瀬々敬久監督 構想30年の入魂作『菊とギロチン』に出演する次世代個性派男優に注目!

瀬々敬久監督 構想30年の入魂作『菊とギロチン』に出演する次世代個性派男優に注目!

瀬々敬久監督が『ヘヴンズ ストーリー』(10)から8年振りに放つ、アナーキー青春群像劇『菊とギロチン』が7月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国順次公開する。

舞台は大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代に、かつて日本全国で「女相撲」が興行されていた史実に基づき、女相撲の一座と実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たちが出会うオリジナルストーリーだ。

木竜麻生・東出昌大・寛 一 郎・韓英恵の主要キャストの熱演はもちろん、渋川清彦、山中 崇、井浦 新、宇野祥平、川瀬陽太ら今の日本映画界にかかせない個性的な俳優が多数出演、役者たちの熱量も半端ない。

今回、東出、寛 一 郎とともに、実在したアナキスト・グループ<ギロチン社>のメンバーを演じた若手男優たちの写真&コメントが到着した。

14年に青山真治監督が演出した舞台『ワーニャおじさん』でワーニャを演じて演劇ファンを唸らせた荒巻全紀。橋口亮輔監督の『恋人たち』の弁護士・四ノ宮役が記憶に新しい池田良。“今最も若手監督に愛される俳優”と呼ばれる木村知貴。瀬々監督の『64-ロクヨン』『なりゆきな魂、』『友罪』などにも出演している飯田 芳。デビュー作『恋の罪』(園子温監督)からテレビ『植物男子ベランダー』の花屋の店員役も注目される小林竜樹。竹馬靖具監督・田中泯共演『蜃気楼の舟』の主演も記憶に新しい小水たいが。テレビ『コンフィデンスマンJP』9話での志村3兄弟役も好評、白石和彌監督が若松プロを描く門脇 麦・井浦 新主演『止められるか、俺たちを』にも重要な役で出演する伊島 空。オムニバス映画『スクラップスクラッパー』第1話「美人局、さゆり」(飯塚俊光監督)の主役が評判を呼んだ東龍之介。キャリア・年齢はさまざまだが、彼らはまさに“次に来る個性派男優”。8人が本作で個性それぞれに演じるのは、自由に生きたい、世界を変えたいと理想を抱きながらも、やってることは情けない大正時代の若者たちだ。現代の若者たちにも共感できる、そんな若者像を生き生きとスクリーンに躍動させる彼らの演技を、ぜひ本作で注目してほしい。

【荒巻全紀 コメント】
かれらもおれも、喧嘩にはよおく負けた。力もなけりゃ金もねえからな!でも生きた! 高品質なエサだらけの、家畜が生き延びるためには最適なこの時代じゃあ搾乳機が取り付いてることにも気づけね。え、それはもう殺されてんのと同じだ!生きろ!

【池田 良 コメント】
ギロチン社の奴らとつるんでいる事が心から楽しかった。自分は、集団の中で居場所なく生きてきたので、仲間と一緒に、革命とか、映画とか、やるってのは幸せなんだと作品に教えて貰った。ギロチンの部分が、スピンオフして、あのヒリつく日々が戻ってきたらいい。

【木村知貴 コメント】
仲良しこよしの集まりなんかじゃなく、腹に一物抱えた野郎共が社会に抗った。何をやってもうまくいかず、肝心な時にヘマをやらかすギロチン社。でもコイツらは動いた。動いたんだ! やり方はどうあれ行動に移したんだ!それに引き換えお前はどうだ? と彼らが問う。やってやろーじゃねーか!

【飯田 芳 コメント】
『菊とギ ロチン』、皆様どうかご覧いただきたいと思っています。東出昌大さん演じる、中濱鐡が、彼は歴史上の人物で大正時代の詩人です。きっと私がその頃生きていたら間違いなく中濱に傾倒しきっていたんだと思うんですが、とにかく彼の詩は「強く生きなさい」ってひたすらに語っているんです。その詩を東出さんがもちろん劇中でも強く、ナレーションで語っています。その時に写っているのは、女相撲の方々です。強く生きている方々です。立ち向かっている人たちです。瀬々監督が活写した方々です。この方々も事実に基づく人物たちです。決して豊かな生活をしていた方々ではありません。もうずっと前から瀬々監督はこのモチーフを描きたいと著書でも語っています。念願の映画です。私も参加させていただき光栄です。ずっと小川義雄を演じた経歴を神棚にまつり、これからも頑張ろうと思っています。


【小林竜樹 コメント】
十代、二十代の若者が各々の描く“理想の国家”を創るため、全力で駆け抜けた。と、だけ言えば聞こえも良いが、金もない、さほど理論もない。ゆえに計画性も杜撰である。自堕落な生活を繰り返し、只々、ひとつ屋根の下で暮らす事が、家族のように暮らす事が、幸せだった。そこにいれば、息ができた。彼らは間違いなく、生きていたのだ!時代に翻弄され続けるギロチン社に、現代の我々を重ねずに見逃すことが出来るだろうか。

【小水たいが コメント】
強いとか弱いとか、賢いとか馬鹿とか、金持ちだ貧乏だ・・・知るか!と、もがいてあがいて叫ぶんだと戦うんだとそれを生きるっていうんだぞと。」との彼らの問いかけに俺は言う。「馬鹿野郎! おれも生きてる! 生きている!」


【伊島 空 コメント】
この作品に関わって色んな事を知り、どこからともなく「ふざけんな!」という感情がこみ上げるようになった。大正の若者がギロチン社と出会って変わったように、この映画は今を生きる自分に変化を与えた。とにかく僕は、この時代を本気で生きてやろうと思った。

【東龍之介 コメント】
自分はいつから勢いだけで生きなくなったのか。自分はいつから下を向いて歩くようになったのか。彼らギロチン社を見てると情けない程カッコ悪く情けない程に愛くるしい奴等だなぁと。言いたくないですけど。要は、生きてやろーじゃねーか。何度転んでも這い上がって理想求めて何がいけねえ!このクソ世の中が。そんな気持ちです。もうちょっとだけ尖って生きてみようと思います。勇気をくれて有難う。

【STORY】
大正末期、関東大震災直後の日本には、不穏な空気が漂っていた。軍部が権力を強めるなか、これまでの自由で華やかな雰囲気は徐々に失われ、人々は貧困と出口の見えない閉塞感にあえいでいた。ある日、東京近郊に女相撲一座「玉岩興行」がやって来る。力自慢の女力士たちの他にも、元遊女の十勝川(韓英恵)や、家出娘など、ワケあり娘ばかりが集まった、この一座には、新人力士の花菊(木竜麻生)の姿もあった。彼女は貧しい農家の嫁であったが、夫の暴力に耐えかねて家出し、女相撲に加わっていたのだ。「強くなりたい。自分の力で生きてみたい」と願う花菊は、周囲の人々から奇異の目で見られながらも、厳しい練習を重ねていく。いよいよ興行の日。会場には、妙な若者たちの顔ぶれがあった。彼らは「格差のない平等な社会」を標榜するアナキスト・グループ「ギロチン社」の面々で、アナキズム運動を牽引した思想家の大杉栄が殺されたことに憤慨し、復讐を画策すべく、この土地に流れ着いていた。「ギロチン社」中心メンバーの中濱鐵(東出昌大)と古田大次郎(寛 一 郎)は、女力士たちの戦いぶりに魅せられて、彼女たちと行動を共にするようになる。「差別のない世界で自由に生きたい」――その純粋な願いは、性別や年齢を越えて、彼らを強く結びつけていく。次第に中濱と十勝川、古田と花菊は惹かれあっていくが、厳しい現実が容赦なく彼らの前に立ちはだかる。

作品情報

映画『菊とギロチン』
テアトル新宿ほか7月7日(土)全国順次公開!

監督:瀬々敬久
脚本:相澤虎之助・瀬々敬久
出演:木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎、韓英恵、渋川清彦、山中 崇、井浦 新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、嶋田久作、菅田 俊、宇野祥平、嶺 豪一、篠原 篤、川瀬陽太
ナレーション:永瀬正敏
R15+
配給:トランスフォーマー
©2018 「菊とギロチン」合同製作舎

オフィシャルサイトhttp://kiku-guillo.com/