稲垣吾郎&二階堂ふみ、手塚治虫の禁断のアダルト漫画『ばるぼら』初の実写映画化に挑む!「愛がむきだしになった僕を楽しめる」

稲垣吾郎&二階堂ふみ、手塚治虫の禁断のアダルト漫画『ばるぼら』初の実写映画化に挑む!「愛がむきだしになった僕を楽しめる」

“禁断の愛”と“ミステリー”、“芸術”と“エロス”、“スキャンダル”、“オカルティズム”など、さまざまなタブーに挑戦した、手塚治虫の問題作『ばるぼら』が、手塚治虫誕生90周年を記念し、日本、ドイツ、イギリスの国際共同製作で、実写映画化されることが決定。11月20日に本作の製作発表会が行われ、主演の稲垣吾郎と二階堂ふみ、手塚 眞監督が登壇した。

手塚治虫の漫画が実写映画化されるのは初めてということで、なぜ『ばるぼら』だったのかという質問があがると、手塚監督は「父の作品の中でも『ばるぼら』は一番テイストが変わっている作品だと思ってます。変わったものっていうのは、作者にとっては実は一番かわいい作品じゃないかと勝手に思っていますし、実は子供の頃から読んでいた」と、とても思入れのある作品であることを明かし、続けて「今まで自分がしていた仕事と父親が残したこの作品に、接点が感じられた」と説明。また、実写化のタイミングについて「原作は70年代のお話しですが、映画は現代にかえて作っています。内容については、まだ触れることが出来ませんが、観て頂ければ、なぜ今作ったのかというのは分かっていただけるかと思います。」と実写化に至るまでの経緯を語った。

また、手塚治虫の漫画を原作とした舞台『七色いんこ』を演じた経験を持つ稲垣は、「子どもの頃から読んでいましたし、手塚作品で育ってきたようなものなので、今回本当に光栄だなと思います。その中でも“怪作”ともいえるような作品で、演じられるというのは、このタイミングじゃないと演じられなかったかなとか、自分にとっても新たな挑戦でした。愛がむき出しになった僕を、みなさんに楽しんでいただけると思います」とコメント。一方、現在24才の二階堂は、「父が手塚先生の作品が好きでした。『火の鳥』とか『鉄腕アトム』とか読んだあとに『ばるぼら』を読むと、どっちが本当の手塚先生なのか、謎ができるような感覚でした。現場では、スタッフの方と「これは黒い部分の手塚先生だよね」なんて話しながら演じました。」と振り返った。

また、ドイツ、イギリスとの共同製作される本作について、稲垣は「(撮影監督の)クリストファー・ドイルさんの作品は僕ファンなんです。手塚監督とドイルさんのコラボレーションされた世界観っていうのが本当に甘美的で、でも少し退廃的で、すごく自分の好みに合ったいて、撮影中を思い出すと、現実だったのかなって夢のような気持ちになります。難しい作品ではありますが、壊れゆく時にしか出せないような色気というか尊さを感じてもらえる作品になっていると思います」と振り返った。また、二階堂も「ドイルさんのカメラワークを含め、すごく刺激的な現場でした。スタッフの方たちも外国から来られているので、英語、日本語、中国語が使用されていて。やっぱりアートって言葉ではなくて感覚で共有しているものなんだなと改めて思える現場で、すごく楽しかったです」と、撮影現場(日本)が非日常的であったことを語った。

また、手塚監督は稲垣と二階堂について、「手塚キャラクターがすごく似合う人」と絶賛。キャスティング理由について「すごく魅力的なお二人でいつかご一緒したいと考えていましたが、この企画をしているときにピッタリだなって思ったんです。僕にとっては期待通りのキャスティングに、期待以上の演技をしていただいたと感じです。」とコメント。二階堂は、初共演という稲垣について「物心ついて時から、テレビで拝見していた方だったので、現場でお会いすると不思議な感覚だったんですけど、稲垣さんは文学を感じる人。初めて、難しい本を手に取った時のような感覚…。知りたいと思うけど、そこにまだ自分が追いつけてないというか、未熟さであったりとか、大人になりきれてない部分を感じさせられるような感覚の方で、すごく勉強になることがたくさんありましたし、お芝居をする中で、自分の中に眠っている、ばるぼらの部分を起こされるような方でした」とコメントすると、稲垣は「光栄です」と返した。

最後に、「本作は、かなり深い内容になりますし、決して口当たりのいい作品ではないかもしれません。しかし、よく味わってみれば、必ずそこから新しい味が開けていって、皆さんを夢の世界に連れてってくれるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」とアピール。12月の完成を目指している。

なお、本作の予告編が世界初解禁されたされているので、併せてチェックしよう!

作品情報

『ばるぼら』
2019年全国公開


出演:稲垣吾郎 二階堂ふみ
監督:手塚 眞

©2019 Barbara Film Committee