フジファブリックが「Water Lily Flower」アコースティックVer.を披露! 橋本 愛、成田 凌らも登壇した映画『ここは退屈迎えに来て』公開直前イベント開催

フジファブリックが「Water Lily Flower」アコースティックVer.を披露! 橋本 愛、成田 凌らも登壇した映画『ここは退屈迎えに来て』公開直前イベント開催

本日10月17日(水)、東京・神楽座にて映画『ここは退屈迎えに来て』の公開直前イベントが開催。当日は橋本 愛、成田 凌、渡辺大知、廣木隆一(監督)登壇によるトークショーが実施されたほか、フジファブリックのメンバーがサプライズで登場しライブも行われた。

本作は、山内マリコの同名小説を廣木隆一が映画化したもの。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を橋本、元カレ「椎名」を忘れられない「あたし」を門脇 麦、青春時代にみんなが恋焦がれた「椎名」を成田が演じているほか、渡辺、岸井ゆきの、内田理央、柳 ゆり菜、村上 淳ら実力派俳優陣が脇を固めている。

イベントでは、まず橋本が本作で27歳の女性を演じたことについて「私自身が撮影当時21歳だったので、6年間のどうしたって埋められない時間があって。想像で何とか補うしかなかったのが苦しかった部分でもあったんですけど、そのぶん高校生の時代を演じているときの解放感がすごく気持ちよくて」と述懐。「ちゃんと若返られるか、そしてちゃんと老けられるかが心配だったんですけど、それはキャスティングしていただいた方の責任として(笑)」とも語り、観客の笑いを誘った。

また、橋本演じる「私」に関しては、自分と真逆の人物だと感じた様子。故郷を見て「何もないな……」と思う「私」に対して、何もないことを「すごく豊かだな」と感じるという橋本は、「全部が真逆すぎて、逆に面白かったですね」と演技で苦労しそうな正反対の人物を演じたことも、楽しい思い出として語っていた。

成田は本作の中心的存在である椎名くんを演じたが、「だからこそ僕が何かをするわけではなく、(本作は)まわりのみんなが作っていくもので、みんなの話で“椎名くん”という人間もできあがるので」と、自身の椎名くんに対する思いについて言及。「だから、僕も完成したのを見て、椎名くんはこういう人間なんだ、こう見られていたんだと思った」と、自分がすすんで椎名くんとして何かをやったりはしなかったことを話した。

すると、渡辺はそんな成田を「謙虚ですね」と褒めるも、撮影後の打ち上げで成田が「俺(椎名くん)の10年後のやつを見てほしい」と自信満々で話していたことを暴露。これには成田も「言葉が出ない(笑)」と苦笑いし、「当初の僕は自信があったみたいです」と語って観客を笑わせた。

椎名くんに片想いをする役を演じた渡辺は、成田と一緒にいるシーンがとても多かったようで、一緒にいるなかで想いを伝えられない切なさを抱えながら、撮影ができるようになったのがうれしかったとのこと。撮影していくなかでだんだん感情移入していったようで、「最後はすごく切なかったですね」と当時を振り返った。そんな2人の最後の撮影は、ハンバーガーを食べるシーンとのことだが、成田はそのシーンがお気に入りのシーンだった様子。「とてもよかったですよ」とそのシーンを絶賛し、渡辺も「そのシーンを見てくれ!」と成田の真似をして自信ありげに話していた。

演出面については、廣木いわく特に細かい指導はしなかったとのこと。「みんなが演じてくれたものを撮っていけたらいいな」と、役者の自由な演技にまかせて撮影していたことを明かした。というのも、廣木自身の青春時代と、本作における登場人物の青春時代は時が離れており、自分よりも若い役者の経験をそのまま映画に出したいと思ったそう。そんな演出に対しての指導がほとんどなかった本作について、橋本は「無言のコミュニケーションみたいなものを最後まで楽しんでいて、演出しないことの謎を解くのもつまらないと思って聞かなかった」と楽しんで撮影に臨んでいたことを明かした。

さらに、フジファブリック(山内総一郎、金澤ダイスケ、加藤慎一)が登壇すると、本作の音楽についてもトークを展開。主題歌「Water Lily Flower」については「(本作の舞台が)故郷の風景だったり人間関係だったりで共感できることが多かったので、そういう心の中が熱くなるような気持ちが込められたらいいなと思いながら作りました」と山内が発言。劇伴については「(本作の)年代によって、その当時自分で聴いていたり、世間で流れていた曲を想像しながら作りました。すごく遊ばせてもらいました」と話した。

そして、イベント終盤には、フジファブリックが「Water Lily Flower」を披露。今回は、普段とは異なるアコースティックバージョンによる演奏で、観客席には感動で涙を流す人の姿も。これには、フジファブリックの3人もとても手ごたえを感じてたようで、演奏後は互いの演奏を褒めあっていた。出演者も感動しており、橋本は「映画を見たあとにはこの曲に包まれて、すべてを肯定されたような気分になれるので、このあと映画でも聞けるみなさんが羨ましいです」と本楽曲を絶賛。渡辺も「MVが解禁になってからずっと聞いているんですけど、アコースティックバージョンもよかったですね。これもレコーディングしてほしいです」と語ると、「やろうか」と前向きな返事を聞くことができた。

『ここは退屈迎えに来て』公開直前イベント フォトギャラリー

【STORY】
マスコミ業界を志望して上京したものの、10年後地元に戻ってきた27歳の「私」(橋本)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いている冴えない日々。高校時代に仲の良かった友達サツキと久々に会った勢いで、男女を問わず皆の中心にいた憧れの椎名くん(成田)に連絡し、会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇るー。元カレ「椎名」を忘れられないまま地元でフリーターとして暮らす「あたし」(門脇)。元カレの友達・遠藤と、腐れ縁のような関係を続けているけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶に今もとらわれているー。

作品情報

『ここは退屈迎えに来て』 
10月19日(金) 全国公開

出演:橋本 愛 門脇 麦 成田 凌 / 渡辺大知 岸井ゆきの 内田理央 柳 ゆり菜 亀田侑樹 瀧内公美 片山友希 木崎絹子 / マキタスポーツ 村上 淳
原作:山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」幻冬舎文庫 
監督:廣木隆一 
脚本:櫻井 智也
制作プロダクション:ダブ
配給:KADOKAWA

© 2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会 

オフィシャルサイト
taikutsu.jp

『ここは退屈迎えに来て』原作