LIVE SHUTTLE  vol. 167

Report

X4、“Xross Mate”と一体になる圧巻のパフォーマンス。MCから溢れる熱い想いも

X4、“Xross Mate”と一体になる圧巻のパフォーマンス。MCから溢れる熱い想いも

NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』の〈岩佐栄輔〉役でも話題を集めた松下優也ことYUYA率いる5人組ダンス&ボーカルグループ、X4の全国ライブツアー〈X4 LIVE TOUR 2017〜Xross Mate〜〉が閉幕した。
4月2日の大阪公演からスタートし、全国18ヵ所での開催を予定していたが、急遽、東名阪Zeppでの追加公演が決定。今年3月にリリースしたメジャー2ndアルバム『Xross Mate』を引っ提げたツアーで、アルバム収録曲を中心に全20曲を披露。ファンキーなネオディスコやトロピカルハウス、EDMなどのダンスナンバーはもちろん、ヒップホップやR&B、泣けるバラードなど、幅広いジャンルの楽曲を熱く、クールにパフォーマンスし、“様々なところで出会ったファン”=クロスメイトを魅了した。
『エンタメステーション』では、今回、歌やラップ、ダンスと同様にメンバーそれぞれの個性やメンバーの関係性が見えるMCをピックアップ。X4というグループのライブにかける熱い想いもここで感じ取れるだろう。

取材・文 / 永堀アツオ 写真 / スズキ シンノスケ


いろんな活動をしているなかで、僕らはライブを一番大切にしている。そのライブに来てくださるみなさんはパワー

KODAI、JUKIYA、SHOTAが、トラップと呼ばれているエレクトロヒップホップの要素を盛り込んだスペーシーなユニット曲「Fly in」を緩急を付けたダンスとダイナミックな歌でビートを自由自在に操り、新たな可能性を示してみせた。

KODAI このツアーから3人で歌わせてもらう機会をいただいて、改めて、3人で歌うのはすごく新鮮で。どうですか、今の気持ちは?

JUKIYA 本当に幸せに思います。ありがとうございます!

SHOTA 「Fly in」はKODAIくんが作詞してくれたんですけれども、どういう感じの気持ちを込めて書いたかを聞いていたので、すごく気持ちを込めてレコーディングできましたし、こんなたくさんの人の前で歌うことができて幸せに思います。

KODAI こうやって3人で歌わせていただく機会をくれたメンバーやスタッフさんに感謝やし、それを受け入れてくれる存在、X babyのみんながいてくれるからこそ、こうして3人でパフォーマンスできたんやな、と。ここ、Zepp Divercity TOKYOに来て、改めていろいろと思い返して。全国各地のみなさんに温かく見守っていただいて幸せ者やなと思います。そして、僕ら3人ね、意外とプライベートとかでも一緒にご飯に行ったりとか、ライブを一緒に行ったりしてて、仲良くさせてもらってるんですよね。

SHOTA ……KODAIくん、あのぉ……仲良くない(笑)。

KODAI いやいや、仲いいやん!! なんでいきなり否定してきた?(笑)いい感じで喋ってたのに。

SHOTA 僕の中では、ご飯食べた、ライブ行った、仲いいって捉えられるのはちょっと(笑)。

KODAI そこまでいったら、仲ええでしょ! なぁ、JUKIYA?

JUKIYA え! あ、任せます。

KODAI どういうこと? なんで自分との仲の良さを他人に任せるの? じゃあ、俺が「仲良くないよ」って言ったら、お任せして、仲良くないってこと!?

JUKIYA 全然、大丈夫です!(笑)

KODAI なんでやねん! 気まずうなるわ(笑)。

パフォーマンスのエッジーさとは違う、ナチュラルなトークで場内は笑いに包まれる。そこへ、「そろそろ兄貴を呼びますか?」とYUYA、T-MAXが登場し、トークを交代。

YUYA (客席を見て)めっちゃ座ってる! 座ってると、すごい冷静になりません? ライブハウスではみなさんずっと立ちっぱなしですから、こうして椅子があるほうがみなさんは嬉しいでしょうけど(笑)。

T-MAX 僕たちも安心して喋れますしね。

YUYA ……いやいや、MAXは安心して喋らんといて。安心されるとちょっと(苦笑)。

T-MAX じゃあ、巻き目で!

YUYA アルバムの中に2人で歌ってる「Baby it’s love」という曲があって。“あなたと始まりが一緒だったらいいな”っていう部分があるんですけど、僕らはそれぞれスタートが違うし、X4として出会うまでは、違う日々を歩んできてたわけじゃないですか。メンバーと初めて会ったときの印象はどうでした?

T-MAX 僕はKODAIですね。これから一緒にやっていくメンバーですって会ったとき。レッスン帰りに急に電話がかかってきて、みんながご飯を食べてるところに飛んで行ったんですけど、そのときのことは一分一秒も忘れてません。

YUYA ほんま?

T-MAX そのときの雰囲気とか、空気は覚えてます。ずっとワクワクしてた。

YUYA ……あ、自分がね。KODAIがそのときどうやったとかじゃなくて。そのときの自分の気持ちを言ってくださったのね(笑)。

T-MAX ワクワクしすぎて、子供の頃のクリスマスかと思いましたね。

YUYA ん? プレゼントがKODAI? 寝て起きたら、靴下の中にKODAIが入ってた? 俺は嫌ですね、それ(笑)。

T-MAX まぁまぁ、例えじゃないですか(笑)。

YUYA 例えにしてもかけ離れすぎてますよね?

T-MAX ポエマーっていうことで(苦笑)。

YUYA ……うん。今日もまとまらなかったですね(笑)。とにかく僕らはいろんな出会いがあって。X4がなかったら出会ってなかったかもしれない仲間だって考えると不思議だし、面白いなって思います。

YUYAとT-MAXのデュエットによる「Baby it’s love」はアコギを基調にしたラブバラード。表現力の豊かなボーカルと美しいハーモニーからは、この2人にしか醸し出せない、甘く切ない大人の色香が漂っていた。

アンコールではKODAIが「全国を回って、たくさんのパワーをもらってきて。僕らに何か返せることはないかと思い、本日、新曲を持ってきました! YUYAくんが作詞してくれて。僕らの普段の想いを代弁して、この一曲に詰め込んでくれているので、みなさんに届けたいなと思ってます」と切り出し、続けてYUYAが「僕らがMCで伝えてることだったりとか、メンバー全員がそれぞれ、今日、来てくれているみんなに思っていることを歌詞にしました。本当にこういう活動をしていて、一番近くにいる存在だと思っています。僕らを応援してくれているみんながいるからこそ、僕らは歌えてるという想いを歌にしました」と語ると、場内からは大きな拍手が湧き上がった。

「タイトル未定なので、みなさんに決めてもらいたい」という新曲を披露したあと、ツアーの思い出として、JUKIYAが「松山公演のアンコールで踊ってたら、ズボンがビリって破れて。パンツが丸見えで、それを隠すのに必死だった」と明かしたり、アメリカのサンノゼで開催された〈Fanime Con2017〉に出演した際の話に展開し、「JUKIYAが踊ってる写真を見たら、チャック全開だった」「MAXの携帯が初日になくなった」「YUYAくんが機内でめっちゃ寝ぼけてた」というエピソードなどでさらに爆笑を誘った。

手を繋いで新しい未来へと走り出すハウスナンバー「声にしたなら」で会場をひとつにした彼らは最後に満員の観客に向けて、ひとりずつ、丁寧に感謝の気持ちを伝えて、2時間30分を超えたライブを締め括った。

JUKIYA 僕がこうしてステージに立てているのは、X babyの応援があって、支えてくれるみんながいるからだといつも感謝しています。ありがとうございます。これからも突っ走っていくので、応援のほど、よろしくお願いします。

SHOTA めちゃくちゃ楽しかったです。今日のこのDiverCityは、僕が初めてX4を観た会場です。そのときはみなさんと同じ、お客さん側で観ていて。でも、今は、メンバーになれて、ステージに立って、みなさんの前で歌って踊れることができて、本当に幸せに思います。人生は何が起こるかわかりません。今回のタイトル“Xross Mate”はYUYAくんが考えてくれた造語です。 “Xross Mate”に似た言葉で、沖縄の方言で“イチャリバチョーデー”という言葉があります。“一度、会えばみな家族”という意味なんですけど、実は今日、沖縄から初めておばあちゃんが観に来てくれてて、そのおばあちゃんからの教えなのですが、本当にそのとおりだなって。出会いの素晴らしさを改めて気づかされた気がします。出会ったからには、これからも共にX4ライフを歩んでいきましょう。小指を出してください。また僕らに会いに来てくれますか? また素敵な笑顔を見せてくれますか? これからもX4を愛すと誓いますか? 指切りげんまん〜♪ はい、約束です!

T-MAX こうやって大きい公演をするときの前の夜は、最初の公演を思い出すことがあります。僕がX4として活動し始めてもうすぐ3年。振り返るとあっという間やなって。すごい濃い時間をずっと突っ走ってきたんですけど、もう3年も経ってるのかっていう、いろんな気持ちの自分がいて。その中で、後悔しないように、濃密な愛を渡していかないといけないなって思うんです。まだまだ上を目指して突っ走っていくので、僕たちの愛を受けて、みなさんも、もっともっと愛をください。愛してます!

KODAI 全国各地いろんなところを回らせてもらって、みんなが目の前にいて、僕らがステージに立って、歌ったり、踊ったり、一緒に笑ったりしていることが、自分の生きている中の一部になっていて。でも、当たり前になったらあかんなと思うんです。僕らもみんなも、生きている中で、この日は、たった一日しかないんです。明日になったら今日に戻られへんし、今日から昨日にも戻れない。今日という一日をみんなと共有できたことをほんまに幸せに思うし、音楽をやっていたから、こんなにたくさんの人と出会えたんやなと思います。ほんまに幸せです。ありがとうございました。

YUYA  X4という音楽、存在をいろんなところでみんなが目にしたり、耳にすることがデビュー当時よりも増えてきたと思うので、すごくありがたく思ってます。いろんな活動をしているなかで、僕らはライブを一番大切にしているので、そのライブに来てくださるみなさんはパワーになるし、みんながいるからこそ僕らはこうやって活動できる。普段は案外、地味な生活をしているんですけど、ちょっと疲れてるときでも、こうしてライブでみんなが一緒に笑ってくれる姿を見るとホッとできるというか。僕らにとっての“本物の存在”が近くにいてくれてると思えるから、また頑張っていこうと思えるし、新曲の歌詞にも書いたけど、みんなが見たことのない景色に僕らで連れていきたいなと思ってます。今日は遊びに来てくれて、いっぱい楽しんでくれて、ありがとうございました!

キレ味鋭いダンスをベースに、次々と変化するフォーメンションを見せ、情感たっぷりな歌心を聴かせ、早いパッセージのラップをフロウする。時には、会場一体となってシンガロングしたり、踊ったり、叫んだり、軽快なトークに笑ったり……。一瞬たりとも飽きさせないバラエティに富んだ内容で、歌、ダンス、ラップと、それぞれの強烈な個性をストレートに発揮したステージとなっていた。初めて観た人でも一瞬で惹きつけられてしまう魅力を放つライブを見せてくれた彼らは、最後に10月4日にミニアルバムをリリースすることを発表。“クロスメイト”の輪はこれからますます広がっていくだろう。

X4 LIVE TOUR 2017〜Xross Mate〜 2017.6.22@Zepp Divercity TOKYO SET LIST

M01. Xross Mate
M02. Rockin’ It
M03. Killing Me

M04. Once More Dance
M05. i want you back
M06. I don’t know
M07. サヨナラ愛してた
M08. 最後の言葉
M09. Fly in
M10. Baby it’s love
M11. Party Up!!
M12. Higher than your cloud
M13. Bang A Gong
M14. free fall cry
M15. O
M16. #musicoverdose
EN01. キズナ
EN02. 新曲(タイトル未定)
EN03. Rainbow Road
EN04. 声にしたなら

リリース情報

Mini ALBUM「タイトル未定」
2017年10月4日発売
*詳細は追って発表

X4(エックスフォー)

YUYA、KODAI、T-MAX、SHOTA、JUKIYAからなる、関西発ボーカル&ダンスグループ。2015年に結成し、シングル「Killing Me」でメジャーデビュー。2016 年 5 月にはメジャー1stアルバム『Funk,Dunk,Punk』をリリース。2017年は、2月にアルバム『Xross Mate』を発表、4月より全国ツアーを敢行。8月には〈X4 FAN MEETING -Vol.2-〉の開催も決定している。
メンバーはソロとしても活動しており、YUYA(松下優也)は、7月〜舞台『僕だってヒーローになりたかった』、2018年3月に舞台『ROMALE ~ ロマを生き抜いた女カルメン~』に出演するほか、秋には〈Anniversary LIVE〉を行う。KODAIは、7月より〈HEAVY RHYTHM 2017 〜KODAI SOLO LIVE〜〉を開催。
オフィシャルサイト

〈KODAI〉
HEAVY RHYTHM 2017 〜KODAI SOLO LIVE〜

7月12日(水)梅田TRAD
7月14日(金)福岡 BEAT STATION
7月21日(金)名古屋 SPADE BOX
7月26日(水)渋谷 duo MUSIC EXCHANGE

〈松下優也〉
Anniversary LIVE

11月25日(土)松下 IMPホール
11月26日(日)松下 IMPホール
12月7日(木)Zepp Tokyo

《追加公演》
11月29日(水)名古屋ダイアモンドホール
12月5日(火)福岡 イムズホール

《再追加公演》
松下優也「Anniversary Live ファンクラブ特別編 〜 クリスマス&大忘年会〜」
2017年12月19日(火) Zepp DiverCity Tokyo
2017年12月26日(火) Zepp NAMBA

vol.166
vol.167
vol.168