POP UP GIRLS!  vol. 17

Interview

きっとあなたも招かれる!まねきケチャ、群雄割拠のアイドルシーンで快進撃は続く!

きっとあなたも招かれる!まねきケチャ、群雄割拠のアイドルシーンで快進撃は続く!

個々の活動でもめざましい活躍を見せ、そのパワーをグループへ結集し、すさまじい躍進を続けている“まねきケチャ”がメジャーデビューを果たした。
まねきケチャは、この世界に『福』を招くために、それぞれに属性を持ちながら、人間界に降り立った見習い天使だ。5人組で結成されたが、メジャーデビュー直前に藤咲真有香が卒業し、中川美優、藤川千愛、宮内凛、松下玲緒菜の4人となった。
2015年8月8日のお披露目ライブ以降、開催する単独公演はすべてSOLD OUTと、ライブにも定評がある。ダンスに呼応するコール、そしてあくまで生歌で想いを伝える姿勢には、ファンとの絆をしっかりと確認することができる。
結成から約2年でメジャーデビューへたどり着いた現在の心境に加え、これからもアクセル全開で登りつめるであろう夢について、メンバー4人に話を訊いた。
アイドルグループの概念を超えるポテンシャルを持ったこのグループから目が離せない。

取材・文 / もりひでゆき 撮影 / 荻原大志


4人の声に個性があるところも私たちらしいところなんじゃないかなって

まねきケチャは2015年8月のお披露目ライブ以降、群雄割拠のアイドルシーンで快進撃を続けてきました。ワンマンライブはすべてSOLD OUTし、会場の規模もどんどん拡大。インディーでリリースされたCDは2作連続でオリコンチャート1位を獲得。そして今回メジャーデビューを果たしました。グループを取り巻くこの追い風っぷり、ご自身たちではどう感じていますか?

宮内凛 自分たちではちょっと言いづらいんですけど(笑)、確かに上手くいっているなって思うところはありますね。

松下玲緒菜 デビューライブの頃から、まねきケチャのお姉さんグループであるdropのファンの方がたくさん応援してくださっていて。だから会場がガラガラでっていうことは最初からなかったんですよ。ほんとに順調だなって思います。

ただ、いい環境に置かれていることに甘んじているだけだとあっという間に淘汰されていく世界でもあるわけで。そういう意味では相当な努力しながら活動に向き合ってこられたんだろうなとは思うのですが。

藤川千愛 そうですね。私たちは結成したときに紅白歌合戦に出るっていうめちゃくちゃ大きな目標を立てて、そこに向かって頑張っているんです。しかも、その目標に向かう気持ちをファンの方も一緒に持ってくれていて。そういう状況が順調な活動に繋がっているような気はしますね。

宮内 これまでにかなりたくさんのライブを経験してきているので、現場で培ったものが武器になってるところもあると思います。どんなときでも私たちは100%生歌で勝負しているので、そのときの感情や体調によって毎回歌い方が変化するんですよ。それがお客さんを飽きさせない魅力になっているのかなって。

松下 ライブ後には毎回、それぞれが反省文みたいなものを書いてプロデューサーに渡してますしね。

中川美優 日報みたいな感じで。

反省をしっかりと次のライブへ繋げると。

宮内 そうですね。自分でもその反省文を見返すと、「あ、あのときはここができなかったんだな」とかわかりますしね。

松下 「ここは前回上手くいかなかったけど、今日は上手くいったな」とか。成長が実感できるのがいいところですね。

まねきケチャは楽曲に恵まれている印象もありますよね。他のアイドルとは一線を画す、すごくいい曲ばかり。

宮内 カラフルな衣装を着ているので、曲も普通のアイドルのようなわちゃわちゃした感じなのかなと思いきや、メッセージ性の強い曲が多いんですよ。そのギャップもまた魅力だと思うんです。なので、それをいかに感情的に伝えられるかっていうことを大切にして常に歌うようにしてますね。みなさんにとって生きる糧になるような歌をこれからも歌っていきたいです!

松下 まねきケチャの曲は共感できる部分が多いので、自分たちも元気がないときに聴くとすごく染みますからね(笑)。そこが好きです。

藤川 あとは4人の声に個性があるところも私たちらしいところなんじゃないかなって思います。声優を目指している美優ちゃんなんかはものすごくかわいいアニメ声で歌っていますし。

中川 ……まねきケチャの曲に私の声は合わないなって自分では思いますけど。

中川美優

いや、そこにもいい意味でのギャップが生まれてるんじゃないですかね。色の違う4人の声が合わさることで他にはない魅力が生まれているようにも思いますし。

宮内 うんうん。

中川 ……じゃ良かったです(笑)。

他のみなさんは自分の声の個性についてどう感じていますか?

松下 ライブでメッセージ性の強い曲を歌うと泣いているお客さんもいるんですよ。なので私は感情を思い切り込めて歌うのが好きだし、得意です!

藤川 私は歩いてる人たちの足を止められるような歌を歌いたいなっていつも思っています。まねきケチャではリードボーカルを担当しているので、グループを歌で引っ張っていきたいっていう気持ちも強いですね。

宮内 私は歌に自信がないんですよ。最初は歌うのがほんとに嫌いだったくらいなので。でも今は少ない歌割りの中でも、他のみんなに追いつこうと頑張って歌っています。きっと新しい楽曲ごとに成長を感じてもらえると思うので、そこが私の歌の個性なんじゃないかなって思いますね。

藤川千愛

メジャーデビューのタイミングでメンバーが4人になってしまったので……やっぱり不安もあります

そんなまねきケチャは今回、待望のメジャーデビューを果たしたわけですが。今どんなお気持ちですか?

藤川 メジャーデビューすることはずっと夢だったので、今はすごく嬉しい気持ちでいっぱいですね。今まで以上にたくさんの人に私たちの音楽を届けられるきっかけになると思うので。

宮内 メジャーが決まったって聞いたときはビックリしましたけどね。「すごい有名なとこ(レコード会社)じゃん!」と思って(笑)、すごく誇らしい気持ちになりました。ただ、当然その分プレッシャーも大きいんですけど。

中川 うん。好きなアーティストさんがたくさんいるレーベルでもあるのでプレッシャーはすごいあります。

松下 しかもメジャーデビューのタイミングでメンバーが4人になってしまったので……やっぱり不安もありますよね。

結成時からのメンバー、藤咲真有香さんが5月26日をもって活動停止となり、6月で卒業されるんですよね。

松下 そうなんです。「これから!」っていうときだったんで……。

宮内 正直、みんな動揺しちゃったところはありましたね。でも今は気持ちをちゃんと切り替えて前を向いてるんで大丈夫ですよ!

松下 そうだね。悲しんでいるファンの人たちの姿をもう見たくないんで、私たちが元気にパフォーマンスしなきゃなって。メジャーという場所にしっかり爪痕を残せるように、ここからさらに頑張りたいですね。

メジャー一発目のシングルはダブルAサイドになっています。1曲目の「どうでもいいや」は片思いモチーフにした勢いのあるナンバーですね。

松下 片思いの曲でもあるんですけど、普段の生活できっと誰しもが感じたことがあるだろう“どうでもいいや”っていう気持ちを歌った内容になってますね。

藤川 “どうでもいいや”ってすべてを投げ出せたらラクになれるところもあるんでしょうけど、なかなかそうはいかないこともあって。そのもどかしい気持ちを表現した歌なんです。私たちがそうだったように、きっと共感する人が多いんじゃないかなって思います。

宮内 曲の最後のほうでは聴いてくださる方の背中を押すようなメッセージも込められてますからね。歌ってる自分たちとしてもすごく救われる感覚があります。

タイトルだけ見ると投げやりな歌に思えるけど、実際はそうじゃないですからね。

宮内 そうなんですよ。1曲通して聴くと頑張ろう、一歩前に踏み出そうって思えると思います。

中川さんも共感できました?

中川 ……私は常に“どうでもいいや”と思って生きているので共感はできないですね。いろんなこと気にしないので。

宮内凛

あははは。それもまたいい生き方だと思います(笑)。ボーカルのレコーディングはいかがでしたか?

中川 そこに関してもあんまりいろいろ考えて歌わないタイプなので、自然に歌いましたね。

あまり苦労することはなく?

中川 はい。

藤川 いやでも、この曲はキーがすごく高いから最初はすごく苦戦したんですよ。でもライブで何度も歌ってきたことで声の音域が広がったのか、すごく気持ちよく歌えるようになって。

ライブで歌い慣れた後、今回のシングル用にレコーディングしたということですか?

松下 そうです。だからこそめっちゃ難しかったというか。ライブだと興奮してるから高いキーも普通に出るんですけど、それをレコーディングでやろうとすると全然できなくって。

レコーディングでは1人ずつブースに入って歌うから、ライブとはまったく雰囲気が違いますもんね。

松下 だから私はブースの中でも「ライブやってます!」みたいな感じで踊りながら歌いましたね(笑)。

宮内 私は1フレーズずつ丁寧に時間をかけて歌いました。ほんとに大変だったんですけど、いい仕上がりになったと思います。

藤川 ライブで聴く方が迫力はより感じられるとは思うんですけど、それとはまた違った歌がCDには落とし込めたと思うんで、ぜひ両方楽しんでもらいたいですね。

松下玲緒菜

で、もう1曲は「ありきたりな言葉で」。こちらはすごくハッピーな日常を描いたラブソングになっていますね。

松下 この曲はライブではけっこう前からやっているので、お客さんにもなじみがあるし、私たちもすごく歌いやすいんですよ。大好きですね。

中川 前のシングル(2016年10月リリース「タイムマシン/SPLASH」)を発売した頃にはもうあったもんね。

藤川 私は何気ない日常を描いた、この曲のような歌詞がすごく好きなんですよ。ストレートに情景が浮かんでくるので、ライブではいつもファンの方とデートする気持ちで歌うようにしてます。

中川 今回のレコーディングであらためていい歌詞だなって思いました。

メロディもすごくいいですよね。ハッピーな内容なんだけど、ちょっとせつなさを感じさせる部分もあって。

松下 けっこう曲が長いので、せつなさが出てる部分があったり、転調してみたり、1曲の中で飽きさせない展開があるところもすごくいいんですよね。

大サビの<キミのいない世界に怯えて/キミのいない世界を憂いて>のとこは最高に染みるポイント。泣いてるんじゃないかってくらい感情がこもった歌になってます。

松下 あそこは私と千愛ちゃんの掛け合いなんですけど、私も大好きなところですね。

藤川 うん。ブースでは1人で歌うんで、大泣きしそうになるのをこらえながら歌いました(笑)。

宮内 そこが好きすぎてライブで聴き入ってしまうことがけっこうあるんですよ。その後すぐ間奏で踊らなきゃいけないんだけど、「あ、ヤバい! 動くの忘れてた」みたいな(笑)。それくらい引き寄せられる歌だと思いますね。うるうるしてるお客さんも多いですし。

まねきケチャはダンスも大きな魅力になっていると思いますが、この曲の見どころは?

宮内 曲の中で何度か出てくる<愛してる>っていうフレーズのところでは、私たちが客席を指さすんですよ。それによって、「指さされたの俺だ!」みたいに思ってくれる人がいっぱいて(笑)。この曲にはそういう楽しみがありますね。

松下 あと私たちの曲の振りには手話が入っていることも多くて。歌詞に合わせた手話になっているので、そこにも注目して欲しいですね。

宮内 私たちのマネをして、ぜひ一緒にやって欲しいです!

1 2 >
vol.16
vol.17
vol.18