映画「南瓜とマヨネーズ」初日舞台挨拶で太賀が弾き語りをサプライズ披露!

映画「南瓜とマヨネーズ」初日舞台挨拶で太賀が弾き語りをサプライズ披露!

日常の普遍的な尊さと女性の繊細な心情をリアルに描いた魚喃キリコの代表コミックを映画化した『南瓜とマヨネーズ』が11 月11 日(土)に公開され、新宿武蔵野館にて初日舞台挨拶が行われた。

©魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会

原作の世界観を忠実に再現した本作は、脆く崩れやすい日常の大切さ、そして女性の切ない恋模様をリアルに描き出した等身大の恋愛映画。生活費を稼ぐため、密かにキャバクラで働く女性ツチダ(臼田あさ美)が、プロのミュージシャンを目指している恋人・せいいち(太賀)と、自由奔放で女好きな元カレ・ハギオ(オダギリジョー)の間で心が揺れ動く様を描いた作品。
舞台挨拶には、本作が5 年ぶりの主演作となる臼田あさ美、2017 年に多くの出演作品が公開され今最も注目すべき若手俳優の太賀、これまで多くの出演作品でその独特の世界観と存在感を放ってきたオダギリジョー、そして、『パビリオン山椒魚』 『ローリング』で知られる鬼才・冨永昌敬監督が登壇致した。

初日を迎え臼田は「初日までに長い時間がかかった作品で、こうして今日を迎えたことが、嘘のようで、すごく実感できる1日になってるなと思います。」と公開までのことに想いを馳せ、感慨深く語った。
原作者・魚喃キリコとの関係性で映画に至ったことについて聞かれた冨永昌敬監督は、「僕からすると師匠というか、先輩なのでいろいろと緊張する部分もあったのですが、魚喃さんが好きなようにやってと言ってくれて。そうして作られたものを面白がってくれてました。」と親交のある二人だからこそ実現した企画で、原作者も納得の作品に仕上がっている。

臼田あさ美

撮影で印象に残っているシーンについて、冨永監督は「(登壇した)3人が鉢合わせするシーンですね。ちなみに魚喃さんが大笑いしたのは、原作にはないこのシーン。3人のキャラクターだったり、行動原理がでているシーンだったので(笑)。」と語ると、臼田も「あのシーンが一番好きですね。原作にないシーンで、脚本読んだ時にこれはありなのかと思ったのですが、相手がいるからこそ浮き出てくる個人のキャラクターも見えるシーンだったなって思います。」とこの映画のハイライトの1つであることを強調した。

冨永昌敬監督

一方太賀はバンドメンバーへの感謝の気持ちを語る。「バンドメンバー揃って居酒屋でかけあうシーンが印象に残ってます。バンドメンバーの空気感を作るのがすごく重要でした。4人でスタジオに入って、自分たちで曲を作って演奏してみたりとか、その後に中華屋に行ってお酒飲みながら練習をしてみたりとか、そうしてあの居酒屋のシーンにアプローチしていきました。他のバンドメンバーたちの映らないところでの情熱だったり、深い愛情を感じる瞬間でした。」とキャスト、スタッフ共に映画への愛情、真摯に役へ向き合った現場だったことがうかがえるコメントだった。

太賀

オダギリは、「ハギオがツチダと再会して、もう1杯飲もうとライブハウスに戻るんですが、脚本上は屋上のおいてある汚いソファーで関係を結ぶということになってたんですが、雨だったんです。それでレジの裏の小汚いところになりました。そういうところで、二人がよりを戻すというのが、冨永さんらしいなって思って。えげつないリアリティっていうか、本当にありそうだなというところをうまくくすぐられた気がして、雨になったことに感謝みたいなシーンになりました。」とより現実味溢るシーンになったエピソードを披露した。

オダギリジョー

そして舞台挨拶も終盤に差し掛かりサプライズがあった。映画のクライマックスに、せいいちが奮起して作った曲をツチダの披露する感動的なシーンがある。そのラストシーンさながら、やくしまるえつこが担当した劇中歌を、人前で太賀が初の弾き語りを披露。「あたたかく見待って頂けたら」と語ると演奏がスタート。緊張感から張りつめた会場が、歌唱がスタートするとそっと和らいだ。アコギのやさしい調べと、力強さもまっすぐな歌唱にひきつけられるミュージシャン然とした堂々したパフォーマンスに、会場からも大きな拍手が起こった。

登壇したキャストも絶賛。実際臼田は、ラストシーンまで、せいいちが披露する歌は、どんな歌なのか知らなかったようだ。さらに1回のテイクでOKとなったラストシーンを振り返って臼田は「台本上、太賀君が歌うことは知っていたんですが、どんな歌を歌うのか全く分からないまま当日を迎えて、監督、スタッフの皆さんの想いのおかげで、ぶっつけ本番で撮影することができました。」とライとシーンを振り返ると曲と、弾き語りを終えた太賀は「撮影の時より、今日が緊張しました。撮影では臼田さんにがっかりされないように隠れて練習して臨みました。」とエピソードを披露していた。

最後に臼田から「日常って一生懸命だけど、しようもないことが起きて、良かれと思ってやったことが誰のためにもならないとか、凄く日常にあるなって思ってます。それでもその瞬間は尊くて、すごくキラキラしてるものだなって観終わった後に思いました。誰かに共感するとか、恋愛を理解するとかじゃなくても、この映画を好きになってもらえたらなと思います。」とコメントし、イベントを締めくくった。
映画「南瓜とマヨネーズ」は11月11日により公開中。


映画『南瓜とマヨネーズ』

2017年11月11日(土)全国ロードショー

監督・脚本:冨永昌敬
原作:魚喃キリコ『南瓜とマヨネーズ』(祥伝社フィールコミックス)

キャスト:臼田あさ美 太賀 浅香航大 若葉竜也 大友律 清水くるみ 岡田サリオ
光石研 / オダギリジョー

製作:『南瓜とマヨネーズ』製作委員会
制作プロダクション:スタイルジャム
配給:S・D・P
オフィシャルサイトkabomayo.com
©魚喃キリコ/祥伝社・2017『南瓜とマヨネーズ』製作委員会

ストーリー:
ツチダ(臼田あさ美)は同棲中の恋人・せいいち(太賀)のミュージシャンになる夢を叶えるために、内緒でキャバクラで働き生活を支えていた。一方、無職で曲が書けずスランプに陥ったせいいちは毎日仕事もせずにダラダラと過ごす日々。
しかし、ツチダがキャバクラの客・安原(光石研)と愛人関係になり、生活費を稼いでいることを知ったせいいちは心を入れ替え働き始める。そんな矢先、ツチダにとって今でも忘れられない昔の恋人・ハギオ(オダギリジョ-)と偶然、再会を果たす。
過去の思い出にしがみつくようにハギオにのめり込んでいくツチダだったが…。

原作本

南瓜とマヨネーズ
魚喃キリコ(著)
フィールコミックス

©魚喃キリコ/祥伝社フィールコミックス