Interview

山崎育三郎がゲストも巻き込み歌って踊る!「前代未聞のドラマ」と自信のぞかせる『あいの結婚相談所』

山崎育三郎がゲストも巻き込み歌って踊る!「前代未聞のドラマ」と自信のぞかせる『あいの結婚相談所』

ミュージカル界のプリンスが、テレビドラマの世界に旋風を起こす。
話題のドラマへの出演が相次ぐ俳優の山崎育三郎が、7月28日スタートの金曜ナイトドラマ『あいの結婚相談所』(テレビ朝日系)でついに民放連ドラ初主演することとなった。原作は、加藤山羊作画、矢樹純原作の同名人気コミック。山崎は、成婚率100%を誇る「あいの結婚相談所」の所長・〈藍野真伍〉を演じる。この〈藍野〉という男、元動物行動学の准教授にして、依頼者の前でも平然と毒舌をふるう超曲者(くせもの)。山崎育三郎だからできる、新しいヒーロー像に注目したい。

取材・文 / 横川良明 撮影 / 相馬ミナ


〈藍野さん〉は本当は心のある人なんだと思う

以前、別のインタビューで「いつかテレビドラマで主役を張るのが夢」とおっしゃっていました。いよいよ今回その夢が現実になりましたが、今のお気持ちは?

本格的な連ドラは2015年の『下町ロケット』(TBS系)が初めて。そこからまだ2年しか経っていないのに、こうして主演を務めさせていただけるというのは光栄な反面、プレッシャーも感じます。

主演のプレッシャーを感じるのは、どんなときですか?

やっぱり主演である以上、こうして作品を取り上げていただくときも、真っ先に自分の名前が世に出ていく。そんなときは、「ああ、自分が主演なんだ」と実感します。あとは、ミュージカル関係者も含め、周りの反響がすごくて。たくさんの方から「主演なんだ」「すごいね」と連絡をいただきました。そういう声をもらうたびに、身の引き締まる思いがします。

原作の感想を聞かせてください。

ものすごく面白くて、あっという間に読んでしまいました。〈藍野さん〉は何を考えているのかまったく読み取れないキャラクター。「結婚に恋愛感情は必要ない」と言い切ったり、依頼者を応援しているようにはとても見えないんだけど、最後は想像を超えた展開の連続で、スカッとするところが面白い。毎回、成婚に持っていく方法が鮮やかで釘付けになりました。

おっしゃる通りハチャメチャなキャラクターですが、共感できる部分はありますか?

最終的にはどのカップルも心から通じ合って結ばれるというのが、この物語のポイント。それはやっぱり〈藍野さん〉自身が、決して表には出さないけれど、心のある人だからだと思うんです。ただ依頼者を結婚させることだけを目的にしない。ちゃんと相手のことをよく見た上で、いちばんぴったりの人と結婚させようという彼のスタンスは共感できますし、大事に演じたいなと思います。

そんな強烈な〈藍野〉をどんなふうに演じていきたいですか?

今回、ドラマ化にあたって、「歌の素養も持ち合わせている」というオリジナルの要素が加わりました。だから、原作の〈藍野さん〉をそのままなぞろうという感じではなくて。原作のイメージをベースにさせていただきながら、またゼロから新しい〈藍野さん〉をつくりたいなと考えています。
今はとにかくやることが多くて! まず台詞量が圧倒的に多い上に、動物の生態に例えて話すことが多いので、正しく覚えるだけで大変。しかも今回は歌とダンスとピアノもある。楽曲も全部オリジナルだから、台詞だけじゃなく、歌を覚える時間も必要なんです。

そこはやっぱり普段のミュージカルとは別物ですか?

ミュージカルの場合、稽古に入る前に、歌とダンスの練習ができる時間を2ヶ月くらい用意してもらうこともあります。だから、お芝居の稽古に入る頃には、歌もダンスも自分の中にすっかり馴染んでいる。
でも、ドラマはミュージカルなら2ヶ月かけて覚えるものを、わずか数日で叩きこまなきゃいけない。もう覚えることが多すぎて、今は寝る時間もないくらい(笑)。家に帰った後も、ピアノの練習をしたり、時間を見つけて何かしら自主稽古をしています。