Interview

『兄こま』片寄涼太インタビュー「土屋太鳳さんに髪を洗ってもらうシーンはドギマギしました」

『兄こま』片寄涼太インタビュー「土屋太鳳さんに髪を洗ってもらうシーンはドギマギしました」

(笑)。現場の雰囲気はどんな感じだったんですか?

片寄 すごく楽しかったです。撮影中は女性スタッフのみなさんの中で、“推しキャラランキング(『兄こま』キャスト内)”が行われていたんですよ。その上位に常に君臨していたのが、〈芹川国光〉役の杉野遥亮くん。あの可愛さで人気を独り占めしてたんです。それが悔しくて悔しくて(笑)! 後半は、自分が出ている音楽番組を見せてカッコよさをアピールしようとしたら、逆に票がどんどん減っちゃって(笑)。1位を獲りたかったなぁ。

GENERATIONSのみなさんといるときと、雰囲気はまた違いましたか?

片寄 違いますね。『兄こま』のメンバーとは、地元の同級生と一緒にいる感じだったんです。GENERATIONSはグループなので、バランスがすごく大事なんです。全員が“親しき中にも礼儀あり”だと思っているので、良い意味で全員が一歩引いて接している部分があるんですよ。そういう意味では、全く違う雰囲気だったので、すごく新鮮でしたね。

言葉遣いも違いましたか?

片寄 全然違いました。GENERATIONSはほとんどのメンバーが年上なので、あまり砕けた話し方をしないんです。でも、『兄こま』のメンバーはほぼ同世代だったこともあり、その中で僕が硬い言葉遣いをしていたら、逆に距離があるように感じてしまうと思ったんです。だからこそ、撮影中はより砕けた話し方で、みなさんと距離感を縮めて、良い雰囲気作りを心がけました。

〈せとか〉を演じた土屋太鳳さんの印象はいかがでしたか?

片寄 相当、ストイックな方でしたね。あとは、良い意味で“色気より食い気”な方で、お肉を目の前にすると、誰の話にも耳を傾けないんです(笑)。そんなお茶目な部分もあって、すごく魅力的な方でした。ドラマのDVDに土屋さんがお肉について語っている場面があるので、そこも観ていただけたら、その雰囲気が伝わると思います。……と、さりげなくDVDの宣伝もしてみました(笑)。

素晴らしい流れです(笑)。さて、本作の主題歌である「空」は、GENERATIONSが歌っていますが、すごく素敵なバラードですね。

片寄 HIROさんからアイデアをいただいて、もともと事務所の先輩であるDEEPさんが歌っている名曲をGENERATIONSでカバーさせていただいたんです。メンバーの(数原)龍友くんとも、「真っ直ぐに歌った方がGENERATIONSらしさを出せるんじゃないか」と話していて、それを意識しながらレコーディングしました。あえて自分たちらしいやり方で挑戦したので、GENERATIONSらしさが出せたんじゃないかなと思っています。原曲とはまた違う、別の曲と捉えてもらいながら聴いていただけたら、新たな魅力を感じてもらえると思います。

歌詞と作品がリンクする瞬間はありましたか?

片寄 実は撮影中、“空”がすごく味方してくれたんです。何かが起こりそうなときは、独特の色をしたり、本当に気持ちの良いシーンのときは抜けるような青空だったり……。さらに、歌詞の内容は不器用な〈はるか〉に似ているように感じて、今までにないくらい思い入れの強い曲になりました。

映画と音楽は、すごく密接ですからね。片寄さんは普段、映画をよくご覧になられますか?

片寄 はい。映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13)を観たときは、音楽業界のあまりにリアルな描写に衝撃を受けました。同時に、佐藤健さんが演じた〈小笠原秋(あき)〉に憧れて、「僕も曲を作ろうかな」と思ったくらいです(笑)。最近観た洋画だと、『クラウド アトラス』(12)がすごく面白かったですね。過去と未来を行き来するSFの物語なのですが、壮大で不思議な話なんです。中でも、輪廻転生をしながら同じ人と恋に落ちる話は、すごくドラマティックな展開で大好きでした。

ロマンチストなんですね。

片寄 そうですね。“運命”や“縁”は信じます。お仕事にも“縁”があると思うので、これからも一つひとつのお仕事や出会いを大切にして、一つずつ大事に取り組んでいきたいと思っています。

片寄涼太

1994年生まれ、大阪府出身。GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとして、2012年にシングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビュー。2014年にはドラマ『GTO』(KTV)に俳優として初出演。ドラマ版『兄に愛されすぎて困ってます』(17/NTV)を経て、本作で映画初出演を果たした。2017年5~6月には、GENERATIONSとして2度目のワールドツアー“WORLD TOUR 2017 ~SPEEDSTER~”を開催。7月5日には、本作の主題歌「空」や、片寄自身が作詞を手がけた楽曲を収録する4枚目のアルバム『涙を流せないピエロは太陽も月もない空を見上げた』をリリース。7月22日からは国内ツアー“GENERATIONS LIVE TOUR 2017 “MAD CYCLONE””が開催される。

オフィシャルサイトhttp://m.tribe-m.jp/artist/index/38

映画『兄に愛されすぎて困ってます』

2017年6月30日公開

女子高生の〈橘せとか〉(土屋太鳳)は、恋愛体質なのにまったくモテず、現在告白12連敗中。クールだけど妹想いの兄〈橘はるか〉(片寄涼太)は、「妹を泣かせていいのは俺だけだ」と言い張り、彼女のことをずっと見守ってきたが、実は〈せとか〉と血が繋がっていないことを心に秘めていた。そんなある日、〈せとか〉の周りに突然、年上のイケメンたちが現れ、次々と〈せとか〉にアタックし始める。一人はいつでもお姫様扱いしてくれる〈美丘千秋〉(草川拓弥)。さらに〈せとか〉の初恋相手であるセレブ研修医〈芹川高嶺〉(千葉雄大)も数年ぶりに現れ、二人は急接近。突然やって来たモテ期に戸惑いながらも、本当に好きな人を見つけるべく奮闘する〈せとか〉。そんな中、〈はるか〉は〈せとか〉への想いが、ただの妹への愛だけではないかもしれないと気づいてしまう。

【原作】夜神里奈(小学館『Sho-Comi』連載中)
【監督】河合勇人
【脚本】松田裕子
【音楽】牧戸太郎
【出演】
土屋太鳳
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE) 千葉雄大
草川拓弥(超特急) 杉野遥亮 ほか
【主題歌】「空」GENERATIONS from EXILE TRIBE
【配給】松竹

オフィシャルサイトhttp://anikoma-movie.jp/

©2017「兄こま」製作委員会
©夜神里奈/小学館


兄に愛されすぎて困ってます

夜神里奈
Sho-Comi

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