「松坂桃李さん一人がいれば他の男性はいらない!」湯山玲子絶賛。 映画「娼年」トークイベントに三浦監督、石田衣良登場。

「松坂桃李さん一人がいれば他の男性はいらない!」湯山玲子絶賛。 映画「娼年」トークイベントに三浦監督、石田衣良登場。

映画『娼年』(主演・松坂桃李)の公開直前トークイベントが2日都内で行われ、本作の監督をつとめた三浦大輔、原作者の石田衣良、MCとして湯山玲子が登壇した。

2018年、最も衝撃的で最もセンセーションな“事件”と謳われる本作は、無気力な大学生の森中領が、会員制ボーイズクラブ「クラブ・パッション」で「娼夫」リョウとして女性と体を重ねるうち、一人の人間として、男性として成長する姿を描いた作品。

©⽯⽥衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

試写会を終えたばかりで興奮も冷めやらぬ女性たちに大きな拍手に迎えられ登壇した三人。石田はさっそく「映画を観てちょっとしっとりしてもらえると嬉しいです。これ、下ネタですからね」と一言。一方三浦監督は、「どう思ったのかとても気になります」と観客の反応が気になる様子。

本作を一足先に鑑賞した著述家・湯山玲子は、「パンドラの箱を開けてしまったような作品。松坂さん(演じるリョウ)一人がいれば他の男性はいらないんじゃないかって」と主演を勤めた松坂と作品を絶賛した。 映画の完成を楽しみに待っていたという石田が「僕の周りにも1時間1万円ならすぐに買うという人が多い」と打ち明けると、湯山も「財形解約しても買いに行こうかと思った!」と熱弁。

 

元々は2016年に三浦と松坂のコンビ上演された舞台からはじまった今作について、舞台を観劇し誤魔化しのないベッドシーンに驚いたという湯山に、三浦監督は「映画も舞台やりきらなきゃいけないという義務感はありました」と振り返った。

さらに、映画の撮影について楽しかったかと訊ねられた三浦は「役者も口をそろえていってますけど、楽しくはないです(笑)。ただ、いいものができるだろうなというモチベーションは保っていました」というと、石田が「キャラクターの成長をセックスシーンだけで書いていくのは大変。三浦さんがボリショイバレエぐらい細かい振付を入れているんです」と暴露。湯山は「映画史に残るラブシーン」と称えた。

©⽯⽥衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

「性の変容が起こってくると、生きることや社会のシステムにも変化は起こってくるようになる?」という湯山の問いに、石田は「20年前、セックスレスという言葉はなかった。とにかく今はみんな性で苦しんでいるという感じ。結婚したらレスになっちゃう、でも不倫したら死ぬほどたたかれるってなると行き場がないじゃないですか。それで誰にも癒しを求めることができずに生きている人に向けてのリョウくんだと思う。なので彼の優秀さというのは、ようやく時代が追い付いてきたというかんじ」と語った。

それを受けて、三浦は、「舞台のときには松坂君にそういうイメージもなかったし若干の不安もあった。でもいま、松坂君以外考えられない」と言うと、石田も「この役は元から透明感のある子じゃないと、どんどん汚れて行っちゃう。だからこそ松坂君の無色透明感がぴったりだった。松坂君だからこそできた役」と大絶賛。

最後に、三浦監督は、「この映画はいろんな人に観てもらわないと意味がないと思っています。普段映画館に通わない人にまで届いたら、きっと映画界も賑やかになるじゃないかと。観たあとにみんなでご飯をたべながら話しができる映画だと思いますので、周り人を誘って観に行ってください」と言うと、石田も「映画を観てしみじみ思いました。ぜひカップルで来て、帰りに一杯飲みながら、本当はこんなことしたかったんだけどとか話あって、そのあと二人でラブホに行ってほしいです」とPRし、大盛況ののイベントをしめくくった。

映画「娼年」は4月6日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほかにて全国ロードショー(配給:ファントム・フィルム)。

取材・文・撮影/エンタメステーション編集部

映画『娼年』

4月6日(金)TOHOシネマズ新宿他全国ロードショー

松坂桃李
真飛聖 冨手麻妙
猪塚健太 桜井ユキ ⼩柳友 ⾺渕英⾥何 荻野友⾥ 佐々木心音 大谷麻衣 階⼾瑠李
⻄岡德⾺/江波杏⼦

脚本・監督:三浦大輔
原作:⽯⽥衣良「娼年」(集英社⽂庫刊)
製作幹事:ファントム・フィルム ハピネット
制作プロダクション:ホリプロ
企画製作・配給:ファントム・フィルム
レイティング: R18+
©⽯⽥衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
オフィシャルサイトhttp://shonen-movie.com/
公式Twitter@shonen_movie

書籍情報

『娼年』
石田衣良・著
集英社文庫
恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。