池田エライザ、役づくりのこだわりは前髪? 映画『ルームロンダリング』トークイベント開催

池田エライザ、役づくりのこだわりは前髪? 映画『ルームロンダリング』トークイベント開催

7月7日(土)に公開される映画『ルームロンダリング』で主演をつとめる池田エライザと、小説『君たちはどう生きるか』の作画を担当した漫画家・羽賀翔一のトークイベントがヴィレッジヴァンガード渋谷本店にて行われた。

『ルームロンダリング』は、新たなクリエイターの発掘を目指して映画企画を募集するコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM2015」で全474企画の中から準グランプリ Filmarks賞を受賞し、独創的なアイディアで注目を集めながら、オカルトの中にヒューマンドラマの要素を入れた爽やかな作品。自殺や他殺、不審死、孤独死など部屋の中で“人の死”が発見された、いわゆる「事故物件」ばかりに引っ越しを繰り返す“ワケアリ女子”八雲御子(池田)と幽霊たちとのふれあいを切なく哀しくも可笑しく描いている。

本作の感想を聞かれた羽賀は、「全編通して心地よく観れました。大胆なCGや派手な描写はないけれども、丁寧に丁寧に作られた映画で、観終わった後、清々しい気持ちになりました!」と大絶賛。

『ルームロンダリング』と『君たちはどう生きるか』は、叔父と甥・姪の関係性において共通点があり、『ルームロンダリング』では、池田演じる主人公・御子に心の拠り所を与える、オダギリジョーさん演じる叔父が、『君たちはどう生きるか』では、主人公・コペル君に人生の学びを与えてくれる存在として叔父が登場する。羽賀は、「『君たちはどう生きるか』では、叔父さんが主人公に生きる上でのヒントや背中を押すようなアドバイスを与えてくれるのですが、そういった点でも近いものがあると思いました。両作品とも、叔父さんの姪・甥への優しさがジワジワと伝わってくる感じが似ていますね」と話すと、それに対して池田も「『ルームロンダリング』に出てくる叔父さんは、主人公にヒントを与えられるような人ではないけれど、主人公のことを見守り、心の休まるホームでいてくれる人。どこかコペル君と叔父さんの関係性に似ていると思います」と同調した。

『ルームロンダリング』はどう生きていくのか迷った時に観ると、ヒントがもらえるような映画ではないか、といった話題になると羽賀は「『君たちはどう生きるか』のサイン会をするときに「もうすでに自分は一冊持っているんですけど息子にあげたい」とか「両親にプレゼントしたくてもう一冊買いに来ました」などと言ってくださる方が多いんです。『ルームロンダリング』も、自分は一回観たけれど、誰かと一緒にもう一度観たくなる映画だと思いました」とコメント。池田も「自分の中で本当に大切なことを思い出させてくれる作品です。自分の事を改めて考えさせてくれる映画なので、ぜひ何度でも見て欲しいです」と改めて作品の魅力について語った。

また羽賀は、御子が空に飛んでいた飛行機を掴んで手元に持ってきて、それをもう一度空に返す場面を『ルームロンダリング』の印象的なシーンだとあげ、「御子のキャラが立っているシーンです。彼女の不思議な力だったり、想像力豊かなところが3秒で分かるので好きです。漫画もなるべく少ないコマ・ページでキャラクターが伝わるように描けると、10ページや20ページの中でより多くの情報を込められるので」と話し、漫画を描く際に心掛けていることを打ち明けた。

今作での演技について聞かれると池田は、「御子ちゃんは、小さい壺の中にたくさんの感情を詰め込んでしまっているような女の子。感情の起伏が分かりづらいので、微妙な感情の変化を表現することを心掛けました」と撮影を振り返った。それを聞いた羽賀が「漫画では微妙な感情の変化は眉毛で表すんですよ。でも、池田さんは劇中、前髪で眉毛を隠していたので、演じるのが大変だったんだろうなと思っていました」と返すと、「実は私眉毛が良く動くタイプの人種なんです(笑)だからこそ、前髪の有無を使い分けているところはありますね。開放的でコミュニケーションが上手い役では前髪を上げるし、逆にあまり人と接する事が得意ではないキャラクターを演じる際は前髪を重くします」と、役づくりでのこだわりを明かした。

【STORY】
5歳で父親と死別し、その翌年には母親が失踪してしまった八雲御子(池田エライザ)。その後は祖母に引き取られたが、18歳になると祖母も亡くなり天涯孤独に。度重なる不幸で自分の殻に閉じこもってしまった御子のところへ、母親の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることに。しかし、そのアルバイトとは、ワケあり物件に自分が住むことによって‟物件を浄化する“というルームロンダリングだった。ルームロンダリングを始めて以来、幽霊が見えるようになった御子。幽霊と奇妙な共同生活を送る中、御子は彼らのお悩み解決に奔走させられ……⁉

作品情報

『ルームロンダリング』
7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
出演:池田エライザ、渋川清彦、伊藤健太郎、光宗 薫/オダギリジョー
監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋、梅本竜矢
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント 
配給:ファントム・フィルム

©2018「ルームロンダリング」製作委員会

オフィシャルサイト
http://roomlaundering.com/