椎名桔平主演 映画『愛なき森で叫べ』に園 子温が見出した日南響子&鎌滝えり、元宝塚の真飛 聖が出演

椎名桔平主演 映画『愛なき森で叫べ』に園 子温が見出した日南響子&鎌滝えり、元宝塚の真飛 聖が出演

2019年秋にNetflixにて配信される、Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』の新キャストが解禁。新たに日南響子、鎌滝えり、真飛 聖の出演が決定した。

本作は、各国の映画祭で数々の賞を受賞し、世界中にその名を轟かせる園 子温が、実際に起こった殺人事件に着想を得て監督・脚本を務めた作品。他者を追い詰め、心を操る猟奇的な主人公を、椎名桔平が演じる。

過去に『紀子の食卓』で吉高由里子、『愛のむきだし』では満島ひかりを、『ヒミズ』では二階堂ふみといった女優たちを見出し、開花させてきた園。日本におけるキャスティングの在り方に常々疑問を抱き、作品本位で選んできたという園だが、今回新たにヒロインとして選んだのが日南響子、鎌滝えりの二人だ。本作で日南は、生来の詐欺師・村田(椎名)を嫌悪しながらも抗えず、翻弄されていく水島妙子役、鎌滝は妙子の高校時代の親友で、村田に精神的にも肉体的にも支配され、傷つけられる内向的な尾沢美津子役をそれぞれ演じる。

さらに、元宝塚歌劇団トップスターで、ドラマ『あなたの番です』など数々の作品で幅広く活躍する女優・真飛 聖が、大学教授の夫・尾沢 茂(でんでん)に従順で、美津子を厳しくしつけるる母親・アズミ役として出演。今回出演が決定した3人と園からコメントも到着しているので、ぜひチェックしてほしい。

【日南響子(水島 妙子役)コメント】
――自身の役どころについて
妙子は最初はただただ根本的にやんちゃな女の子なのかなとも思っていましたが、その虚勢を張るような言動は過去の深い傷や、弱い部分を持つが故にその様な態度が構築されてきたようですね。それは書き換えられていく台本と共に大きく変わっていきました。しかし、演じていく中で私は妙子の中に優しさを見出す様になり、様々な意味で、とても深い役だなと感じながら演じる事が出来たと思って居ります。

――初の園子温作品の出演について
私は決して芝居経験は多くはありません。その中でも過酷なものと伺っては居ましたが、それは想像を絶するモノでした。兎にも角にも他の皆様の足を引っ張らない様に…と頂いた役をどうにかこの世界で生かそうと一心不乱に努めてまいりました。

途中からは脚本が毎日書き換えられる様になりある意味、“覚え直し”という事でもあるので不安は膨らむばかりでした。毎朝書き換えられたものをメイク中に覚えていたのですが、ある日、不思議と笑みが溢れている自分がいる事に驚きました。園さんの書く物語は、我々の想像力を掻き立ててくれて居たのです。この現場では芝居をする楽しさを知り、まだまだこんなにも青い私を成長させて貰えた事、この作品と、スタッフ、キャストの皆様と出会えた事、幸甚に思っております。

――本作の見どころ
妙子と言う人物としてこの作品の世界の中に生き、そして、この現場に女優・日南響子として立ってみて。撮影が全て終わった時、この『愛なき森で叫べ』という物語は園監督其の物なのかもしれないと感じまし全ての人物が愉快にそして残酷に人間の奥底に眠る本性を曝け出してゆく様は、観ている人の隠し持つ扉を開いてしまうかも知れません。

【鎌滝えり(尾沢 美津子役)コメント】
――自身の役どころについて
生い立ちや自分自身に強いコンプレックスを抱いてる美津子という女性を演じさせて頂きました。両親に厳しく管理され自由を許されなかったが故に、快楽的で猟奇的な魅力を持つ村田丈と出会い惹かれ、それによって人生を大きく変えてしまった女性の役です。美津子の持っている弱さは、私自身も共感できる部分も多くあり、また誰しもが持っている『人の心の奥底に潜んでいる弱さ』なのではないかと思います。美津子を演じさせて頂くことは私が過ごしてきた全ての時間と向き合う良い経験となりました。

――初の園子温作品への出演について
園子温監督の作品に絶対に出演するという目標があったのでこの作品に出演させて頂けると決まった時は夢の様でした。私にとって初めての長編映像作品の現場でした。園監督はエネルギーがとても強く、とても愛情深く新人の私にも正面からご指導して頂きました。

共演させて頂いた役者の皆様も生命力とエネルギーが溢れているベテランの先輩方でしたので、どうしたら新人の私が共演者の皆様やスタッフの皆様とこの作品を作り上げていけるのか、葛藤を繰り返す日々でした。毎日が勉強でスタッフの皆様にも助けて頂き、共演者の皆様との熱量に追いつくことが大きな課題でした。私の人生にとって携わらせて頂いた事に感謝致します。

監督とお話ししていた際、『お前は内臓に嘘が張り付いている』とご叱咤頂いた事があり、それは撮影中も、今でも、よく覚えていて自分に言い聞かせている言葉です。監督には沢山ご指導頂きましたが、演技面に関しては、何かひとつ【自身の真】のことであればその想いを尊重してくださるという印象を受けました。自分の弱さや人に対して取り繕うような部分が一つでもあれば見抜かれてしまうのだと痛感しました。今後女優として、また人として、大切なお言葉を監督から頂きました。

――本作の見どころ
実際に起きた事件にインスパイアされた脚本は人間の持つ信じられぬ程の冷酷さ、そしてまた正反対の強い愛が詰まっています。血の繋がりや誰かに恋をする愛、そして憎んでしまう程の愛、色んな愛のカタチがあり、役者が凄まじいエネルギーでそれを表現した作品になっています。園子温監督の創り出した画の中に凝縮されているので、海外の多くの方にも届く作品となるのではないかと思います。美しく大きな熱量を持って進むこの『愛なき森で叫べ』を存分にご堪能頂きたいです。

【真飛 聖(尾沢 アズミ役)コメント】
――自身の役どころについて
私が演じたアズミは、裕福な家庭の専業主婦として家族4人で幸せに暮らしていたのですが、娘の美津子が村田と出会ったことにより、自分自身も家族も、これまでの人生を一変してしまうような様々な出来事に巻き込まれていくことになります。実話を元にした作品に出演させて頂いたことは何度かありますが、その中でもかなり衝撃的な作品だったことは間違いありません。厳格な夫を支える妻として自制し、娘たちも厳しく育ててきた母親が、自らの女性の部分に目覚めていくさまの心の機微を演じるのは、難しかったです。また、格闘する場面では、あの張り詰めた空気の中で、いかにリアルにみせられるか…その加減もとても難しかったです。

――初の園子温作品への出演について
初対面の時はシャイな方だなという印象だった監督が、現場では作品や演者への情熱に溢れていらっしゃることを実感し、自分も全力でぶつかっていきたい!と強く思いました。また、私が不安でいっぱいだった時、それを察して下さったのか、去り際、私の目を見ずに肩に手を置かれて「大丈夫だからね」と一声かけて下さったんです。その一言で、私を信じて下さったんだと勇気が出て、最後まで乗り切れたことを今でも思い出します。

――本作の見どころ
村田の行為をもちろん肯定は出来ないけれど、彼の心に潜んでいた闇や欲望は、人間誰しも少なからず持っているのかもしれません。それを眠らせたままにしておけるのか、そうでないかの違いだけで。そして、抑圧から解き放たれた時の人間の凄まじさや、豹変してしまう驚き…それら人間の弱さや脆さが生々しく描かれていて、切なくもむなしいその感覚は、言語や文化を超えて共感して頂けるのではないかと期待しています!

【園 子温(監督)コメント】
日本におけるキャスティングの在り方に常々疑問を抱き、これまでも作品本位で選んできましたが、本作のヒロインや主要キャストには、なるべく私にとって「新しい人」を起用したいと考えていました。厳しい条件ながらもオーディションには約3000人の方がエントリーして下さり、それに加えて、こちらからお声掛けした方も含めて、熟慮を重ねました。日南さん、鎌滝さん、真飛さんのキャリアは違いますが、私にとっては「新しい人」になります。本作の世界を深く理解し、役のキャラクターをそれぞれに解釈して、存分に演じてくれました。ご期待下さい。

作品情報

Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』
2019年秋、Netflixにて全世界配信予定
脚本・監督:園 子温

Netflixオフィシャルサイト
https://www.netflix.com/jp/