『ライ麦畑でつかまえて』著者J.D.サリンジャー生誕100周年目前! 謎多きサリンジャーの姿を描く映画が連続公開

『ライ麦畑でつかまえて』著者J.D.サリンジャー生誕100周年目前!  謎多きサリンジャーの姿を描く映画が連続公開

青春小説の金字塔として、世代を超えて愛されている『ライ麦畑でつかまえて』。2019年はその著者のJ.D.サリンジャー生誕100周年で、この記念すべきタイミングで、『ライ麦畑でつかまえて』を愛し、サリンジャーを探す旅に出る少年を描いた『ライ麦畑で出会ったら』と、サリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に迫る『ライ麦畑の反逆児 独りぼっちのサリンジャー』の2作品が日本で公開される。

出版から60年以上経た現在でも、毎年売れ続ける世界的名著『ライ麦畑でつかまえて』だが、サリンジャーは人前に出ることを極端に嫌い、特に後年はどんどん世間嫌いになり、筋金入りの隠遁者として知られる。

監督の実体験を基に描かれた『ライ麦畑で出会ったら』の主人公は、小説の主人公ホールデンの一番の理解者だと自負し、髄所にホールデンを感じさせる言動で、小説好きなら思わずニヤッとしてしまうシーンが満載。『ライ麦畑の反逆児 独りぼっちのサリンジャー』では若き日のサリンジャーが自分の作風を見つけようと試行錯誤する姿や戦争のトラウマでもがき苦しみながら「ライ麦畑でつかまえて」を完成させる姿など、知られざるサリンジャーの苦悩を知ることができる。

映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

本作は、20世紀を代表する名作『ライ麦畑でつかまえて』を生み出した作家・サリンジャーの謎に満ちた半生、そして『ライ麦畑でつかまえて』の誕生秘話が描かれた作品。サリンジャーを演じるのは、映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などの出演やトム・フォードのキャンペーンモデルなど、幅広く活躍する人気俳優ニコラス・ホルト。さらに、サリンジャーに多大な影響を与え、才能を開花させた編集者ウィット・バーネットを、ケヴィン・スペイシーが演じる。

【STORY】
1939年ニューヨーク。大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーは、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入する。愛読書『グレート・ギャッツビー』さながらマンハッタンの社交界に顔を出し、セレブのウーナ・オニールと電撃的な恋に落ちる一方で、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスのもと書き始めた短編を出版社へ売り込むが、ことごとく断られつづける。ようやく、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編『マディソン・アヴェニューのはずれでの小さな反抗』がニューヨーカー誌に掲載決定という吉報が舞い込むがその矢先、太平洋戦争の勃発により、掲載はキャンセルとなってしまう。

招集を受け失意のまま戦地に赴いたサリンジャーに追い打ちをかけるように、アメリカに残して来た恋人ウーナがチャーリー・チャップリンと結婚するというニュースが届き、やがてノルマンディ上陸作戦に参加し、最前線の地獄を経験するサリンジャー。終戦後も戦争のトラウマから長らく執筆にとりかかることができなかったが、もがき苦しみながら完成させた初長編『ライ麦畑でつかまえて』は文壇の常識を破って発売直後から大反響を呼んでベストセラーとなり、サリンジャーは一夜にして時の人となる。突然スターダムに押し上げられ名声も富も手に入れたサリンジャーだったが、次第に世間の狂騒に背を向けるようになる……。

『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
2019年1月 TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、ホープ・デイヴィス、サラ・ポールソン
監督/脚本:ダニー・ストロング(『統領の執事の涙』『ハンガー・ゲーム FINAL』完結編2部作の脚本家)
製作:ブルース・コーエン(『メリカン・ビューティー』『世界にひとつのプレイブック』)、モリー・スミス(『しあわせの隠れ場所』)
原作:『サリンジャー 生涯91年の真実』(晶文社刊)
原題:REBEL IN THE RYE
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ
配給:ファントム・フィルム 

© 2016 REBEL MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』オフィシャルサイト
https://www.rebelintherye-movie.com

映画『ライ麦畑で出会ったら』

本作は、刊行から60年以上の時が経ったJ.D.サリンジャーの名作『ライ麦畑でつかまえて』に心を奪われた青年の成長を描いた珠玉の青春映画。ジェームズ・サドウィズ監督の実体験をもとに描かれているだけに、青春時代ならではの甘酸っぱさとほろ苦さはリアルそのもので、普遍的ともいえる感情は幅広い層からの共感を呼び、長編監督デビュー作にして海外メディアからも高評価を獲得している。

『ライ麦畑でつかまえて』場面写真

【STORY】
1969年、アメリカ・ペンシルベニア州。学校一冴えない高校生のジェイミーは、周囲ともなじめない孤独な生活を送っていた。そんなある日、若者のバイブル『ライ麦畑でつかまえて』に感銘を受け、演劇として脚色することを思いつく。しかし、舞台化には作者であるJ.D.サリンジャーの許可が必要だと知る。そこで、連絡を取ろうと試みるものの、隠遁生活をする作家の居所はつかめないまま。その最中、学校である事件が発生し、ジェイミーは寮を飛び出してしまう。そして、演劇サークルで出会った少女のディーディーとともに、サリンジャー探しの旅に出ることを決意するのだった。新たな一歩を踏み出したジェイミーが見つけた“人生のヒント”とは……?

『ライ麦畑で出会ったら』
10月27日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

監督:ジェームズ・サドウィズ(『ELVIS エルヴィス』、『フランク・シナトラ/ザ・グレイテスト・ストーリー』)
出演:アレックス・ウルフ(『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』)、ステファニア・オーウェン(『ラブリーボーン』)、クリス・クーパー(『アダプテーション』)
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES

©2015 COMING THROUGH THE RYE, LLC ALL RIGHTS RESERVED

『ライ麦畑で出会ったら』オフィシャルサイト
http://raimugi-movie.com/