驚異の鑑賞者の満足度95%。映画『冬きみ』イベントに、岩田剛典と“もうひとりのヒロイン”土村芳が登壇

驚異の鑑賞者の満足度95%。映画『冬きみ』イベントに、岩田剛典と“もうひとりのヒロイン”土村芳が登壇

もう一度、観たい! 鑑賞者、驚異の満足度95%!

大ヒット公開中の映画『去年の冬、きみと別れ』の<春休み直前!イベント>が、3月20日、東京・新宿ピカデリーにて開催された。

映画鑑賞後の余韻が会場に漂う中、大歓声で迎えられたのは<主人公・耶雲恭介>を演じた岩田剛典と、<吉岡亜希子>を演じた土村芳。岩田から「映画はどうでしたか?」と問いかけがあると、来場者たちから大きな拍手で返事が。

公開から早10日が過ぎ、去る17日には大阪・福岡・名古屋にて、“弾丸!舞台挨拶”を敢行した2人。直接、観客から感想を受ける貴重な機会を経て「とにかく大どんでん返しが売りですので、最後まで結末が読めなかったとの言葉が、まず始めに多かったですね」と岩田。土村は「(公開前から)試写会から何度も観てくださっている方がいらっしゃって。その人の感想を聞きながら、人によってこんなにも解釈が出来る映画なんだなって」と土村。岩田がその話に「手前味噌ですが、こんなにもおかわりができる映画はないんじゃないでしょうか?」と加えるとその言葉に来場者たちは共感のリアクションを返した。

土村が演じた亜希子は、耶雲がスクープを狙う猟奇殺人事件の被害者という役どころだが、実は彼女は恭介の元恋人であり、本作の“もうひとりのヒロイン”。彼女の<正体>は公開後、多くの反響を呼んでいる。

耶雲と亜希子の関係性は公開前にはネタバレに繋がるため、「どんな役で出てるの? と友達に聞かれたとき、ここで話してしまったら楽しみを奪ってしまうんじゃないかと心配があって、とにかく観て! という言い方しかできませんでした(笑)」と土村。

緊張感のあるサスペンスフルなシーンとは打って変わり、ふたりが紡ぐ幸せに満ちたシーンは観る者に温かみをもたらし、岩田自身も「天国と地獄ぐらい違いますよね。実は亜希子とのシーンをクランクインしてから、まとめて撮り終えてしまいました。なので、その撮影が終わったあとは、ずーっと闇でしたね。辛く長いトンネルにいるようでした」とコメント。そして、「亜希子とのシーンを撮り終えたあと、つねにそのときの感情を忘れないでほしいと、ずっと監督から言われていました。その感情がその後のシーンに響くというか。とにかく胸の内にマグマを溜めておいてくれと言われて。何度も観ていただいたらわかると思うのですが、<第二章>から映画は始まります。あのときにはもう、恭介は既に化物なんですよね」と裏話を語った。

視聴障害を持つという難役でもある亜希子を演じるにあたり、「このような機会がいただけることって、なかなかないので有り難いと思い、きちんとやり遂げることを目標としていました。日常生活に点字だったり、白状だったりを取入れて、なるべく自分の日常に溶け込むように努力をしていました」と土村。すると岩田が「亜希子は盲目の女性の役でしたので、なかなかお芝居中に目線が合うことが少なくて。緊張しなくて言いぶん、めっちゃガン見してましたね(笑)。きめ細やかな肌をしているなと、どのシーンでも思っていました(笑)」と撮影を振り返った。

その話を受けて、土村は「私もあまり目線が合わせることができなかったので。正直、どんな顔をしているのか見ることができないまま、完成品を観て。なので、完成した作品を観たときに、初めてこんな顔をされていたんだなとか、確認できました。私の中ではそれが本当に良かったです」とコメント。

また「結構、人見知りなほうなので、なかなか自分から話しかけることができなくて。でも恋人の役なので、どう距離感を縮めていけばいいのかなと、最初の頃は緊張していたのですが、岩田さんのお人柄と言うんですかね。たくさん話しかけていただいて」と撮影現場での岩田について土村が明かすと、岩田が「“好きな食べ物はなんですか?”なんて小学生のような質問をしました。その時、“枝豆”との返事が帰ってきて驚きました(笑)」と笑いを誘いながら、続けて「この雰囲気がすごく、“亜希子”なんです。たくさん登場人物がいる中で、本当に一輪の花って感じでした。みんな人間の裏があるような役柄の中で、ひとりだけ光というか。ぴったりだなと思いました」と語った。

耶雲の婚約者・百合子を演じた山本美月に関しては「今回難しかったのが、演技をしている人を演じていたので、フラットにひとりの人物を演じていたというより、三役演じていたような感覚です。百合子とのシーンは、受け取り手が、“なんでこんな強くあたっているんだろう?”とか、前半の些細な疑問とか違和感を積み重ねなければならない難しさがあったので。シンプルにキラキラとした映画のようなシーンを撮るわけにはいかず、微調整をしてもらいながら、撮影を進めていました。美月ちゃんがいちばん番宣が大変だったと思います(笑)」と岩田。

そして、狂おしいまでに一途な愛に生きる男・恭介に関しては、「女性の方ならちょっと考えてしまうと思うんですけれど…これほど愛されてみたいななんて。羨ましいなと思ってしまったり」と土村。その話を受けて「でも、恭介はちょっとやばい奴ですよね(笑)変わる前から(笑)」と話す岩田に、土村が「亜希子からしたら傷つく行為かもしれませんが、傍観者からすると、恭介も亜希子を失う恐怖が芽生えて、それが消せなくなってしまって。その気持ちがわかるだけに、お互いに辛いなって思いました」と答え、<愛>についての話が白熱した。

本作の根幹を担う重要な<純愛>について、また<究極の愛の形>とは? と問われると「まだまだ見つけられていない気がします。特にこの作品を観て痛感したといいますか、自分の中で育んできた愛の大きさを改めて疑ったというか…これからまだまだ探してみたいなと思います」と土村。岩田は「自己犠牲の精神じゃないですか? 自分の経験というか、今までの反省を振り返っての意見ですけれども。“この人” “このこと”のためだったら命を懸けられるとか、自己犠牲を払えるかって言う精神は、ひとつ愛の形になっているのかなと思います」と語り、そう思える相手はいるか? との質問には「やっぱりメンバーですかね?(笑) みんなグループ愛に満ち溢れています。みんなグループのことを考えて、いろいろ動いてるなと感じます」と少し照れくさそうな表情を見せるひと幕も。

そして、最後には「サスペンスとしても楽しんでいただける中で、究極の愛というか、恭介というひとりの人物の愛の形を目にできる作品になっています。愛について改めて、考えさせられるような作品です。ぜひ、もっといろんな“こういう愛を受け取りました”っていう映画の感想が聞けるのを楽しみにしています」と土村。

そして岩田が「この映画は僕にとって、すごく思い入れの強い作品です。原作小説を元に瀧本監督と、いちばん辛かったであろう想いを共有して、一緒に現場で戦ったのが、今となっては最高の思い出だなと思っています。そういう映画に出会えたことも自分にとってすごく幸せなことだと。この映画が、もっともっと世の方に広がっていてほしいなと節に思っています。サスペンス的な要素だったり、そういう大どんでん返しの楽しみもありますが、この映画の伝えたいテーマは愛だったりとか、人は愛のためにどのくらい変われるのかということです。実は、工さんが演じた木原坂とか、北村さんが演じた小林も、みんな愛の為の行動であるがゆえに、ボタンの掛け違いで、衝撃の結末を迎えてしまう。すごく儚くて切なくて、すごく苦しい心臓を鷲掴みにされるような作品だと思いますが、その根底にある愛を観ていただいて、もう一度、生活の中で、愛って何なんだろうとか思い返していただける作品だと思っています。サスペンスの仕掛けも楽しんでいただきつつ、そういった真のテーマも受け取ってもらえたらうれしいです」との熱い想いを語り、最後は<開花宣言>を先日迎えたということで、桜の花びらを手に持った来場者たちと共に、フォトセッションを行いイベントは幕をおろした。

映画情報

『去年の冬、きみと別れ』
大ヒット公開中
監督:瀧本智行
脚本:大石哲也
音楽:上野耕路
出演:岩田剛典(EXILE / 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)
山本美月、斎藤工 ・ 浅見れいな / 北村一輝
原作:中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎文庫)
(C)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会
(C)中村文則/幻冬舎

書籍情報

『映画 去年の冬、きみと別れ ビジュアルブック』
発売日:3月1日(木)
価格:本体730円+税
文庫判 / ソフトカバー / オールカラー / 208 ページ


映画『去年の冬、きみと別れ』作品サイト
http://fuyu-kimi.jp

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