オダギリジョーの登場で現場が一変!?『南瓜とマヨネーズ』完成披露上映会に臼田あさ美、太賀、オダギリジョー登場!

オダギリジョーの登場で現場が一変!?『南瓜とマヨネーズ』完成披露上映会に臼田あさ美、太賀、オダギリジョー登場!

日常の普遍的な尊さと女性の繊細な心情をリアルに描いた魚喃キリコの代表コミックを映画化した『南瓜とマヨネーズ』の完成披露上映会が10月10日新宿武蔵野館にて行われた。

1998年に『CUTiE Comic』で発表されて以来、90年代の感度の高いユース・カルチャーのバイブル的存在となり、今も愛され続けているコミックである。その原作の世界観を忠実に再現した本作は、脆く崩れやすい日常の大切さ、そして女性の切ない恋模様をリアルに描き出した等身大の恋愛映画となっている。

©魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会

5年ぶりの主演となる臼田あさ美、2017年に多くの出演作品が控える今最も注目すべき若手俳優の太賀、『パビリオン山椒魚』以来約11年ぶりに冨永監督とタッグを組んだオダギリジョー、そして冨永昌敬監督が登壇。

トークイベントが映画上映前ということで、ネタばれに気を使いながらのトークがスタート。
冒頭、臼田から「監督から映画化のお話をいただいたのは、約3年以上前になると思うんですけど、やっと去年映画が撮れて、皆さんに観ていただけるという、やっとここまでたどり着いたなという気持ちです。」と企画から公開までの期間を感慨深く振り返った。
太賀は「1年前に撮影したことを鮮明に覚えていて、あの時過ごしていた時間が映画になって、皆さんに届けられ、リアクションが楽しみです」と撮影自体が愛おしい時間だったようだ。

冨永監督は、「約3年前に、臼田さんにはフライング気味に伝わってしまったんです。通さないといけないところを通さずに、スタッフと“臼田さんじゃないかな”とキャストの話をしていたら、それが伝わり、臼田さんから“それはいつ?”って(笑)。こちらが何も準備してないのに、やる気になっていただいてました。」と臼田参加のきっかけとなるエピソードを披露した。
久々に冨永監督作品に参加したオダギリは「監督とは同じ歳で、監督の活躍には励まされるし、同級生としても映画ファンとしても末長く撮っていただきたい監督の一人です。」と監督へのリスペクトを披露した。

©魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会

今作は、臼田演じるツチダがせいいち(太賀)とハギオ(オダギリ)の間で揺れ動く心情が繊細に描かれているが、その2人の男性キャラクターも非常に魅力あるダメ男ぶりを発揮している。そのキャラについて太賀は「せいいちは自分の感情に立ち止まってしまっていて、ツチダが支えたくなるような親しみを出すことで、ハギオと対になれるのかなと思っていました。」と応えると、オダギリは「ハギオは人たらし的な部分があるなと思っていて、そこが醸し出せてたらうれしいなと。」とそれぞれの役作りのポイントを披露。

その二人のコメントを受けて、臼田は「ご本人を目の前にしてちょっと、とっても言いづらいんですけど…せいちゃんのシーンが先にあって、気持ちを作っていって、愛情も沸いて。せいちゃんと何とかうまくいかないかなという気持ちになったんです。こんなにせいちゃんと作り上げたものを一瞬でハギオは崩せるのかな?私のこの気持ち変わるのかなって思ったんですけど、オダギリさんがハギオとして現場に入った瞬間に、私だけじゃなく、男性スタッフもみな、「あっ、もうこれはせいちゃん負けたね」って。私もそれまで考えていたハギオに気持ちが揺れるのかなぁ?というのは一切取っ払われて。」とオダギリ演じるハギオの登場は強烈で、原作同様に気持ちが変化させられたようだ。

そんな撮影現場を実生活におき換えて、二人の男性の間で揺れ動く感情の理解について訊かれた臼田は「この映画で言えば、ハギオのような衝撃的な出会いと存在で、2度と似たような人には出会わないみたいな人に出会ったら、それは人生何度も思い返したり、振り返ったりするんじゃないかなと思います。」と演じたキャラクターから見た恋愛観を披露した。

最後に臼田から「この作品の中の大事なメッセージでもある“わたしたちのこのありふれた平凡は、本当はとても壊れやすくて、なくさないことは奇跡”と本当に思いました。きっと思ってもらえると思います。」と語り締めくくった。

臼田から伝えられた最後のメッセージに集約されているように、日常が当たり前ではなく実は壊れやすいということをじわじわと伝えてくれ、そこに生きるキャラクターが愛おしい作品『南瓜とマヨネーズ』は11月11日全国ロードショー。

映画『南瓜とマヨネーズ』

2017年11月11日(土) 全国ロードショー

監督・脚本:冨永昌敬
原作:魚喃キリコ『南瓜とマヨネーズ』(祥伝社フィールコミックス)

キャスト:臼田あさ美 太賀 浅香航大 若葉竜也 大友律 清水くるみ 岡田サリオ
光石研 / オダギリジョー

製作:『南瓜とマヨネーズ』製作委員会
制作プロダクション:スタイルジャム
配給:S・D・P
オフィシャルサイトkabomayo.com
©魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会

ストーリー:
ツチダ(臼田あさ美)は同棲中の恋人・せいいち(太賀)のミュージシャンになる夢を叶えるために、内緒でキャバクラで働き生活を支えていた。一方、無職で曲が書けずスランプに陥ったせいいちは毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。
しかし、ツチダがキャバクラの客・安原(光石研)と愛人関係になり、生活費を稼いでいることを知ったせいいちは心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダにとって今でも忘れられない昔の恋人・ハギオ(オダギリジョ-)と偶然、再会を果たす。
過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいくツチダだったが…。

原作本

南瓜とマヨネーズ
魚喃キリコ(著)
フィールコミックス

©魚喃キリコ/祥伝社フィールコミックス