黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 10

Column

格闘ゲームの決定版『ストリートファイター』シリーズの進化

格闘ゲームの決定版『ストリートファイター』シリーズの進化

皆さんは格闘技というと何を思い浮かべますか?総合格闘技、プロレス、空手、キックボクシング、佐山サトル氏が創立した修斗を思い浮かべる方もいるでしょう。
ゲーム業界でも格闘技を扱ったゲームは常に人気です。そんな格闘ゲームを常に牽引してきたソフトがカプコンから発売された「ストリートファイター」。まさに格闘ゲームの代名詞ですが、その「ストリートファイター」という言葉を改めて辞書で調べてみると…。

・Street Fighter(ストリートファイター) 【街の強者、けんか上手、力自慢】

まさに「ケンカ最強」伝説をゲーム化した素晴らしいネーミング。「力自慢」とは良い響きです。

時代が流れ、初代「ストリートファイター」をご存じないという方も多いかもしれません。
コマンドの入力がかなりシビアで、昇龍拳を出すのも一苦労・・・波動拳コマンドを出せるだけでも、充分自慢できました。

今回の黒選!では、誕生から30年経ってもなお進化し続ける「ストリートファイター」シリーズから、4作品をご紹介したいと思います。

ではどうぞ!


「ストリートファイター」
必殺技とボタンの強弱という概念が、対戦格闘ゲームというジャンルを生んだ!

1987年にアーケード向けタイトルとして発売された「ストリートファイター」。

アーケード専用の大型筐体を採用して、圧力センサー対応ボタンでパンチとキックに強・中・弱の判定が出来るのが特徴でした。(後に、6ボタンタイプも登場)

ボタンを叩く強さで、攻撃の強・中・弱が決定するので、プレイに熱中し過ぎて、ガンガン叩く猛者も現れたというシロモノでした。そのため、ボタンが壊れてしまい、アーケードでのメンテナンスが大変だったとスタッフから聞いたことがあります。

主人公はリュウ、赤毛で体の引き締まった武闘家という風貌をしていました。しかし、この赤毛・・・「ストリートファイターII」以降は黒髪設定になりました。

リュウは世界の格闘家、少林寺拳法の使い手烈、忍者の激、マーシャルアーツの使い手ジョー、中国拳法の李、モヒカン男のバーディ、2本の棍棒使いのイーグル、ムエタイのアドン、中国暗殺拳の達人のゲン、アメリカ人ボクサーのマイク、そして、タイガーショットを放つラスボス・サガットと戦い「最強の格闘家」を目指します。

必殺技は、波動拳・昇龍拳・竜巻旋風脚の3つ。決まると大量のダメージを与えられるため、みんな必死に出そうとするのです。しかし、コマンド入力のシビアさから、一撃必殺の大技扱いで、必殺技を出せることが勝敗を分けるほどの威力でした。

「ストリートファイター」は2P対戦が可能で、2P側のキャラクターはリュウと同じ流派を組むライバルのケン。必殺技も同じで、キャラクターの風貌以外は違いはありませんでした。

『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』クラシックジェネレーションモード

「ストリートファイター」は1988年に家庭用ゲーム機、PCエンジン CD-ROM2版で「ファイティングストリート」というタイトルで発売されました。CD音源のクオリティの高い音源でプレイ出来ましたが、コマンド入力のシビアさは健在で原作に忠実な移植でした。

PCエンジン版、ファイティングストリートは、Wiiのバーチャルコンソールでダウンロード可能。キミはシビアな波動拳コマンドを放てるだろうか!?

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