ディーン・フジオカ、主演映画『海を駆ける』の初日舞台挨拶でマル秘エピソードを披露

ディーン・フジオカ、主演映画『海を駆ける』の初日舞台挨拶でマル秘エピソードを披露

ディーン・フジオカ主演の映画『海を駆ける』の初日舞台挨拶が、本日5月26日に東京・テアトル新宿にて開催され、キャストのディーン・フジオカ、太賀、鶴田真由、阿部純子、セカール・サリ、監督の深田晃司が登壇した。

『海を駆ける』は、『淵に立つ』(2016年)で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞し、今や世界の映画人が注目する深田晃司監督の最新作。自然はときに豊かに美しく、ときに脅威となり人を飲み込み、また人間の生活は自然と共にあるという様を、インドネシアの美しい海、そして国籍や宗教を越えて育まれる若者たちの友情を通して描くファンタジーで、インドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェで全編ロケ撮影を敢行した。

ステージに登場したキャストたちは、映画の本編と関連付け、それぞれの役の言語でひと言挨拶することに。ディーンの流暢なインドネシア語には、会場からは歓声があがる場面も。さらに、撮影時の思い出や、ついに公開初日を迎え、こみ上げる想いをそれぞれ語った。

映画『海を駆ける』は、テアトル新宿、有楽町スバル座ほかにて絶賛公開中。

【イベントレポート】
Q:ひと言ずつご挨拶をお願いします。
ディーン:自前で通訳します。(インドネシア語で)「皆さん、こんにちは。私はラウです」。っていうフェイントをかけながらも、ディーン・フジオカでした。今日はここで皆さんに会えてうれしく思います。ありがとうございます。
太賀:(インドネシア語で)「こんにちは。私の名前は太賀です」。今日は観に来てくださってありがとうございます。(ディーンから「太賀」って言ってなかったよ? とツッコまれ)太賀マンジャと言いました。マンジャとは“甘えん坊”という意味です。インドネシアでは、あだ名で“太賀マンジャ”と呼ばれていました。
鶴田:(インドネシア語で)「こんにちは。鶴田真由です」。映画の中ではたくさんしゃべっていますが、もうすっかり忘れてしまいました(笑)。
阿部:(英語で)「皆さん、こんにちは。サチコを演じました阿部純子です」。本日はお越しいただきありがとうございます。今日はドキドキしているんですが、ディーンさん、深田監督、皆と一緒に初日を迎えられてとてもうれしいです。最後までどうぞ、よろしくお願いします。
セカール:(日本語で)「皆さん、こんにちは。私はセカール・サリです。どうぞよろしくお願いします」。
深田監督:(インドネシア語で)「おはようございます。私は深田晃司です。ありがとうございます」。最後に「テレマカシ」と言いましたが、「ありがとうございます」という意味です。現地でたくさんつかった単語です。

ここで、タカシ(大賀)の同級生・クリスを演じたアディパティ・ドルケンからビデオメッセージが上映された。

アディパティ・ドルケン:Hi guys! I hope you enjoy the movie, and for Koji and team, good luck guys!
(日本語訳)劇場の皆さん、映画楽しんでもらえるとうれしいです。深田監督、チームの皆さん、映画の幸運を祈ります。

太賀:(ビテオを観て)短っ!(笑)マディパディは寝起きですかね?(笑)
ディーン:髪型がだいぶ変わってますね! 元気そうでよかったです。こちらには日本を代表する太賀マンジャがいますからね。現場では、インドネシアのスタッフのみんなが「まずあそこのキャスティング会社の人に会ったほうがいいよ」とか「インドネシアでどうやったら太賀マンジャが成功するか」を真面目に考えていて、太賀マンジャはマスコット的存在でした。
太賀:ちょっとでもいけるんじゃないかと思った自分を反省していますが、まずは日本で頑張ろうと!(笑)
深田監督:たぶんこの映画がインドネシアで公開されたら、たぶん太賀くんオファーされますよ!
太賀:そういえば、ご飯食べるやり方も最初、ディーンさんに教えていただいたんですよ。4フィンガーではなく3フィンガーで食べるんですよね。
ディーン:慣れてくるとノールックで話ながら食べてましたね。

続いて、雨を止ませる祈祷師“レインストッパー”の話題に。

ディーン:日本でレインストッパー業をやったら絶対成功すると思いますよ!(笑)ふだんはコーヒーを飲んで、タバコを吸ってるだけなんですが、雨雲が近づいてくると弟子とふたりで来て、彼らが祈っていると雨雲がなくなっていくんです。
阿部:本当に雨が降らなかったですよね。
ディーン:クランクインする前は、1週間雨が降ってたんですが、撮影を開始した途端、ずっと雨降らなかったんですよ!
深田監督:本当にクランクインしたら、降らなくなって、クランクアップしたら大雨が降ってきて! スピリチャルなことは信じないけど、これは信じたほうが得だなと思いました。
ディーン:『海を駆ける』はスピリチュアルの塊ですよ!(笑)

Q:撮影は去年の8月頃でしたが、日本と違って撮影スタイルが大変だったことや面白い発見出来事、印象深い思い出は?
太賀:海を駆けるシーンですかね。このシーンで、実は、海の中に橋があるんです! 本番前に服は濡れてはいけないので、ある程度の緊張感を持って撮影する段階だったんですが、橋に入る前に海にズッコケてダイブしちゃって、ずぶ濡れになるっていうのが印象に残ってますね(笑)。
深田監督:海を駆けるシーンを最初の段階から書いていて、初稿のときからこのタイトルだったんですが、どうやって走らせるかっていうのをスタッフで議論していました。最初はルーランナーで走ってもらって合成しようかと思ったんですが、いろいろ試した結果無理だな……と。そこで実際に40メートルくらいの橋を作ってもらいました。海が満ちて橋が隠れたくらいのところで走ってもらって。だから満潮になってしまうとダメなんですよ。30分くらいのタイミングを狙って撮影し、このシーンはCGは使ってない生の映像です!
ディーン:なかなかインド洋で海に向かって走って行くと、周りが全部海なので、今思っても不思議な景色、体験でした。振り返って頭から海につっこむってやったんですが、耳や鼻に水が全部入っっちゃって、衝撃でしたね。鼻から塩水を入れるのって耳鼻科であるじゃないですか。結構スッキリしましたね(笑)。
鶴田:息子とふたりでご飯を食べているシーンが結構好きです。こういうシーンで、家族の絆や他人には見せないリラックスした感じがいいですよね。
阿部:海のシーンですごく忘れられないシーンがあって、砂浜を歩くシーンで私が勢い余って、海につっこんでしまって、海におぼれかけて……。監督がカットをかけてくださらなくて「そのまま続けて下さい」って感じで……(笑)。あのシーンは焦りました(笑)。
セカール:クリスとサチコ(阿部)が勘違いをしてしまうシーンで、それが誰のせいかというとタカシのせいなんですね(笑)。タカシがその後登場するんですが、タカシの表情を見るとおかしくて笑いをこらえるのが大変でした。
太賀:顔を見るたびに笑いが止まらなかったですもんね。
セカール:自分に「笑わない笑わない」と言い聞かせてました。自分が笑いだしたらまたクリスがビンタをされる羽目になるので(笑)。

Q:最後にひと言お願いします。
ディーン:この作品は観た人それぞれの価値観や人生観が問われる作品だと思います。違う意見がエクスチェンジされる、そんなキッカケになる映画だと思います。日本、インドネシア、中華圏、フランスのみならず、この作品が海を越えて駆けていけるよう、ぜひ皆さん、応援をお願いします。
深田監督:いつもいい映画は何かと考えると、鏡のような映画がいいと思っています。観た人それぞれのインドネシアに対する考え方があぶり出されてくる映画になっていればいいなと思います。バンダ・アチェに初めて行ったのは2014年で、そこから7年経って今日に至ります。バンドアチェで17万人の方が亡くなった災害のことを3.11に津波が来た直後の日本人の私が話を聞いたときに、津波の被害にあっている人はどこの国にもいるし、世界はバラバラなようだけど繋がっているともいえると当時思いました。この映画を世界のたくさんの方に観てもらっていろいろと感じてもらいたいと思います。

映画情報

『海を駆ける』
テアトル新宿、有楽町スバル座ほか絶賛公開中!
出演:ディーン・フジオカ、太賀、阿部純子、アディパティ・ドルケン、セカール・サリ、鶴田真由
脚本・監督:深田晃司
企画・制作:日活
配給:東京テアトル
(C)2018「海を駆ける」製作委員会


映画『海を駆ける』作品サイト
http://umikake.jp/

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