Interview

竜星涼、念願の役を手に入れた理由「熱く無鉄砲な面があること知ってほしい」

竜星涼、念願の役を手に入れた理由「熱く無鉄砲な面があること知ってほしい」

主演・藤原竜也、伊藤英明の新感覚サスペンスエンターテイメント『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』で、若さあふれる熱血刑事〈春日部信司〉を演じるのは、現在、ドラマ「ひよっこ」や「小さな巨人」でも警察官を演じている竜星涼。「ビジュアル面も工夫した」と語る彼は、脚本を読み、絶対に〈春日部〉を演じたいと思ってオーディションで勝ち取ったという。それだけ思い入れのあるこの役に対し、「今までのクールなイメージを払拭して、僕にも熱く無鉄砲な面もあるということを知ってほしかった」と語る彼に、今回の役を演じた感想や本作への想い、そして共演の藤原竜也・伊藤英明の印象などをじっくりと聞いてきた。

取材・文 / 吉田可奈
撮影 / 三橋優美子


竜星さんが演じた若手の刑事〈春日部信司〉は、とても熱いキャラクターでしたね。

竜星 そうなんです。最初に脚本を読んだとき、観客に一番近い役柄が〈春日部〉だと思ったんですよね。若者独特のルーキー感があるだけでなく、みんなが思っていても言えないようなことを、その場の空気に関係なく発してしまう“若さ”や“青さ”は、僕自身にも近いように感じました。だからこそ、みんなの気持ちを代弁して、スカッとさせたいと思ったんです。今までになく、吠えて振り切った熱さを表現することができました。

ここ最近の竜星さんのイメージとはまた違う役柄だからこそ、演じていて手応えがあったのではないですか?

竜星 そうですね。こういう熱くて無鉄砲な部分が僕にもあるんだ、ということをみなさんに知ってもらいたかったんです。それに、これまでに僕についたクールなイメージを振り払いたい時期でもあったので、絶対にこの役を演じたかったんです。

この役はオーディションで手に入れたんですか?

竜星 はい。この役に思い入れがあったからこそ、オーディションでは今までにないくらい緊張してしまって、実力の半分も出すことが出来なかったんです。それが悔しくて悔しくて、オーディションが終わった直後に、「絶対に落ちた! 終わった!」って落ち込んでいたんですよ。でも、そこでの“上手い”“下手”ではなく、中身を見てくださったのか、合格したときは本当に嬉しかったですね。だからこそ、「やれることは全部やってやる!」って思ったんです。

「自分のこういう一面を見てほしい」と思っていた時期に、そこにハマる役柄を演じられたのは、役者として最高なことですよね。

はい。ある意味、自分のターニングポイントになった作品なのかもしれません。ビジュアル面でも、若さやルーキー感が欲しいからこそ、自分で眉毛を剃りたいと監督に相談しました。

たしかに、あの眉毛の形はすごいインパクトでした。

暴力団を相手にする刑事を演じるということで、なめられちゃいけないと思ったんです。それに、目に、インパクトと力強さが宿ってないとダメだと思って、今までにないくらい表情に気を付けて、感情を表に出して演じたんです。一番好きだったのは、テレビに向かって感情的に物を投げつけるシーン。ここまで表に感情を出す人って、今の時代になかなかいないですし、僕も演じたことがなかったので、すごく良い経験になりました。

実生活では、言いたいことはしっかり言うタイプですか?

う~ん。どちらかというと言っちゃうタイプですね。だからこそ、〈春日部〉のようなやつが好きなんです。それに、暴力団を相手にしている刑事って、接している時間が長い分、言葉遣いや格好が似てくるらしいんです。この作品でそれをどこまで表現するかというところで、少し悩みました。

たしかに、荒々しい言葉遣いはかなり印象的でした。

〈春日部〉に関しては、言葉遣いは汚い方がいいと思ったんです。それに、その言葉遣いから、“若気の至り”が表現できるとも思ったんですよね。でも、やりすぎても「これは本当に刑事なの?」と思わせてしまうので、バランスを取って、言葉を選んでいたんです。

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