涙なしには見られない……。ドラフトで今は亡きレジェンドの息子を指名したブルージェイズに世界中から称賛の声

涙なしには見られない……。ドラフトで今は亡きレジェンドの息子を指名したブルージェイズに世界中から称賛の声

日米問わず、毎年様々なドラマが生まれるドラフト。1人の人生を大きく左右する大切なイベントは、選手にとっても球団にとってもまさに真剣勝負。日本とアメリカの制度は少々異なるが、共通しているのは誰もが希望する球団に入れるわけではないという点だろう。そんなドラフトにて起きた、心温まるエピソードに全世界が感動の渦に包まれた。

舞台は、今年のMLBドラフト。メジャーリーグでは、全30球団が通常40巡目まで指名を行い、毎年1,000人以上もの新人選手が誕生する。一見、多すぎるように見えるかもしれないが、マイナーなどの育成システムに加え、ドラフト指名権を譲渡する形でのトレードなどがあるため、下位での指名であろうとも重要な意味合いを持つのだ。

そんな中、トロント・ブルージェイズが32巡目で指名したのは、ブレイデン・ハラデーという高校生投手だった。もしかしたら、ハラデーという名前に聞き覚えのある野球ファンもいるかもしれない。そう、彼はブルージェイズのレジェンド投手、ロイ・ハラデーの長男なのだ。

ハラデーは通算200勝、サイ・ヤング賞2回、最多勝2回の実績を残した2000年代の名投手。2017年に、不慮の飛行機事故にて命を落とし、世界中の野球ファンに衝撃を与えたことも記憶に新しいだろう。

そんな、レジェンドの息子を指名したブルージェイズ。しかし、ブレイデンは既に大学に進学することが決まっている選手。つまり、指名をしたところで入団の見込みはないのだ。つまりブルージェイズは、大切な指名権を1つ失ってまで、球団の功労者であるハラデーに対する、リスペクトを示したのだ。しかも、その指名順位にこそ一番大きな意味合いが込められている。なんと、ロイ・ハラデーが背負い球団の永久欠番となっている「32」になぞらえて、32巡目での指名を行ったのだ。このブルージェイズの粋な計らいを紹介した、MLB公式SNSの投稿には「感動した!」「ブルージェイズに拍手」「レジェンドは生きている!」といった称賛のコメントが殺到。これまでに17万を超える「いいね!」がついている。

ブレイデン・ハラデー本人も、自身のSNSでブルージェイズに感謝を表明すると、多くのブルージェイズファンから祝福のコメントが届いた。大学進学後、彼がどのようなキャリアを歩むのかは不明だが、偉大な父の背中を追い、MLBを目指し鍛錬を積むはず。数年後のドラフトで、ブルージェイズが再び彼を指名し、“ハラデイJr.”としてプレイすることを心密かに期待しようではないか。

Produced by 【es】エンタメステーション
Supported by MY HERO