Interview

GIRLFRIEND 情熱を駆り立てるエモいロックナンバーの、瑞々しい思春期のリアリティー

GIRLFRIEND 情熱を駆り立てるエモいロックナンバーの、瑞々しい思春期のリアリティー

夏と青春はよく似合う。平均年齢17歳の4人組ガールズバンド、GIRLFRIENDが前作「一直線」から5ヶ月ぶりとなるニューシングル「キセキラッシュ」をリリースする。夢、未来、希望、不安、焦燥。様々な感情がぶつかり合いながらも、自分が信じた道にがむしゃらに突き進んでいく。若さゆえの情熱が駆り立てるように盛り上げる重く激しくエモいロックナンバーは、社会に飛び込む前の思春期真っ只中にいる彼女たちが歌うからこそ、説得力を持って、やけに眩しく瑞々しく胸に響いてくる。

取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 荻原大志


何かに没頭している人の背中を押せる曲になってるかなって思います(SAKIKA)

SAKIKA

ニューシングル「キセキラッシュ」を聴いて驚きました。男性のミクスチャーロックバンドのように激しくて重いサウンドになってますよね。

MIREI 男っぽいですよね。

SAKIKA  SHOさん(from MY FIRST STORY)と一緒に制作をしたんですけど、「他のガールズバンドにはできない、ロックな曲を作りたい」っていうところからスタートして。テンポも夏らしい疾走感がある曲になりました。

MIREI 前作「一直線」もめちゃくちゃ速いなと思ってたんですけど、BPMでいうとプラス5、速いんですよ(180から185に)。腕の数……いや、フィルの数も増えて、足もバタバタで、もげる!と思いながら叩いてますね(笑)。腕も足もどっか飛んでいく! っていう感じで。

MINA あはははは。私ずっと指弾きだったんですけど、この曲はやっぱりゴリゴリ弾きたかったので、今回、初めて、ピック弾きに挑戦しようと思って。見栄えもピックの方が、男っぽくできるかなと思ったんですよね。でも、ピックで練習してこなかったので、レコーディングでできるかなと心配だったんですけど、「絶対にピックで弾いたんねん!」と思って、めっっっちゃ練習して、ピックで弾きました。

NAGISA SHOさんからは自分ではほんまに出てこーへんフレーズとかのアイデアをいただいて。レコーディングの時は、思うように弾けなくて悔しい思いをしながらも、すごく楽しみながらやりました。SAKIKAが言ったように夏っぽい疾走感もあるし、全身で体感できる音楽だなって思いました。

自分がやりたいことをただ、息をするようにやるねんっていう気持ちが詰まってて、いいなって(MINA)

MINA

「一直線」からさらにスピードをアップしてますが、歌詞も繋がってる部分もありますよね。

SAKIKA そうですね。何かに没頭している人の背中を押せる曲になってるかなって思います。今回はGIRLFRIENDのことを示してるというよりは、どうしたら聴いてくれる人の心に寄り添えるかっていうことを考えていて。例えば、私自身は夢を追うことに対して恥ずかしいと思ったことはないし、どんなに大きな夢でも「大阪城ホールに行くから!」っていうGIRLFRIENDとしての夢をいうことも恥ずかしいとは思ってないんですね。でも、私達くらいの世代だと、夢が大きければ大きいほど、「そんなの無理やし」とか、口に出していうのは恥ずかしいって思う時期もあるだろうなと思うので、<無謀だと笑われそうで>っていうフレーズとかに、少しでも共感してもらえたらいいなって思います。

MIREI 今回、甲子園を目指す高校野球地方予選大会の各地のテレビ局で中継テーマソングなどに使用していただいているんですけど、野球をやってる人にとって、甲子園に出ることは1つの大きい夢じゃないですか。そのために、小さい頃からずっと野球をやってて。私たちもバンドしかない! と思っているし、バンドを始めてから3年半、その間、みんなとずっと一緒におったし、一緒に頑張って来たし、夢に向かって一直線に向かっていて。キセキ起こしちゃおうぜ!って思って頑張っている気持ちは同じやなって思うので、高校球児の方の胸にも刺さってくれたらいいなと思いますね。

NAGISA この曲を聴いていると、「ほんまに奇跡起こせるやん!」って思えてくるんですよね。自分の脳に言い聞かせるというか、ほんまにキセキがラッシュしてくれるように思える、ポジティブになれる曲だなって思いますね。

MINA スピード感のある曲なので、嫌なことがあった時に、うわっと頭を掻きむしって、スッキリしてもらえるようなサウンドになったんじゃないかなと思ってて。私は<諦めないとかじゃなく/息をするようにただ>っていうところが好きなんですよね。なんというかな、諦めない! 頑張る! とかではなく、自分がやりたいことをただ、息をするようにやるねんっていう気持ちが詰まってて、いいなって思ってます。

かっこよく歌うっていうのを意識して歌ったんですけど、それもこれまでにない歌い方だった(NAGISA)

NAGISA

それぞれの歌声の個性の違いも生かされてますよね。

MIREI ほんまにそう思います。

SAKIKA ほんまに思ってる?(笑)。この曲は、歌い慣れるまでがすごく大変で。特にサビは息継ぎが全然ないので、息がキレそうになるんですよね。でも、歌い慣れると、すごく気持ちよく歌えました。

NAGISA 私はBメロを歌ってて。かっこよく歌うっていうのを意識して歌ったんですけど、それもこれまでにない歌い方だったので、新鮮で楽しかったです。

MINA サビの<つむいできたよ/ずっと>は、SAKIKAが歌ってる中で一言だけポッと入るフレーズなので、ちょっと二面性のあるサビになるのを意識して歌ってます。あと、最後の<諦めない>も私が歌った後にSAKIKA が落ちサビでがって入ってくるので、バトンを繋げるように考えて歌いました。

もうこの世界が全部奇跡なんちゃう? みたいな。全部が奇跡の積み重ねやなって(NAGISA)

奇跡を起こせば、それは奇跡ではなく必然になるんだって歌ってますが、皆さんは奇跡が起きたと感じたことはありますか?

NAGISA 奇跡……考えたら、全部が奇跡やなって思いますね。こうやって4人で出会って、バンドを始めたことも奇跡やし、MIREI、SAKIKA、MINAが生まれたことも奇跡やし、もうこの世界が全部奇跡なんちゃう? みたいな。全部が奇跡の積み重ねやなって。

MIREI 深いな。でも、ちょっとスケールがでかすぎるわ(笑)。

SAKIKA あはははは。だから、奇跡って、起こそうと思えば、自分で起こせるっていうことなんですよね。<未来はいつも真っ白>っていう歌詞があるんですけど、ほんまにその通りやなと思ってて。自分の動き方次第で奇跡も起こせるし、バンドだって、こうして組もうと思えば組める。未来はほんまに真っ白やから、恐れずに、自分の思った通りに行動していこうっていう気持ちが大事なんやなって思います。

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