Interview

竜星涼、念願の役を手に入れた理由「熱く無鉄砲な面があること知ってほしい」

竜星涼、念願の役を手に入れた理由「熱く無鉄砲な面があること知ってほしい」

竜星さんは、本作だけでなく、「ひよっこ」「小さな巨人」でも刑事役を演じていますよね。

そうなんですよ! 本作を皮切りに、3作品も同じタイミングで刑事役が重なるとは、思ってもいませんでした(笑)。

刑事役を多く演じることで、何か感じたことはありますか?

様々な刑事を演じていくうちに、警察内部の事情に詳しくなりました(笑)。あとは、すべてにおいて、“何が本当の正義なのか”ということを考えるようになりましたね。法律の中では時効があった時期もありましたし、被害者・加害者の見方ひとつで、“正義”は異なってくるんです。それに、人間それぞれ、見る角度によって正義は変わってくるんですよね。だからこそ、ひとえに“これが正義です”とは言えないんだ、ということを痛感しました。

本作でも、“正義とは何か?”ということをすごく考えさせられますよね。さて、〈春日部〉の上司〈牧村航〉役だった伊藤英明さんはどんな印象でしたか?

一言で表現するなら“いい兄貴分”でしたね。気さくに話しかけてくださいましたし、現場での居方や佇まいなど、すべてが勉強になりました。作品のために、キャストに親身になるのはもちろん、広い視野を持つことを教えてくれたんです。なによりも印象に残ったのは、映画は一度観るだけじゃなくて、何度観ても面白いと思える作品を作るべきだ、とおっしゃっていたことです。そこまで愛される作品を、使命を持って演じることが大事だということを、改めて教えていただきました。

〈牧村〉と敵対する〈曾根崎雅人〉役の藤原竜也さんの現場での印象はいかがでしたか?

藤原さんは作品でしか観たことがなかったので、最初にお話しするときは少し緊張したのですが、いざ話してみると、気さくにいろんなことを話してくださったんです。(早乙女)太一くんと一緒にパパトークをしていたのは、すごく新鮮で微笑ましかったですね。でも、いざ芝居となると、熱さが滲み出ていて、ひとつの役で、観ている人にいろんな感情を与えるお芝居をされるんです。それは本当に素晴らしくて、心から尊敬しました。そんな方たちと一緒に作品を作られたのは、すごく嬉しかったですね。

本作は、観ている最中にいろんな感情を与える、まさに映画の面白さを感じさせるエンターテイメント大作になりましたね。

そうですね。脚本を読んだ時点で、「かなり面白い!」と思ったんですが、それをいろんなキャストやスタッフさん全員の力で作り上げ、最後に入江(悠)監督が磨き上げて、本当に素晴らしい作品になったと思います。僕自身、単館上映の映画も、B級映画も大好きなのですが、このような素晴らしいエンターテイメント大作を作ることは、映画界には絶対に必要なことだと思うんです。社会性の強い映画ではありますが、デートムービーとしても成り立ちますし、どの世代の方が観ても考えさせられるテーマがあるので、ぜひ多くの世代の方に観ていただきたいですね。

では最後に、作品のタイトルにかけて、竜星さんが“告白本”を出すなら、どんな内容を書きますか?

えぇ~(笑)!? やっぱり、“告白本”なら、嘘偽りないものがいいですよね。僕自身は、本当に普通の学生だったんですが、あるきっかけがあって、役者をやれているんです。それまでの経緯も、きっと知らない人が多いと思うし、自分が一体どうやってここまで来たのか、改めて振り返るのも面白いと思うので、もう少し大人になったら、僕の半生を嘘偽りなく話す告白本を書いてみたいですね。……誰か興味持ってくれる人いるのかなぁ(笑)。

竜星涼

1993年生まれ、東京都出身。2010年、ドラマ「素直になれなくて」(CX)で俳優デビュー。「桜蘭高校ホスト部」(11/TBS)などに出演し、『ライアーゲーム -再生-』(12/松山博昭 監督)で映画初出演。「獣電戦隊キョウリュウジャー」(13~14/EX)でドラマ初主演を務め、『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』(13/坂本浩一 監督)で映画初主演を飾った。主な出演作に【映画】『orange -オレンジ-』(15/橋本光二郎 監督)、『シマウマ』(16/橋本一 監督)、『泣き虫ピエロの結婚式』(16/御法川修 監督)、『Bros.マックスマン』(17/増田哲英 監督)、『君と100回目の恋』(17/月川翔 監督)など。現在、【ドラマ】連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK)と「小さな巨人」(TBS)に出演中。公開待機作に【映画】『先生!』(10月28日公開/三木孝浩 監督)がある。

オフィシャルサイトhttp://www.ken-on.co.jp/ryusei/

映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』

2017年6月10日公開

かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件。その犯人が、事件から22年後、突然自ら名乗り出てきた。会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる〈曾根崎雅人〉という男だった。顔を晒し、肉声で殺人を告白する〈曾根崎〉の登場にネットは熱狂。賛否両論を巻き起こしながら、本はベストセラーに。さらに、マスコミを連れての被害者遺族への謝罪、刑事への挑発、サイン会まで行い、そのすべてがあらゆるメディアを通じて発信され、SNSで拡散されていく。しかしそれは、新たな事件の始まりにすぎなかった……。

【監督】入江悠
【脚本】平田研也、入江悠
【出演】
藤原竜也 伊藤英明
夏帆 野村周平 石橋杏奈 竜星涼 早乙女太一
平田満 岩松了 岩城滉一 / 仲村トオル
【音楽】横山克
【主題歌】感覚ピエロ「疑問疑答」(JIJI INC.)
【配給】ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイトwww.22-kokuhaku.jp

 

©2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会


主題歌 『疑問疑答』

疑問疑答
感覚ピエロ

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