Interview

『こどもつかい』門脇麦が有岡大貴と“恋人同士に見えるよう”努力。「私はインタビュアーか!?」

『こどもつかい』門脇麦が有岡大貴と“恋人同士に見えるよう”努力。「私はインタビュアーか!?」

ハリウッドを制したJホラーの巨匠、清水崇監督が満を持して放つ『こどもつかい』。子供に怨みを持たれた大人たちが次々と怪死するという事件を軸に、ホラーとミステリー、そしてファンタジー要素を融合した新次元の恐怖が描かれていく。この作品でヒロインを務めたのが、出演作が続き、いま最も忙しい女優の一人である門脇麦。ホラー映画はあまり得意ではないという彼女が、独自の感性で恐怖の演出に挑んだ舞台裏や、滝沢秀明、有岡大貴と共演した印象を聞いた。

取材・文 / 大谷弦
撮影 / 三橋優美子


ホラー作品に初挑戦ということですが、映画『こどもつかい』の印象はいかがですか?

門脇 台本を読んだ時点で、単純なホラー映画ではないというのは感じました。それぞれの登場人物のドラマがあって、物語としても面白いし、クスッと笑えるコミカルな部分もあるし、シュールな部分もある。でも、怖いところはちゃんと怖いですし、すごくバランスの良い作品だなと思います。私はホラー映画がすごく苦手なんですけど、2カ所くらい目をつぶれば観られました(笑)。

ホラー映画が苦手なんですか?

門脇 ちゃんと観たホラー映画はこの『こどもつかい』ぐらいなんです。怖いのが本当に苦手で、高校生のときにおばけ屋敷で腰を抜かしちゃったこともあります。携帯を落としたりして大変でした(笑)。

それだけ怖がりだと、撮影も大変だったんじゃないですか?

門脇 現場は怖いというより本当にシュールでした。子供たちも、映像で観ると怖いですけど、実際に体を白塗りして目の周りを黒くした姿でよちよち歩いたりしていて、めちゃくちゃ可愛いんです。その子供たちに対して「キャー!」って怯える演技をするのが本当に大変で、正直、撮影中は「大丈夫かな? ホラーとして成立するのかな?」って思っていました。

カメラの前で叫んだり、怖いものに対してリアクションしたりするのは難しかったですか?

門脇 こちらのリアクションだけで何が起こっているかを想像させないといけない部分が多く、リアリティと見せていくべきポイントのバランスを探るのが難しかったです。滝沢(秀明)さんが演じた〈こどもつかい〉との共演シーンは、グリーンバックでの撮影もあったんですが、目に見えないものを想像して驚いたりしなきゃいけないので、そのタイミングや演技のボリュームは常に探ってましたね。実際に映像になって、そういう部分がぴったり重なったときは「ちゃんとホラー映画になってる!」って、感動しました。

現場で怖い体験とかは……?

門脇 撮影した廃墟の雰囲気はちょっと怖かったですね。本当に病院だったところを使わせていただいたんですけど、気にし始めると本当に怖くなってしまうので、「全然怖くないよ!」って思いながらやりました。

そこにいる“何か”を感じるタイプですか?

門脇 いや、感じないです。感じないと思いながらやりました(笑)。でも、廃墟で撮影しているときにスタッフさんが「空間が歪んでる」って言っていた日があって、お塩とお酒で清めてから撮影を続けたということはありましたね。私は全然歪んで見えなかったですけど(笑)。

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