寺島しのぶ主演映画『Oh Lucy!』、“裏アカデミー賞”インディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞&主演女優賞にWノミネート

寺島しのぶ主演映画『Oh Lucy!』、“裏アカデミー賞”インディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞&主演女優賞にWノミネート

2018年GW公開予定の平栁敦子監督、寺島しのぶ主演映画『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』が第33回インディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞にWノミネートされた。

フィルム・インディペンデントは、独立系資本の映画製作を支援する目的で設立され、過去には2013年『それでも夜は明ける』、2014年『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2015年『スポットライト 世紀のスクープ』、2016年『ムーンライト』など、その後アカデミー賞作品賞受賞に名を連ねる作品が数々選ばれている。そんなアカデミー賞にも劣らない盛り上がりを見せる本賞レースで、新人作品賞として日本人監督がノミネートされるのは平栁敦子監督が史上初となる。

また、日本人の主演女優賞の歴代ノミネートは、1989年『ミステリー・トレイン』(ジム・ジャームッシュ監督)の工藤夕貴、2014年『トレジャーハンター・クミコ』(デイビット・ゼルナー監督)の菊池凛子に続き、寺島しのぶが3人目となる。日本人監督作品の史上初新人作品賞ノミネートと、30年以上の歴史をもつ本賞で日本人の主演女優賞ノミネートがわずか3人であることを考えると、日本人監督作品として本賞史上類を見ない快挙を遂げた本作への期待がますます高まる。
※裏アカデミー賞とも呼ばれる本賞は、アカデミー賞前日の3月4日に授賞式となる。

そのほかにも、「ファイエンス映画祭」にて大賞受賞、「KINOTAYO映画祭」ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)受賞と、続々海外映画祭でノミネート・受賞するなど、世界中から注目を集めている本作。さらに、エストニアの「タリン・ブラックナイト映画祭」においても、今年新設された“現代の日本人女性監督”部門での出品が決定しており、今後ますます話題になる予感だ


『Oh Lucy!(オー・ルーシー!)』
監督・脚本:平栁敦子
共同脚本:ボリス・フルーミン
プロデューサー:ハン・ウェスト 木藤幸江 ジェシカ・エルバーム 平栁敦子
エグゼクティブ・プロデューサー:ウィル・フェレル アダム・マッケイ
出演:寺島しのぶ 南果歩 忽那汐里・役所広司・ジョシュ・ハートネット  
2016年サンダンス・インスティテュート/NHK脚本賞受賞作品
日本・アメリカ合作
配給・宣伝:ファントム・フィルム
ⓒOh Lucy,LLC

【STORY】
東京で働く43歳の独身OL節子は、ほど遠くない「退職」と、いずれ訪れる「死」をただ待つだけの生活を送っていた。そんなある朝の通勤ラッシュ。目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で 若き自由人である美花(21)から久しぶりに電話があり、話をしたいとランチに誘われる。姉の綾子に美花には関わるなと散々言われたのだが、それは節子に逆の効果を及ぼすだけ。節子は美花と会う。姪にはなぜか弱い節子。お金に困った美花を助けるはめに。美花が前払いした英会話クラスを代わりに取り、その受講料を美花に支払うことになる。アメリカ人講師ジョンの教える一風変わった英会話教室が始まる。そこで「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」になりきるようにと言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、節子はジョンに恋をする。そんな幸せもつかの間、ジョンは姪の美花と一緒に日本を去ってしまう。自分が置かれた人生に納得ができない節子は、二人を追いかけて、アメリカへ旅立つ決意をする。しかし、仲の悪い姉の綾子も行くと言い出し、同行することになる。嫉妬、秘密、欲望に満ちた旅の果てに節子が見つけたものとは?

<監督・脚本: 平栁敦子 プロフィール>
略歴:長野県生まれ、千葉県育ち。ニューヨーク大学大学院映画制作学科卒業。 同大学院専門分野において1名のみに支給される3年間の Cathay Scholarship初の奨学金受給者である。在学中に制作した短編映画『もう一回』は 、2012年ショートショート・フィルムフェスティバル&アジアにてジャパン部門最優秀賞、ジャパン部門オーディエンスアワード、そしてグランプリを受賞。修了作品である桃井かおり主演の『Oh Lucy!』(21分短編映画)は2014年カンヌ国際映画際*シネフォンダシオン(学生部門)で日本人初の2位を受賞する。また、2015年サンダンス映画祭ではインターナショナル・フィクション部門の最優秀賞にあたる審査員賞を受賞。トロント国際映画祭などを含む様々な国際映画祭で25以上の賞を受賞。サンフランシスコ在住。二児の母。極真空手黒帯初段の保持者である。