樹木希林、多部未華子に「彼氏いるの?」「整形してるの?」。黒木 華も登壇した『日日是好日』特別試写会で樹木との思い出を語る

樹木希林、多部未華子に「彼氏いるの?」「整形してるの?」。黒木 華も登壇した『日日是好日』特別試写会で樹木との思い出を語る

本日10月3日(水)、明治記念館 蓬莱の間にて、映画『日日是好日』を着物で鑑賞する特別試写会「KIMONO de CINEMA」が開催。当日は着物を纏った黒木 華、多部未華子、森下典子(原作)、観世あすか(オフィシャル・アドバイザー)が登壇し、着物一色の会場で舞台挨拶も実施された。

本作は、エッセイスト・森下典子が、約25年に渡って通い続けた茶道教室の日々を綴った大人気エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を『光』『セトウツミ』など、いまや国内外から熱い視線を集めてやまない大森立嗣監督が映画化したもの。黒木、樹木希林、多部の初共演で贈る一期一会の感動作だ。黒木と樹木による師弟ドラマ、黒木と多部の青春ドラマ、ふたつの軸が紡ぎだす、内なる自由と生きる喜び、そして、かけがえのない“今”を描く。

イベント冒頭では、観世が先日逝去した樹木について言及。オフィシャル・アドバイザーとして、茶道の先生を演じる樹木に茶道を教えた観世は、3月に樹木自身から癌の発症と余命が年内であることを告げられ、絶句してしまったとのこと。しかし、樹木が「私、これから先のお仕事は断ります。だけど、この映画に残されたエネルギーと時間を使っていきたい」と、本作を盛り上げるための協力をお願いされ、着物好きの樹木らしいイベントとして、生前の彼女のために今回の試写会を企画したことを明かした。

また、ほかのイベントも企画したという観世の話には、樹木が参加した京都 建仁寺でのイベント(7月)でのエピソードも。当時の樹木は杖を突かないと歩けない状態で、帰りに心配した観世が「大丈夫ですか?」と尋ねると、「映画は撮ったら終わりじゃないの。そのあとが大事なのよ。だからは宣伝は私ががんばるの」と答えたそう。その後は入院中のため、イベントには出席できなかったが、動けない身体で手紙を書き、イベントが終わると観客の反応はどうだったかと観世に電話で尋ねるなど、観世は樹木が本作にどれだけ熱を注いでいたかを語ってくれた。

そんな樹木との共演について、黒木は本作出演前からほかの役者に「希林さんとは絶対に何かで共演したほうがいいよ。得るものがたくさんあるから」と言われていたとのこと。実際に樹木と共演して、多部は「言葉でいろいろ言われる方ではなかったんですけど、姿で役とか芝居を感じることができて、なんてありがたい時間なんだろうと思いました」と話した。

また、2人は樹木とよく雑談もしていたとのことだが、樹木はとても直球で、多部は「誰と住んでいるの?」「彼氏いるの?」「整形しているの?」といったことを聞かれたそう。男性についてどういう人がいいか尋ねた際には、「自分と同じくらいに人しか来ないわよ」言われたようで、黒木は「がんばろうと思いました」と笑顔でユニークなエピソードも聞かせてくれた。

さらに、樹木の演技については「そのままそのセリフを言うんじゃなくて、意味は同じなんだけど自分の言葉として発しておられた」と多部。森下は樹木がなかなか「重ね茶碗」の稽古をしてくれず、みんな心配していたが、本番前々日くらいに3回ほど教えるとできるようになり、「頭が上がりませんでした」と意外なエピソードを話した。

続いては、本作で初共演だった黒木と多部が、お互いの印象をフリップに書いて発表。まず、黒木は多部のことを「箱」と一文字であらわし、「最初お会いしたときはものすごく静かだったんですが、お芝居をするとすごくパワフルでセンシティブで、何が入っているんだろう、ふたを開けてみたいと思った」と印象を語った。いっぽう、多部は黒木のことを「ミステリアス」とひと言。同世代の女優と共演できる機会がなかなかないということで、黒木のことをいつも観察していたそうだが、「典子みたいな感じの方なのかなと思ったけど、スタッフの方とかと話しているときは割とサバサバしていて」と、黒木のつかみどころがない一面を明かした。

そして、最後は登壇者からひと言ずつメッセージが。黒木の「希林さん演じる武田先生のお茶室を楽しんで、五感で感じてもらえたらと思います」とのメッセージで、イベントは締めくくられた。

『日日是好日』KIMONO de CINEMA フォトギャラリー

【STORY】
とにかく私はお茶を習うことになった。二十歳の春だった。
たちまち過ぎていく大学生活、二十歳の典子(黒木華)は自分が「本当にやりたいこと」を見つけられずにいた。ある日、タダモノではないと噂の“武田のおばさん”(樹木希林)の正体が「お茶」の先生だったと聞かされる。そこで「お茶」を習ってはどうかと勧める母に気のない返事をしていた典子だが、その話を聞いてすっかり乗り気になったいとこの美智子(多部未華子)に誘われるまま、なんとなく茶道教室へ通い始めることに。そこで二人を待ち受けていたのは、今まで見たことも聞いたこともない、おかしな「決まりごと」だらけの世界だった――。

作品情報

『日日是好日』
10月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国ロードショー

脚本・監督:大森立嗣(『まほろ駅前』シリーズ、『さよなら渓谷』、『セトウツミ』、『光』)
原作:森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』(新潮文庫刊)
出演: 黒木 華 樹木希林 多部未華子 鶴見辰吾 鶴田真由 山下美月
製作幹事:ハピネット ヨアケ
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2018「日日是好日」製作委員会
オフィシャルサイト
http://www.nichinichimovie.jp/