二階堂ふみがシリーズ初参加! 舞台『鎌塚氏、腹におさめる』初日前会見報告

二階堂ふみがシリーズ初参加! 舞台『鎌塚氏、腹におさめる』初日前会見報告

今年5月に妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』を手がけ新境地を拓き、NHK『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』やテレビドラマなどの脚本も担当、活動の幅を広げている劇作家・演出家の倉持裕。彼の書き下ろし最新作『鎌塚氏、腹におさめる』が、8月5日(土)東京・本多劇場からスタートした。

本作は、生真面目で融通のきかない“完璧なる執事”〈鎌塚アカシ〉が、仕える主人の屋敷で起こる様々な出来事に奮闘するコメディで、2011年上演の『鎌塚氏、放り投げる』から『鎌塚氏、すくい上げる』(2012)、『鎌塚氏、振り下ろす』(2014)に続く、“鎌塚氏シリーズ”の4作目となる。

主演の〈鎌塚アカシ〉には、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の亀助役で大ブレイクを果たし、数々の作品でバイプレイヤーとして活躍中、グループ魂のドラマー“石鹸”としても活動している三宅弘城が4作連続での出演。そして、シリーズ初の推理小説仕立ての本作で、探偵かぶれの伯爵令嬢にして鎌塚氏の相棒として活躍する〈綿小路チタル〉に二階堂ふみが扮する。

上演に先駆けて8月3日に会見が行われ、三宅弘城、二階堂ふみ、作・演出の倉持裕をはじめ、眞島秀和、お笑いユニット“我が家”の谷田部俊、玉置孝匡、猫背椿、大堀こういちが登壇。個性的で賑やかな顔ぶれが本作への意気込みを語った。

──初日に向けてのご挨拶
倉持裕 今作はコメディであり、推理ものです。三宅さん演じる〈鎌塚アカシ〉が二階堂ふみさん演じる探偵かぶれのお嬢さん〈綿小路チタル〉と共に、殺されてしまった主人の犯人探しをするというストーリーになっています。しっかり笑えて、真相が徐々に明るみになっていくという探偵ものならではの興奮も味わえる作品になっています。見どころとしましては、「すくい上げる」での満島ひかりさん、「振り下ろす」でのともさかりえさんと、このシリーズはだいたいヒロインが歌うんですが、今回も二階堂ふみさんがほんのちょびっとだけですけど歌いますので、お楽しみにしていだけたらと思います。

三宅弘城 3年ぶりに〈鎌塚アカシ〉が帰ってきます。僕も〈鎌塚アカシ〉を演じられて非常に幸せな気持ちです。今回も、笑えます。

二階堂ふみ ずっと好きだった“鎌塚氏シリーズ”に出させていただくということで、とても嬉しいです。ちょっとドキドキしておりますが、面白いものにしたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

眞島秀和 人気シリーズに出演させていただくということで、緊張している部分もかなりありますが、まずは(演じる)〈鬼集院ヤサブロウ〉という名前に、名前負けしないように頑張りたいと思います。

谷田部俊 ベテランに囲まれまして、とにかく芝居がヘタなのが目立たないように頑張ろうと思っています。強いて言うならば、僕、胃腸が弱いので整腸剤を忘れずに飲もうかなと思っております。これ、実は僕だけでなく、眞島さんも胃腸が弱くてですね、実は昨日作った自分のカレーで今日お腹壊してます(笑)。そのためにも間違いなく整腸剤は持って来ようかなと思っています。

玉置孝匡 4作全部出させていただいて本当に嬉しいです。“鎌塚氏の夏”がくるといつもワクワクしております。今回もこんなに素敵な出演者のみなさんと共演できて嬉しいです。とにかくお客さんに楽しんでいただけるように最後まで頑張りたいと思います。

猫背椿 鎌塚氏シリーズは毎回とても可愛らしい世界なので、その世界を壊さないよう可愛らしく参加できたらいいなと思っています。

大堀こういち 僕は死んじゃうんですよね。死んじゃってどうやって出てくるのかなっていうのがワクワクしているところです。って、幽霊で出てくるんですけどね。あ、言っちゃった(笑)。人気シリーズに参加できて、しかも二階堂ふみちゃんのお父さん役ということ、それだけでドキドキしています。

──好きな場面は?
三宅 チタルさんと殺人事件について2人で推理していく場面があるんですけど、推理をしながらチタルお嬢さんの幼少時代の思い出話になっていく。そこの照明もセットも、チタルの衣装もとても可愛くて、つい見とれちゃうことがあるんです。“鎌塚氏シリーズ”って、面白いところと雰囲気があるところの両方があるんですが、その素敵な雰囲気の代表になるようなシーンだと思います。やっててちょっと泣きそうになります(笑)。

二階堂 先ほど大堀さんがネタバレをしてしまったんですが(笑)、〈チタル〉のお父さんが殺人事件で亡くなってしまって、そのあとストーリーに登場してくるのがすごく面白くて。各シーンにその面白さが出てくるのでそこを楽しみにしていただけましたら。

──シリーズとして続く、“鎌塚氏シリーズ”の最大の魅力とは?
三宅 〈鎌塚アカシ〉が仕えるご主人様が毎回変わって、そこにお嬢様や女中仲間たちとして新しい女優さんがいらっしゃるんですが、ちょっとだけ(「男はつらいよ」の)“寅さん”みたいなんですよね。昔、倉持さんがおっしゃっていたんですけど、「これは、偉大なる予定調和」だと。「放り投げる」「すくい上げる」「振り下ろす」「腹におさめる」、すべてそこに向かって2時間のお芝居が進んでいくという感じなので、今回はどういう風に腹におさめるのか?という、そこにお客さんのカタルシスが得られると思いますし、ホッとして帰れるような作品だと思うので。僕が目指すは、“寅さん”ですね。

二階堂 私は17歳のときに鎌塚氏の2作目を観たんですけれども、そこから3作目と観て、今回参加させていただけることになって。三宅さん演じる〈鎌塚氏〉がものすごくかっこよくて、そして面白くて、で、またかっこよくて。女性としてはドキドキする部分があったりするので、そういうところも作品においての大きな魅力なのではないかと思います。

倉持 主人公の〈鎌塚アカシ〉は使用人なので、主人から言われたことは断りきれない。本当は言いたいこともいっぱいあるんだろうけど、今回のタイトルにもあるように腹におさめなきゃいけない。そのへんが共感を呼んでるんじゃないかと思うんですよね。みんなに身に覚えのあることじゃないですか? そういうことを体現している主人公がいて、最終的には活躍をするところで溜飲が下がることもあるんじゃないか。そのあたりが人気の要因のひとつじゃないかと僕は思っています。

倉持裕が愛を持って作り上げる主人公〈鎌塚アカシ〉、そして〈鎌塚アカシ〉を愛されるキャラクターに成長させる三宅弘城。2人の“鎌塚氏シリーズ”は、二階堂ふみら新たな共演者と共にさらなる物語を今作で展開させていく。

「アカシと宇佐スミキチ(玉置)の絡みがとにかく楽しくて」と谷田部が好きなシーンについて答えていたが、主人公〈アカシ/三宅〉と4作連続登場の〈スミキチ/玉置〉のベテラン感漂う掛け合いもシリーズの見どころ。

『鎌塚氏、腹におさめる』──この夏、鎌塚氏と共に謎解きに挑み、最後は腹におさめて笑いましょう!

【STORY】
名家・綿小路(わたのこうじ)家の当主であるサネチカ公爵(大堀こういち)は癇癪持ちのため、どんな使用人も長続きしない。そこで出番を迎えたのが、“完璧なる執事”の鎌塚アカシ(三宅弘城)。しかし、公爵の一人娘で探偵小説にのめり込んでいるチタル(二階堂ふみ)の扱いにアカシはナオチカよりも手を焼いていた。
ある日、綿小路家に大事件が起きる。なんと、屋敷の倉庫の中でナオチカ公爵が遺体となって見つかったのだ。その背中にはナイフが深く刺さり、殺人事件であることは明白。ただ、発見現場のドアには内側から鍵が掛かっており、完全な密室状態だった。
探偵かぶれのチタルとアカシは独自で捜査を始める。2人の捜査は、何度となく脇道にそれつつも、徐々に核心へと近づいていく。果たして真犯人は誰なのか……?


M&Oplaysプロデュース『鎌塚氏、腹におさめる』

<東京公演>2017年8月5日(土)〜8月27日(日)本多劇場
<愛知公演>2017年8月29日(火)・8月30日(水)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
<大阪公演>2017年9月2日(土)・9月3日(日)サンケイホールブリーゼ
<島根公演>2017年9月5日(火)島根県民会館 大ホール
<広島公演>2017年9月7日(木)JMSアステールプラザ 大ホール
<宮城公演>2017年9月13日(水)電力ホール
<富山公演>2017年9月15日(金)富山県民会館ホール
<静岡公演>2017年9月18日(月・祝)静岡市清水文化会館マリナート 大ホール

作・演出:倉持裕
出演:三宅弘城 二階堂ふみ 眞島秀和 谷田部 俊 玉置孝匡 猫背 椿 大堀こういち
主催・製作:㈱M&Oplays
オフィシャルサイトhttp://mo-plays.com/kama4/