リリー・フランキー「この子たちの今後の活躍を見るのが楽しみ」映画『万引き家族』舞台挨拶開催

リリー・フランキー「この子たちの今後の活躍を見るのが楽しみ」映画『万引き家族』舞台挨拶開催

「第71回カンヌ国際映画祭」で、最高賞のパルムドールを受賞した映画『万引き家族』(6月8日(金)全国公開)の試写会舞台挨拶が本日6月3日(日)に東京・神楽座で行われ、キャストのリリー・フランキー、城 桧吏、佐々木みゆ、是枝裕和監督が登壇した。

本作は、さまざまな“家族のかたち”を描き続けてきた是枝監督が、「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る渾身の一作。高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に住む、柴田 治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)、祖母の初枝(樹木希林)ら“家族”は、足りない生活品を万引きで賄っていた。犯罪でしかつながれなかった家族の“許されない絆”が、ある事件をきっかけに衝撃の展開を迎えていく。人と人との関係が希薄な今の時代に、真の“つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃と感動の物語だ。

是枝監督は「『万引き家族』という刺激的なタイトルで、犯罪をしながら暮らしているというショッキングな内容だったのですが、あの家の中の三世代の暮らしぶりをちょっと近づいて見てみると、現代に失われてしまったような濃い関係があったのかなと思います」と挨拶。続けて「カンヌ国際映画祭」授賞式のことを聞かれると「授賞式が終わった後に公式のディナー会があってその時に、(ドゥニ・)ヴィルヌーヴ監督から『とにかく役者が素晴らしい。子供たちはどう撮影したんだ?』と言われたり、チャン・チェンから『見えない花火を家族で見上げるシーンで恋に落ちた』と言われました」と絶賛されたことを語った。またリリーが「ヴィルヌーヴ監督から褒められたことはどう思う?」と質問すると佐々木は「とてもうれしいです」と即答。それに対し「アマゾン以外のCMも決まりそうだね(笑)」とリリーがツッコミを入れ、笑いを誘う場面もあった。

パルムドールを受賞し、その後何か生活に変化があったかと聞かれるとリリーは「みんなにおめでとうと言われるんですけど、結局それに便乗して周りからシャンパンを入れられたり、お酒を飲まされたりするんですよね。でも賞をいただいた次の日にクレジットカードをなくしてしまったのでまだ困っています(笑)」と苦笑。佐々木は「学校でほかのクラスの子からもかわいいと言われたり、会いに来てくれた」と笑顔で語った。リリーは「みゆちゃんは、受賞後に段ボールでパルムドール像を作っていたらしいですね」と佐々木が受賞して喜んでいたことを明かした。

今後どのような役に挑戦してみたいかという質問に佐々木は「(本作の)続編をやってみたいです」と解答。リリーは「この子たちの今後の活躍を見るのが楽しみ」と期待を寄せた。

そして実際のパルムドール像と対面。監督から持たせてもらった感想を聞かれると城は「重かったです。この手は洗いません」と喜びのコメント。佐々木も「マイクより重たい。みんなにも触らせてあげたい」と言い、会場の笑いを誘った。

【STORY】
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

作品情報

『万引き家族』
6月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ/松岡茉優、池松壮亮、城 桧吏、佐々木みゆ/緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美・柄本 明/高良健吾、池脇千鶴・樹木希林
配給:ギャガ
英題:shoplifters
©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
©2018万引き家族』 製作委員会

オフィシャルサイト
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/