松田龍平も思わず笑み! サプライズ登場のひふみん、映画『泣き虫しょったんの奇跡』を絶賛

松田龍平も思わず笑み! サプライズ登場のひふみん、映画『泣き虫しょったんの奇跡』を絶賛

9月7日(金)に全国公開される映画『泣き虫しょったんの奇跡』の公開直前試写会舞台挨拶が、本日8月28日(月)によみうりホールにて行われ、主演の松田龍平をはじめ、永山絢斗、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、豊田利晃監督、瀬川晶司五段(原作者)、佐藤天彦名人が登壇した。

本作は、将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川五段の自伝的小説を、自身も9歳から17歳まで奨励会に在籍していた過去を持つ豊田監督が、「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という想いを込めて映画化したもの。松田が映画『青い春』以来16年ぶりに豊田作品で単独主演を務めるほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木 聡、松 たか子、國村 隼といった主役級の豪華キャストが集結。一度は夢破れた“しょったん”こと瀬川晶司(松田)が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた奇跡の実話を描く。

袴に身を包んだ豪華キャスト陣らが壇上に姿を現すと、会場からは大きな歓声と拍手が! 松田が「今日はたくさんの方にお越しいただきありがとうございます。最後までぜひ楽しんでいってください」と挨拶すると、ほかのキャスト・スタッフ陣、ゲストらも一言ずつ挨拶し、舞台挨拶がスタートした。

しょったんの奨励会時代の仲間を演じた永山、駒木根、渋川らとの撮影中のエピソードを聞かれた松田は「監督がたまに台本にない台詞をこっそり足してくることがあって、その台詞に対してアドリブでリアクションすることがありました。それが楽しかったですね」とコメント。渋川はそのアドリブシーンで「笑ってしまった」と振り返ると、永山、駒木根も思い出したように笑顔に。“晶司の部屋のシーン”には注目してほしいことを伝えた。

一方で、しょったんのライバル役を個性派キャラで演じ切ったのは新井と早乙女。役作りについて早乙女は「扇子を監督が持たせてくれて。扇子は昔から馴染みがあるので、それを最大限に生かしました」と冗談交じりに語りつつ、さらに「でも撮影中、中学生くらいの子から『(対局中に)人が考えているときに(扇子を)パチパチしないほうがいいですよ』って怒られました(笑)」と明かし、場内の笑いを誘った。

また、自身も奨励会に在籍していた過去を持つ豊田監督は、本作の撮影について「映画のクライマックスとオープニングで使う駒は、佐藤名人が羽生竜王を倒して名人になった時の駒を使わせていただきました」と実際に対局で使用した駒を撮影にも使用するという、その徹底したこだわりを語った。

また、今回特別ゲストとして招かれているのは、瀬川五段がプロ編入試験の第一局で実際に戦った佐藤天彦名人。当時の様子を問われると、佐藤名人は「僕は奨励会三段というプロではない立場だったんですが、連盟から試験官をしてほしいと言われて。僕自身、瀬川さんはプロになられても不思議ではないと当時は思っていましたが、大きなホールで瀬川さんと公開対局をしたことは、今でも心に残っていますね」と回顧。一方で瀬川五段も「プロ編入試験は6局中、3局勝利すれば合格という試合。気合いを入れて臨みましたね」と語り、熱戦の舞台裏を明かした。さらに佐藤名人についても「僕は広い会場での公開対局にとても緊張していましたが、名人はまったく動揺もしていなくて。当時名人は16歳くらいでしたが、堂々としていてスゴイなと」と当時を振り返った。

ここで、“ひふみん”の愛称でお馴染みの将棋界の重鎮・加藤一二三がサプライズゲストとして登壇! まさかの加藤の登場に場内からはどよめきが沸き起こる中、加藤は「夢を叶える」という意味が込められた青いバラの花束を松田に贈呈。加藤から「本当に素晴らしい映画で大変感動しました!」という感想の言葉が贈られ、その一言に松田からも笑みがこぼれた。

また、瀬川とも過去対局した経験がある加藤は、瀬川について「僕と8年くらい前に対局したときは僕が勝ったんですが、ゴールする寸前で見事な粘りを見せられて、瀬川さんはさすがお強いんだなと感心しました。そのあとの二局は負けました。最近の瀬川さんの棋譜も研究しましたが、作戦がお上手なんだと思います!」と熱弁。対する瀬川五段も「そう言っていただけてありがたいです。加藤先生は伝説の方なので、初めて対局した時は心が躍りました」と微笑んだ。

そしてイベントの最後には、「本当に“将棋愛”に溢れたカッコイイ映画になったと思います。温かい気持ちになって帰って貰えたら」(松田)、「『泣き虫しょったんの奇跡』の原作を読んで、人との出会いが今の自分を作っているということに知らされました。将棋を知らない人にも楽しんでいただける映画になっていると思います。ぜひ観てください」(監督)と作品をアピールして、イベントは終了した。

【STORY】
26歳。それはプロ棋士へのタイムリミット。小学生のころから将棋一筋で生きてきたしょったんこと瀬川晶司の夢は、年齢制限の壁にぶつかりあっけなく断たれた。将棋と縁を切りサラリーマンとして暮らしていたしょったんは、アマ名人になっていた親友の悠野ら周囲の人々に支えられ、将棋を再開することに。プロを目指すという重圧から解放され、その面白さ、楽しさを改めて痛感する。「やっぱり、プロになりたい―」。35歳、しょったんの人生を賭けた二度目の挑戦が始まる――。

映画情報

『泣き虫しょったんの奇跡』
9月7日(金)より全国ロードショー

監督:豊田利晃(『青い春』『クローズEXPLODE』) 
脚本:瀬川晶司『泣き虫しょったんの奇跡』(講談社文庫刊) 
音楽:照井利幸
出演:松田龍平、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、妻夫木 聡、松 たか子、美保 純、イッセー尾形、小林 薫、國村 隼
製作幹事:WOWOW/VAP 
制作:ホリプロ/エフ・プロジェクト

©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 
©瀬川晶司/講談社

オフィシャルサイト
http://shottan-movie.jp/

『泣き虫しょったんの奇跡』原作