LIVE SHUTTLE  vol. 171

Report

SOL BIGBANGメインボーカルが史上初の快挙。海外アーティストとして日本でスタジアムツアー開催中!

SOL  BIGBANGメインボーカルが史上初の快挙。海外アーティストとして日本でスタジアムツアー開催中!

SOL  TAEYANG 2017 WORLD TOUR <WHITE NIGHT>
2017年7月8日 千葉・ZOZOマリンスタジアム

コンサート終了後、スタジアムの外に出ると、夜空には満月が浮かび上がっていた。ここまでがショーだったとは。SOLの粋でロマンチックなプレゼントにやられた。

アジアが世界に誇るモンスターグループ“BIGBANG”。そのメインボーカリスト、SOL(読み:ソル)が自身2度目となるワールドツアー[TEYANG 2017 WORLD TOUR<WHITE NIGHT>]を日本のスタジアムツアーからスタートさせた。現在日本で開催中の[TEYANG 2017 WORLD TOUR <WHITE NIGHT>IN JAPAN-SOL STADIUM LIVE-]は、今回のワールドツアーの中でも最大規模のステージ。もちろん、日本において海外アーティストがスタジアムツアーを行なうのは史上初の快挙となる。そんな記念すべきツアーから、7月8日(土)に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われたライブ初日をレポート。
ただし、まだツアーが控えているため、楽曲および演出についての記述は一部に留めさせていただく。

猛暑だったこの日、ようやく太陽がスタジアムの向こう側にある海へと沈み、海風が心地よく吹き出した頃、満員に埋め尽くされたスタジアムにオープニングアクトのWINNERが登場。
「僕たちが練習生のときから尊敬しているSOL先輩のオープニングアクトに出られて嬉しいです。先輩、聞こえてますか? ありがとうございます。先輩、愛してまーす!」とリーダーのスンユンが感謝の気持ちを伝え、いまだに異例のロングヒットを記録している最新曲「REALLY REALLY 」を日本語で歌唱。すると、スタジアムには“愛してる”という温かい歌声が響き渡った。

照明が落ちると、ステージにはGt,Ba、Dr、Keyの4人編成のバンドが静かにスタンバイ。前回同様、今回も生バンドを従えてのライブだ。音楽のグルーヴ、メロディーをそのときのテンションや場内の雰囲気に合わせて自由に乗りこなしてパフォーマンスしていくタイプのSOLには、生バンドがとても合っている。様々な自然現象を映し出していくオープニング映像に続いて、ピアノがイントロを奏でる。
舞台下からゆっくりとステージの一部がせり上がり、SOLが姿を表すと、歌声がかき消されるほどの歓声がスタジアムにこだまする。“My name is T to the A to the E”と聴こえてきたのは、SOL曲のなかでも、タフなヒップホップビートが印象的な「RINGA RINGA」。
BIGBANGのリードボーカルでありながらダンスマシーンでもあるSOLは、オープニングから男性ダンサーたちを従え、鍛え抜かれた筋肉質なボディをフルに使って、彼がもっとも得意とするワイルドかつパワフルなダンスで男らしさをアピール。ライブでは肌の露出の多いタンクトップを好み、それさえもすぐに脱ぎ捨てていつもワイルドな風貌でパフォーマンスしているSOLが、この日は”WHITE NIGHT“というタイトルに合わせて、衣装、アクセサリーやイヤモニ、手に持ったマイクまで真っ白で統一。いつもとは違った、眩しいほど光り輝くたたずまいでまずはファンを魅了。
この後も曲に合わせて次々と白をテーマにしたスタイリッシュな洋服に着替え、歌とマッチしたオシャレなファッションで自らに照明を集め、様々な光を放っていったSOL。

「千葉、こんばんは」という挨拶で始まったMCでは「暑い夏にコンサート、もう死にそうです(笑)」といって笑いを誘った後は、今回のツアータイトルについて自ら解説。
SOLという名前は日本語で太陽という意味。「WHITE NIGHTは白夜。太陽が沈まないという意味でしょ? 日が沈んでも僕がステージにいるから今夜は太陽は沈まない。フフッ、(ドヤ顔で)カッコいいでしょ?」とファンに話しかけた。そして、このタイトルを自ら悩んで決めたからこそ、開演時間(この日は19時)を日没後にしたいとスタッフに交渉したことも明かし、ファンを驚かせた。
また、SOLは今回初めて一人でスタジアムライブを行なうことにも言及。BIGBANGとしてはこれまでいろんなスタジアムに立ってきたが、一人でこのような大きなスタジアムに立ってることは「信じられない」と話し、さらに「子供の頃から歌手になる夢を想像するときは、いつもスタジアムに立ってる姿を想像してたので、それが今日叶って夢見たいです」と付け加えた。
そうして「幸せで死にそうです」ととてもチャーミングな笑顔を浮かべた。

今回のツアーではおなじみの曲も様々なスタイルにチューンアップされている。中盤に演奏された「1AM」( JAP ver.)では、オーディエンスが一丸となってサビをシンガロングするパフォーマンスを、SOLが場内に呼びかけて引き出していったり、正統派R&B系のラバーチューン「I NEED GIRL」はしっとりとしたアコースティックアレンジにサウンドを変換。彼の甘い歌声をさらに柔らかくスィートな味に仕立てて、スタジアム中のファンを声で悩殺していった。
もちろん、今回初披露の曲もある。本当はツアー初日に新曲を演奏しようとしていたが「間に合いませんでした。申し訳ありません」と謝り、「その分、スペシャルな曲を準備しました」といってLEXUS KOREA×SOLのコラボ曲として自ら作詞・作曲を手掛けた「SO GOOD」を披露したのだ。トレンドなネオソウル系サウンドを前面に押し出したグルーヴィーなバンド・アンサンブルに、得意のファルセットで滑るように歌をのせていくこの曲で、SOLは大人のダンスチューンの扉を見事に開いて見せた。
そうして、ライブも後半戦へと突入すると、SOLとともにWINNERのラッパー、ミノが赤いキャップに白いジャケットを羽織って舞台に現れると観客はたちまち狂喜乱舞。WINNERがフロントアクトに決まったとき、誰もが「もしかすると!」と期待していた「FEAR feat.SOL/MINO(from WINNER)」を2人揃ってパフォーマンス。熱くスリリングな掛け合いで、ファンの度肝を抜いた後、SOLは笑顔で「ミノ、かっこいいでしょ?」とミノを讃えた。

ライブも終盤に差し掛かったとき、今回のツアーの準備と並行して新しいソロアルバムの制作に取り掛かったことを打ち明けたSOL。
「僕は来年からブランクになりますので、今回のアルバムは自分が納得できて、みんなにも認められるものにしたくて。それで遅くなってしまってゴメンなさい」とツアー初日に新曲が間に合わなかった理由もはっきりとファンに伝えた。そうして「僕はこれからBIGBANGの一人のメンバーとして、SOLOアーティストとして、世の中で一番輝く存在でいます」と力強く宣言。そして「いつもそばにいて、太陽のようにみんなを輝かせるアーティストでいるので、僕やメンバーたちのことも愛して下さい」といった後、今夜のライブに関して「白夜みたいに輝いてます。この瞬間は永遠に消えず、僕の中で輝くと思います」と断言した。そして、最後はいまやSOLの代名詞となった名バラード「EYES,NOSE,LIPS」でクライマックスへ。
スタジアムという広大な空間に集まった満場のオーディエンスが生み出した静寂のなか、一つ一つの言葉、一つ一つのメロディを確かめるように気持ちを込めて歌うSOLの伸びやかに響き渡っていく歌声が、曲の後半、どんどん熱を帯び、叙情的なフェイクへと高まっていった瞬間、感動が涙に変わる。
そうして、舞台後方にはものすごいスケールの打ち上げ花火が何発も何発も上がり、感嘆の声が上がる中、ファンにとっても永遠に輝くWHITE NIGHTとして記憶に刻まれていった。

そうして、アンコールが終わった後、スタジアムの外に出たら、夜空に浮かんだ真っ白い満月がSOLの代わりにWHITE NIGHTを作るという粋な演出がみんなを待ち受けていて、終演後まで、ファンはSOLの深い愛を感じて感動しっぱなしだった。

来月、SOLはほっともっとフィールド神戸に場所を移して、本ツアー開催。「次は新曲もやれたら」と語っていたSOL。その時期、神戸部の夜空には、満月が浮かび上がるーー。

そして、この夏はBIGBANGのメンバーのソロ活動が日本に集中。SOLのスタジアムツアーの他に、G-DRAGONが現在行なっているワールドツアーも日本に上陸。ドームツアーを開催する。また、春に初のドームツアーを成功させたD-LITEは[DなSHOW vol.1]で全国各地を細かく駆け巡るので、こちらも見逃せない。

文 / 東條祥恵

SOL  TAEYANG 2017 WORLD TOUR <WHITE NIGHT>
2017年7月8日 千葉・ZOZOマリンスタジアム

セットリスト(抜粋)
1.RINGA LINGA
7.1AM
9.I NEED A GIRL (acoustic ver.)
10.SO GOOD
12.FEAR feat. SOL / MINO (from WINNER)
14.EYES,NOSE,LIPS

ライブ情報

SOL

【SOL JAPAN STADIUM LIVE 2017】
8月5日(土)兵庫県 ほっともっとフィールド神戸 開場17:00 / 開演19:00
8月6日(日)兵庫県 ほっともっとフィールド神戸 開場17:00 / 開演19:00

G-DRAGON

【G-DRAGON 2017 WORLD TOUR <ACT III, M.O.T.T.E> IN JAPAN】
8月19日(土) 福岡 ヤフオク!ドーム  開場15:00 / 開演17:00
8月22日(火) 京セラドーム大阪   開場16:00 / 開演18:00
8月23日(水) 京セラドーム大阪   開場16:00 / 開演18:00
9月19日(火) 東京ドーム   開場16:00 / 開演18:00
9月20日(水) 東京ドーム   開場16:00 / 開演18:00

D-LITE

【DなSHOW Vol.1】
8月11日(金・祝)千葉県 舞浜アンフィシアター
8月12日(土)千葉県 舞浜アンフィシアター
8月16日(水)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
8月17日(木)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
8月25日(金)大阪府 オリックス劇場
8月30日(水)宮城県 仙台サンプラザホール

9月6日(水)愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
9月7日(木)愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
9月9日(土)埼玉県 さいたま市文化センター 大ホール
9月17日(日)北海道 ニトリ文化ホール
9月18日(月・祝)北海道 ニトリ文化ホール
9月22日(金)広島県 広島文化学園HBGホール
9月23日(土・祝)大分県 iichikoグランシアタ
9月25日(月)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
9月27日(水)長崎県 長崎ブリックホール
9月30日(土)滋賀県 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
10月1日(日)岡山県 倉敷市民会館
10月3日(火)兵庫県 神戸国際会館
10月6日(金)大阪府 オリックス劇場
10月8日(日)大阪府 オリックス劇場
10月9日(月・祝)大阪府 オリックス劇場
10月13日(金)千葉県 舞浜アンフィシアター
10月14日(土)千葉県 舞浜アンフィシアター
10月17日(火)新潟県 新潟県民会館
10月19日(木)石川県 本多の森ホール
10月22日(日)大阪府 オリックス劇場
10月25日(水)東京都 中野サンプラザホール
10月27日(金)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール

SOL

1988年 5月18日生まれ。 
BIGBANGではメインボーカルを担当。濃く甘い、本格的なR&Bスタイルのボーカルワークとグルーブ感あふれるダンスが特徴。彼の独特なダンススタイルは、韓国のパフォーマーの憧れとされている。
SOLという名は韓国での活動名・テヤンが太陽を意味することからついた。
ソウルフルなボーカルとパワフルなダンスで常に観客を魅了するSOLは、敬愛するマイケル・ジャクソンのように世界中を感動させるアーティストになるのが大きな夢である。英語が堪能で、日本語も得意。

オフィシャルサイトhttp://ygex.jp/bigbang/

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