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玉城裕規&中村龍介、最後の「メサイア」。新キャスト交え撮影秘話を語る。映画『メサイア外伝―極夜Polar night―』完成披露舞台挨拶

玉城裕規&中村龍介、最後の「メサイア」。新キャスト交え撮影秘話を語る。映画『メサイア外伝―極夜Polar night―』完成披露舞台挨拶

6月5日、東京・渋谷TOEIにて映画『メサイア外伝―極夜Polar night―』の完成披露舞台付き上映会が行われた。同作は、高殿円による小説『メサイア 警備局特別公安五係』をもとに、舞台やドラマなど様々なメディアで発表されている「メサイア・プロジェクト」の映画版。今作は、2013年に上演された舞台『メサイア 銅ノ章』からシリーズに登場しているオリジナルキャラクターの周康哉(あまねやすちか)と三栖公俊(みすさとし)に焦点をあてた外伝的ストーリーだ。周役は「弱虫ペダル」「紅き谷のサクラ」などの人気舞台に多数出演する玉城裕規。三栖役は、同じく「Messiah メサイア」シリーズといった舞台を中心に活躍する中村龍介。監督は長年「メサイア」シリーズを手がける山口ヒロキ。上映後、監督の山口と、本作に出演している玉城裕規、中村龍介、橋本真一、長江崚行、小谷嘉一が登壇。映画にかける熱い想いを語った。

左から山口ヒロキ(監督)、橋本真一、中村龍介

上映後、多くの観客の拍手で迎えられたのが、監督の山口ヒロキとW主演である玉城裕規と中村龍介、そして橋本真一、長江崚行、小谷嘉一だ。
まず玉城が「馬場良馬さんと映画のポスターの前で写メしちゃいました。かっこいいよね」と言うと、中村が「思いっきりツイッターにあげてた! 確かにかっこいいビジュアルだよね」と会場を沸かせる。
2人のやりとりに笑いながら、監督の山口は「舞台版では、テロリストだった2人が今作では主役を演じる。とても感慨深いです。2人の出演は最後になるのと同時に、新しいメサイアの始まりを提示できる感動的な作品にしたかった。原作にいないキャラなので、2人とお客さんとで作り上げて来た4年半。役作りは舞台での経験を経たお二人にお任せしました」と玉城、中村への信頼を語った。

左から玉城裕規、長江崚行

警備局特別公安五係(通称サクラ)の新人候補生の小暮洵役の橋本真一は、「僕は舞台版『メサイア-暁乃刻-』(2017年2月)に出演しましたが、映画のストーリーは、舞台版とも連携しているので、どう映画と舞台の時系列をうまく繋げていくか悩んでいましたね」と振り返り、橋本と同じくサクラ候補生の御池万夜役の長江崚行は「メサイアはこの外伝から携わらせていただきました。『暁乃刻』だけでなく8月の舞台へもつながるので、試行錯誤の連続でした」と役作りの苦労を語った。

橋本が「そういえば、メサイア独特の説明的な口調が大変でしたね」と笑うと、中村が「中原裕也さん(劇中で一嶋晴海を演じる)も口頭で説明しなくちゃいけないから、相当テンパっていた(笑)。でも、全部セリフを覚えていましたね」と告白。黒子(百瀬多々良)を演じる小谷嘉一が「中原さんは自分のセリフを録音して聞きながら覚えてたよ」と明かすと、「えー!」と会場から驚きの声が。長江は「マジっすか!?」と驚いた様子で「確かにすごかったな」と言うと「君が納得してどうする」と玉城がツッコミ場面も見られた。

小谷嘉一

小谷が「メサイアシリーズは、玉城くんと中村くんの2人があってこそ。8月の舞台に向けて一生懸命やって、2人の意思を受け継いでいけたらと思っています」と総括すると、橋本は「初めてメサイアシリーズに関わらせていただいて、この2人がメサイアシリーズの歴史を背負って、映画の撮影に挑まれているのを見ながら、メサイアに関わる一人として、お二人の愛や歴史を感じております。この愛をみなさんにも感じて欲しいです」と観客に語りかけた。

長江は「こうやって長い間メサイアが作られていることを思うと新人としてメサイアに関われることが楽しいですし、集大成を作り上げてくれた先輩たちに感謝しつつ、映画をどんどん盛り上げていけたら」と思いの丈を述べた。

中村は「公開が楽しみですが、僕らの「メサイア」は終わってしまうので、始まって欲しくない気持ちもありますね(笑)。僕らの集大成。そして新人たちのメサイアシリーズの始まりでもあります。これからも愛してくれたら嬉しいです」と語った。
最後に玉城が「全国公開は17日からです。どんな感想が得られるか楽しみに待っています。メサイアは本当に思い入れのある作品で、たくさんお友達を誘って観に来てください」と盛況のうちに完成披露舞台付き上映会は幕を閉じた。

映画『メサイア外伝―極夜Polar night―』

2017年6月17日公開

通称サクラこと国家最高機密のスパイ組織、警察省警備局特別公安五係。新人サクラ候補生達は、チャーチと呼ばれるサクラ育成機関に集まっている。サクラとは時に衝突し、時に協力し合ってきた三栖公俊(中村龍介)と周康哉(玉城裕規)は、反政府組織の「評議会」で数々のテロ行為に手を染めており、評議会壊滅後も自らの理想である究極の平等を追い求め様々な組織を渡り歩いていた。しかし、実父を殺害したことで心に傷を負った周は三栖のもとに身を寄せ、周を気遣う三栖は生活のためにある決断を下す。そんななか、新東京市内で連続爆破事件が起こり、新人サクラ候補生の御池(長江崚行)、柚木(山沖勇輝)、小暮(橋本真一)が調査を開始するのだが……。

原作・ストーリー構成:高殿円『メサイア 警備局特別公安五係』(講談社文庫刊)
出演:玉城裕規、中村龍介、長江崚行、山沖勇輝、橋本真一、伊藤孝太郎、山田ジェームス武、赤澤燈、井澤勇貴、染谷俊之、杉江大志、中村誠治郎、安里勇哉、大塚公祐、村田充、和興、ボブ鈴木、漆崎敬介、小谷嘉一、松田凌、小野健斗、中原裕也、大澄賢也
監督・編集:山口ヒロキ
脚本:横山あゆみ、山口ヒロキ
主題歌:Blu-BiLLioN
配給・宣伝:トリプルアップ
オフィシャルサイトhttp://messiah-project.com/movie/

©MESSIAH PROJECT ©2017 映画メサイア外伝製作委員会

原作本 メサイア 警備局特別公安五係

メサイア 警備局特別公安五係
著者:高殿円
出版社:講談社

世界から軍隊が消えた時代。しかし戦争は諜報戦への姿を変えていた。家族を惨殺され一人生き残った海棠鋭利、兄と生き別れた御津見珀は、戸籍を剥奪されたスパイ集団、警備局特別公安五係、通称「サクラ」にスカウトされる。桜のように潔く散る、それが彼等の流儀。舞台・映画化の人気シリーズ原作。書き下ろし短編小説「哲学者より愛を込めて」収録!