素晴目線とハル目線で背景の色味を変えている!? 『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』監督・鈴木 薫からのインタビューが到着

素晴目線とハル目線で背景の色味を変えている!? 『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』監督・鈴木 薫からのインタビューが到着

3月20日(水)よりTVアニメ『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』の最終話(第12話)が放送されるにあたり、監督・鈴木 薫からのインタビューが到着した。

インタビューでは、素晴とハルがゆっくりと家族になっていく様子を描くため、随所に細かな工夫や演出が凝らされていたことが明らかに。改めて本作を見直したくなること間違いなし、ファン必見の内容となっている。

また、3月29日(金)まで「GYAO!」にて1話~11話、YouTubeにて1話~3話の期間限定振り返り配信も実施中。本作を振り返りたい方はぜひチェックしてほしい。

最終話のあらすじ&場面カットはコチラ

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』第12話あらすじ&先行カット解禁! 素晴を心配したハルは雨のなか外へ

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』第12話あらすじ&先行カット解禁! 素晴を心配したハルは雨のなか外へ

2019.03.26

鈴木 薫(監督)インタビュー

――猫の「あるある!」が描かれていますが、猫を飼われていた経験はありますか?
猫を飼った経験はないのですが、もともと猫が好きで、猫の動画を見るのが趣味でした。猫が主役のこの作品のお話をいただいた時は、楽しみな反面、制作が大変になりそうだなと思いました。

――アニメで四つ足の動物を描くのは難しいといわれますが、猫もその例外ではなく?
そうですね。人間であれば、こんな時どんな動きになるのか、自分で動いてみれば分かるのですが、猫の場合、自分がその動きを真似ることが出来ないので、細かく芝居をつけた動きを描くのがとても難しく、作画担当のスタッフはとても苦労したと思います。たまたま猫を飼っているスタッフが多かったこともあり、絵コンテを元に猫特有の動きを描き足してもらったりして、より自然な動きの画になるように心がけました。

――素晴目線で描かれる前半パート、ハル目線で描かれる後半パート。本作は1話の中で視点の中心が変わる独特のスタイルで描かれますが、苦労した点は?
時系列を合わせていく作業が特に大変でした。シナリオ打合せの時も素晴とハルのパートで時系列にずれが起きないように、時間軸を書き出してすり合わせを行って、という作業を繰り返しながら進めていきました。

――素晴とハル。主役の二人を演じた小野賢章さんと山崎はるかさんにはどのようなディレクションをされましたか?
素晴に関しては、物語の序盤は人が苦手ということもあり、人と会話することが少なく、モノローグが中心になります。ナレーションのニュアンスだけでなく、素晴の心情を表現するシーンでは、台詞のニュアンスで話してもらったりと、モノローグの中でもシーン別で細かく演じ分けていただきました。

ハルに関しては人間の言葉で話していますが、あくまでも猫なので人間になり過ぎないことと大人になり過ぎないことを意識しました。ハルは素晴のことを「あの子」と呼んでいて、ハルの方が年齢としては年下ですが、弟扱いしています。台詞は大人ではなく、お姉さん的なニュアンスになるよう演じていただきました。山崎さんにはとても難しことをお願いしていたなと思います。

――「一人と一匹、僕らは家族になっていく」というキャッチコピーにもあるように、本編を通して素晴とハルの二人が家族になっていく様子が描かれますが、このテーマを描くために意識したことはありますか?
「段階を追うようにした」ということでしょうか。例えばハルの表情ですが、序盤のシーンで登場するハルは目つきが鋭く、可愛いというよりはカッコいいというか野良の雰囲気が残った顔付をしていますが、素晴を受け入れていくようになるにつれ、表情も柔らかくなるよう微妙に変化をつけています。

また、画面上の工夫としては色の処理を変えています。具体的には、ハル目線のパートでは、猫が赤色を認識しにくいという特性があることから、背景の赤みを抜いて、彩度を落とした処理を施しています。1話の時点では背景だけでなく、素晴に対しても赤味を抜いています。この時点ではハルがまだ素晴のことを受け入れていないので、背景やモノと同じようにしか認識していないんです。

ここから素晴が自分からハルに触れる3話、ハルが近よってくるのを戸惑いながら受け止めはじめる5~6話、そこにいることが当たり前になり出した8話~9話。そして、最後に二人が家族なるエピソードが描かれる11話~12話。と少しずつお互いの距離が近づいていきます。実は最終回となる12話だけ、お互いが同じ世界を見ていることを示唆するために、素晴パートとハルパートで色味の処理は変えていません。意識してみないと気付かないような微妙な変化ですが、1、2話と最終話を見比べていただくとその違いが分かっていただけるかなと思います。

――最終話をこれからご覧になられる視聴者の皆さんへメッセージをお願い致します。
アニメでは素晴とハルが家族になっていくための下地として、それぞれの過去(家族)のエピソードを原作よりも多く取り入れて描いています。過去から現在とゆっくりと二人が家族になっていく様子を小さな変化を積み重ねながら、描きました。ぜひ最後までお楽しみください。

配信情報

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』最終話放送直前一挙配信

・GYAO!
配信話数:1話~11話
配信期間:~3月29日(金)00:59
配信ページ:
https://gyao.yahoo.co.jp/p/10660/v00131/

・YouTube
配信話数:1話~3話
配信期間:~3月29日(金)23:59
配信ページ:
第1話 https://youtu.be/PKOU4ecCY4I
第2話 https://youtu.be/idlmMIDu11o
第3話 https://youtu.be/PKOU4ecCY4I

【作品概要】
“癒される”と大反響!
不器用な青年と、一匹の猫がおくる大人気漫画がついにアニメ化決定!

発売後、たちまち重版が決定し、現在もCOMICポラリスにて好評連載中の「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」が待望のTVアニメ化! 他人が苦手で、人見知りの小説家・朏 素晴(みかづき すばる)と過酷なノラ生活を生き抜いてきた猫のハル。ふとしたきっかけで一人と一匹はいっしょに暮らし始めるが・・・?

日々の暮らしを ひと目線とねこ目線で描き、それぞれの想いが交互に織りなされるストーリーが“心があたたまる”と話題に。些細な時間を積み重ねて、僕らは「家族」になっていく――ふたりでみつける幸せ一緒ぐらし。

作品情報

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』
AT-X、ABCテレビ、TOKYO MX、BS11にてTVアニメ放送中

【放送局・配信】
AT-X 毎週水曜 23:30~24:00
(リピート放送 毎週金曜 15:30~16:00/毎週日曜 8:30~9:00/毎週火曜 7:30~8:00)
ABC朝日放送 毎週水曜 26:20~26:50
TOKYO MX 毎週木曜 24:00~24:30
BS11 毎週木曜 24:30~25:00

dTV、GYAO!にて1月10日(木)25:00~見逃し配信同時スタート
※放送、配信日時は予告無く変更になる可能性あり。

【STAFF】
原作:みなつき
漫画:二ツ家あす(COMICポラリス連載)
監督:鈴木 薫
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン・総作画監督:北尾 勝
サブキャラクターデザイン・プロップデザイン:西野美沙樹
美術監督:合六 弘
色彩設計:辻田邦夫
撮影監督:國重元宏
編集:宇都宮正記
音響監督:納谷僚介
音響制作:スタジオマウス
音楽:コトリンゴ
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:ゼロジー
製作:ひざうえ製作委員会

【CAST】
朏 素晴:小野賢章
ハル:山崎はるか
河瀬 篤:下野 紘
矢坂大翔:堀江 瞬
押守なな:安済知佳
押守優伍:中島ヨシキ
はち:村瀬 歩
ろく:津田健次郎
タロウ:杉田智和
矢坂 渚:東城日沙子
トラ姉さん:豊口めぐみ
クロ:小野大輔
秋元 春:南條愛乃 ほか

【主題歌】
OP主題歌:Schrodinger’s Cat adding コトリンゴ「アンノウンワールド」
ED主題歌:南條愛乃「君のとなり わたしの場所」

『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』オフィシャルサイト
http://hizaue.com/

原作コミック『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』