『のみとり侍』監督・鶴橋康夫オフィシャルインタビュー到着! 「この映画は若い人にも観てもらいたいと思っていた」

『のみとり侍』監督・鶴橋康夫オフィシャルインタビュー到着! 「この映画は若い人にも観てもらいたいと思っていた」

11月7日(水)より、映画『のみとり侍』のBlu-ray&DVDが発売。これを記念して、本作の映画化を約40年にわたって熱望し続けたという、監督・鶴橋康夫のオフィシャルインタビューが到着した。

本作は、小松重男の傑作短篇集『蚤とり侍』を鶴橋康夫監督・脚本によって『のみとり侍』として映画化したもの。劇中では、江戸時代に実在した猫の“蚤とり”稼業(女性に愛を奉仕する添寝業)を中心に、武士として、男としての義理や人情が描かれている。

鶴橋康夫(監督)オフィシャルインタビュー

原作は、綿密な時代考証を基にユーモアを交え、当時の社会を表現する歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短編集。越後長岡のエリート藩士であった小林寛之進が、猫の“のみとり”稼業に身を落とすが、実はその稼業、裏では女性たちと<床>を共にし、女性に愛を届ける稼業だった。そんな彼の生き様を通じて、現代にも通じる義?や人情を“鶴橋節”満載で描き出している。「主人公の寛之進は、殿様からのみとりになって無様に暮らせと言われる。きっと今のサラリーマンだったら、配転だと言われたら、じゃあ辞めますということになるんだろうが、この時代はそれが忠義だった。そういうことが日常的に行われていた時代だったわけだね」。

主演を務めるのは、阿部 寛。「阿部さんはとにかく、かわいいんだよね。それは役者さんに対して失礼な言い方かもしれないけど、実際にそうなんだ」と目を細めると、「デビュー当時、僕は彼と会っているんですね。あれはパーティーか何かだったか。部屋の中には人がたくさんいたんですけど、すみっこに膝を抱えて座っている男がいてね。この男はなんだろうと思って隣に座ったら、とたんに正座をして『僕、監督の(大学の)後輩です』と言ってきた。大学に通いながらモデルをやっているんだと。それが阿部さんだったんだけど、それ以来、僕は彼の大ファンだと公言し続けてきた」と振り返る。

「それからつかこうへいさんのお芝居や、大竹しのぶさんと一緒にやっている芝居など、招待状が来るたびに芝居を観に行ったりした。彼は不器用なんだけど、どこか熱量が密閉されたような感じがして。それから(ドラマの)『天国と地獄』なんかに出てもらったりした。あの撮影の時、僕は酒を飲みに行って、3時か4時に帰ってきた時があった。その時もホテルのロビーで阿部さんがセリフの勉強をしていたこともあったな。あれから時間がたってしまったけど、今回、満を持して『のみとり侍』につながった。この映画のクライマックスシーンを撮っている時、僕が泣きそうになったからなぁ。僕の友達も『あそこのシーンは泣けるな』と言ってくれた。それはもう阿部 寛の勝利だね」と語る鶴橋監督。「この映画の宣伝活動の一環で、寺島しのぶさんと阿部さんと一緒に大相撲を観に行った時があったんです。桟敷席に3人で座っていたんですけど、膝を抱えて座っている時の彼を観ていて、初めて会った時の彼を思い出したんですよね」としみじみと付け加えた。

そして「DVDは何度も観られるのがいいところ」と語る鶴橋監督は、「俳優を観たかったら、ぜひDVDを観てもらいたい。いい役者がたくさん出ているからね。阿部さんや寺島さんはもちろん、豊川悦司さんなんか色っぽくていい。前田敦子さんも、彼女がうどん粉をこねる手なんてすごくいい指をしている。それから山村紅葉さんと阿部さんのラブシーンも激しくていいね。三カ月に一回は観てもらえたらいいと思う。この映画は若い人にも観てもらいたいと思っていた。R15指定になっているんで、今は小さい子には見せられないけど、彼らが大きくなったらぜひともDVDで観て欲しい」。

【STORY】
老中・田沼意次(桂 文枝)の規制緩和により金になれば、何でもOKな江戸の世。
越後長岡藩士として出世コースを邁進する小林寛之進(阿部 寛)は、ある失言から、藩主・忠精(松重 豊)の逆鱗に触れ、左遷されてしまう。その左遷先は、猫の“のみとり”を生業とする貧乏長屋。そこには、旦那の甚兵衛(風間杜夫)と女房のお鈴(大竹しのぶ)、貧しい子供たちに読み書きを教える友之介(斎藤 工)が暮らしていた。
「猫の“のみとり”って何ら?」戸惑う寛之進の初めての猫の“のみとり”客は、亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね!この運命的な出会いに胸高鳴る寛之進であったが、彼女から浴びせられたのが、この一言。「この、下手クソが!!!!」猫の“のみとり”とは、女性に“愛”をご奉仕する裏稼業であったのだ!侍として、必死に積み上げてきた剣術や学問、プライドもここでは無意味であった。意気消沈する寛之進の前に、妻・おちえ(前田敦子)に浮気を封じられた伊達男の清兵衛(豊川悦司)が現れた――。
果たして、寛之進は、おみねとの恋を成就させることはできるのか? そして、彼を待ち受ける運命とは⁉

リリース情報

『のみとり侍』Blu-ray 豪華版
価格:5,800円+税

本編ディスク①(Blu-ray)
カラー/本編110分+特典/2層(BD50G)/16:9スコープサイズ
音声
①日本語 5.1ch DTS-HD Master Audio
②日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio
③バリアフリー日本語 音声ガイド 2.0ch DTS-HD Master Audio
字幕:バリアフリー日本語字幕

本編ディスク②(DVD)
カラー/本編110分+特典/片面2層/16:9スコープサイズ
音声
①日本語 5.1ch ドルビーデジタル
②日本語 2.0ch ドルビーデジタル
③バリアフリー日本語 音声ガイド 2.0ch ドルビーデジタル
字幕:①バリアフリー日本語字幕

【特典内容】 ※Blu-ray、DVD共通
予告編集(特報/予告)
特典ディスク(DVD)
カラー/分数未定/片面1層/16:9LB/音声:日本語 2.0ch ドルビーデジタル

【特典内容】
メイキング映像
イベント映像集(大江戸プレミア舞台挨拶/浪速プレミア/初日舞台挨拶)
『のみとり侍』公開記念スペシャル特番
TV スポット集
本編ディスク(DVD) ※Blu-ray 豪華版に収録の本編DVDと同仕様

『のみとり侍』DVD 通常版
価格:3,800円+税


※仕様等は変更になる場合あり。
※『のみとり侍』Blu-ray&DVDは11月7日(水)よりレンタル開始

【CAST】
阿部 寛 寺島しのぶ 豊川悦司 斎藤 工 風間杜夫 大竹しのぶ 前田敦子 松重 豊 桂 文枝
【STAFF】
監督・脚本:鶴橋康夫
原作:小松重男『蚤とり侍』(光文社文庫刊)
音楽:羽岡 佳

『のみとり侍』オフィシャルサイト
http://nomitori.jp/

『蚤とり侍』原作