Report

『クラッシュ・バンディクー』PS4でブッとび!リメイク最新作を総まとめ

『クラッシュ・バンディクー』PS4でブッとび!リメイク最新作を総まとめ

1996年に初代PlayStation®で発売された『クラッシュ・バンディクー』(以下、『クラッシュ』)。パンチの効いたキャラクターデザインや軽快なアクション、そして非常に個性的なローカライズで当時多くのプレイヤーを熱狂させた人気シリーズだ。そして2017年8月3日、『クラッシュ』シリーズの初期3作品をまとめてリメイクした『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』(以下、『3段もり!』)がリリースされた。

本稿では、『3段もり!』に収録されている3作品を振り返るとともに、『クラッシュ』シリーズの魅力を追求していく。本シリーズを懐かしく感じるオトナの読者も、『3段もり!』で初めて『クラッシュ』を知ったという若い読者も、ぜひともその“ブッとんだ”面白さを感じ取ってほしい。

文 / 村田征二朗


見た目は新しく、面白さはそのままに 

1994年に発売し、“新時代の到来”と呼ぶべき表現力でゲーム業界やゲーマーに衝撃を走らせたPlayStation®。機体性能の上昇によってゲームの中で実現できる遊びの幅も大きく広がり、当時は非常に挑戦的で個性的なタイトルが数多く発売されました。いまなお強い存在感を放つPlayStation®の名作、名シリーズの続編を望むファンの声は大きくとも、現在までリリースされ続けたり、リメイクが発売されたりしている作品はそう多くありません。

そんな中、ファン待望のカムバックを遂げたのが『クラッシュ』シリーズです。アメリカンテイスト溢れるビジュアルデザイン、シンプルながらかなりディープにやり込むことのできるゲーム性、リアルタイム世代には懐かしいCMソング“クラッシュ万事休す”に代表される力の入ったローカライズなどにより、当時は敬遠されがちだった海外製ソフトながら国産ソフトに並ぶ人気を博した本シリーズ、今回の『3段もり!』でなんと11年ぶりの復活となります。

▲オーストラリアに生息する哺乳類“バンディクート”を模した主人公“クラッシュ・バンディクー”。アメリカ産ゲームならではのブッとんだ表情は一度見たらそうそう忘れられません

▲クラッシュはそのバリエーション豊富な死にざまも魅力です

『3段もり!』には初代『クラッシュ・バンディクー』(以下、初代『クラッシュ』)、『クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲!』(以下、『クラッシュ2』)、そして『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』(以下、『クラッシュ3』)の3作品が収録されているのですが、これが見事なリメイクなのです。『3段もり!』がリメイク作品としてすばらしいのは、グラフィックを最新技術で美しく生まれ変わらせながらも、ゲーム性自体にはほとんど手を入れていないところです。

基本的なアクションやステージ設計はもちろん、敵やアイテムの配置に至るまでがほぼPlayStation®で発売されたころのままになっており、本作はまさに“当時のゲームを最新のグラフィックで遊ぶ”ことができる作品になっています。PlayStation®版をどれだけ忠実に再現しているかについては、公式でアップされているデビュートレーラーを見れば一目瞭然です。

『3段もり!』が見せる再現度の高さには開発チームの『クラッシュ』愛が溢れており、過去に『クラッシュ』をプレイした人であれば間違いなく満足できる名リメイクとなっています。もちろんただ単にリメイク作品として優れているだけでなく、『クラッシュ』シリーズはアクションゲームとしても名作です。つぎは本シリーズの爽快かつ中毒性のあるゲーム性について見ていきましょう。