで一番好きやねん。みんな聴きたいはずやでこれ。どっちかって言ったら、Suchmos好きな人にこれ聴いてっていう感じ。

土井 多分、行さん世代の人たちでSuchmosを聴いた人はもう一回引っ張り出しているアルバムかもしれへん。

 そうやねん。だからジャミロクワイを知らない今の若い子が聴くと、なにこれ、Suchmosみたいやんみたいに思うかもしれへんけどね。

土井 この企画でよくでてくるワードですね。


THE RETURN OF THE SPACE COWBOY
Jamiroquai


vol.2
vol.3