「初めて寒くて泣きました」過激で過酷な撮影に挑んだNGT48北原里英。『サニー/32 』の完成披露で「凶悪」コンビも絶賛!

「初めて寒くて泣きました」過激で過酷な撮影に挑んだNGT48北原里英。『サニー/32 』の完成披露で「凶悪」コンビも絶賛!

新潟・長岡先行公開を経て、2月17日全国公開となる『サニー/32 』の完成披露試写会が1月18日に新宿バルト9で行われた。
先読み不可能、サスペンスフルな感情のジェットコースタームービーとして姿を現した本作は、現在の日本映画界をリードする監督・白石和彌と脚本・髙橋泉の『凶悪』タッグによる完全オリジナル作品。
主演は、人気アイドルグループ「NGT48」から卒業することを発表した北原里英。共演には、『凶悪』の名コンビ、ピエール瀧&リリー・フランキー、そして「火花」(16)で白石組経験済みの門脇麦と豪華キャストが揃った。

©2018 『サニー / 32』製作委員会

試写会前に行われた舞台挨拶には、北原里英、ピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、白石和彌監督が登壇した。

「NGT48」卒業発表後、はじめての主演作となる北原は脚本を読んだ感想を訊かれると「どうなるのかなと思いました。脚本読んだ時は、自分にできるのかなと、撮影に入るまで不安だったり緊張だったりしていたんですけど、撮影に入ったあとは、皆さんに引っ張って頂いて『サニー/32 』の世界に連れて行ってもらったと思います。サニーを演じることについては「『凶悪』が大好きで、白石監督の大ファンだったので、ご一緒できるということはホントにうれしかったです。」と答えると、リリーが「映画の趣味が悪いですね」と茶々をいれて会場の笑いを誘っていた。

北原里英

続いて、凶悪コンビに質問が及び、ピエール瀧は「『凶悪』と違ってオリジナル脚本だったので、悪いことをしまくるんですが、リリーさんも僕も何故こいつらが悪いことしているのか最後までわからないままやっていました(笑)。脚本もぶっ飛んでいますし、どう演じたら効果的かを考えながらやってました。」と話すと、リリーは「ネット上で劇場化した世界で、犯人が誰かを書きこんでいる人も犯罪に加担してる。どこからどこまでが犯人で、どこからどこまでが被害者かもわかんないわけで。ネット犯罪にある間抜けな部分とピュアな部分が共存してる。大変でした。」と撮影を振り返った。

ピエール瀧

リリー・フランキー

門脇は「こんなに誰にも感情移入できない作品は初めてで(笑)。何回読んでも全然話を理解できなくて。撮影は1日だったんですけど、何回読みなおしてもよくわかんない台本だなって思いました。」と演じる側の苦労を吐露すると、リリーは「今起きてるネットで知り合って、ドンドン人が殺されていく無味乾燥な感じ。そんなニュース見ても全然感情移入できないじゃない。何を思ってそこにいて殺されたのか、なんで殺したかって。そういう感じがすごいしますね。これ演った後に世の中の事件見てると。」と、この作品の本質をつくコメントを披露した。

門脇 麦

北原を主演に迎えたことについて白石監督は「こうしてほしいということをまっすぐに全て受け入れてやって下さって。観るとわかるのですが、雪原を歩くシーンとか観ると申し訳なかったなと思いながら撮ってました。」と告白すると、「スタントの人がやるところ、自分でやってますもんね。」リリーが合いの手を入れた。それを受けて北原も「思ったより全部本人ですから!」と自信を見せていた。

白石和彌監督

昨年の2月に雪原で撮影され、撮影環境は相当過酷だったようだ。リリーは「(北原が)過激なシーンや危ないシーン撮った後に2,3回泣いてましたから。怖くて泣いてる人初めてみました。」と振り返ると、北原も「私も初めて寒くて泣きました。監督を無視してしまうくらい辛かった。」と返答。「裏ではリリーさんに“言われたこと全部やんなくていいからね”と言われてたみたいですね。」と白石監督。リリーは「あの人のいうこと全部やってたら死んじゃうからね。あの人、人は死なないと信じてるから。」と白石監督をネタに会場を盛り上げた。

キャスティングについて白石監督は、「北原さんに異世界に入ってきて欲しかったので、『凶悪』で信頼感のあるお二人に出て頂きました。あの世界観のまま入ってきたらとんでもないことが起こるだろうなと期待してました。そしてトップアイドルの北原さんに対して、パワーファイター型の門脇さんに入ってもらえるととんでもない化学反応を起こすだろうなと思って依頼しました。」と理由を語ってくれた。

演じる上でも過激なシーンに北原は挑戦している。瀧が演じる柏原に辱めを受ける芝居について北原は「舐められたり、殴られたりするのが気にならないくらい他のことが辛かったので、抵抗はなかったというか…」と話すと、リリーが「瀧から相談をうけて、里英ちゃんのファンは俺が舐めるのと殴るのでどっちが嫌かなって相談されたので、どっちもじゃねぇって答えておきました。」と演じる側もトップアイドル北原への気遣いがあったようだ。
また過激なシーンが多い今作品、その北原の主演としての姿勢についてリリーは「一人だけ薄着で、主演という自覚もおありなんでしょうけど、監督に言われたことを“はいっ”てやってみせる感じは覚悟みたいなものを感じました。」と話すと、瀧も「座長としての根性を感じましたよね。」と北原を絶賛した。

また初公開として宣伝活動をするサニー人形も登場。あまりに似ている人形は、3Dプリンターで作った等身大の人形。
公開される全国の劇場にも展示されるようだ。

3Dプリンターで作成したサニー人形と北原里英

最後に北原が「本当に誰も予想できない展開が待っていると思うので、怒涛の展開が待っている映画だと思うので1秒も目を離さずに最後まで楽しんでもらえたらなと思います。きっと捉え方が人によって違うと思います。」とアピールし、舞台挨拶は終了した。

キャスティングも個性的な面々が揃い、とにかく予想できないスリリングなストーリーが展開されるこの作品。
2月9日新潟・長岡先行公開を経て、2月17日全国公開。

取材・文・撮影 / エンタメステーション編集部

『サニー/32』

2018年2月9日(金)新潟・長岡先行公開
2018年2月17 日全国公開

北原里英
ピエール瀧 ・ 門脇 麦 ・ リリー・フランキー
駿河太郎 音尾琢真(特別出演)
山崎銀之丞 カトウ シンスケ 奥村佳恵 大津尋葵 加部亜門 松永拓野 蔵下穂波 蒼波 純

スーパーバイザー:秋元 康
脚本:髙橋 泉
音楽:牛尾憲輔
監督:白石和彌
主題歌:「pray」牛尾憲輔+田渕ひさ子
公式サイト:movie-32.jp
©2018 『サニー / 32』製作委員会