エレカシ、30年連続となる日比谷野音ライブを開催! “外聴き”にはファン数千人が集結

エレカシ、30年連続となる日比谷野音ライブを開催! “外聴き”にはファン数千人が集結

エレファントカシマシが30年連続開催となる“聖地”日比谷野外大音楽堂でのライブを開催。豪華ミュージシャン大集合する過去最高に華やかな野音のステージに、“外聴き”するファン数千人が押しかけた。

ライブレポート
1990年より続く、エレファントカシマシ毎年恒例の日比谷野外大音楽堂のライブ。今年でなんと前人未到の30年連続での開催となった。この日比谷野音公演は、エレカシにとってバンドのライフワークとして行っているライブ。過去には、宮本浩次の病気のためライブ活動休止発表後「少しだけ歌わせてくれ」と宮本がひとりステージに立ち、その後の復活ライブの舞台になるなど、まさに紆余曲折の活動の中“エレカシの聖地”と呼ぶにふさわしい会場である。

今年もどんな伝説が生まれるのか、雨の中、会場を満員に埋めたファンの期待が高まるなか、エレカシ4名のメンバーとキーボードの細海 魚が登場し、「よろしくお願いします」という宮本の一声のあとに演奏された1曲目は「シグナル」。続いて「愛の夢をくれ」「孤独な旅人」というライブスタートの選曲に、会場の空気はボルテージが高まっていく。

そして、さらにボルテージが高まる瞬間が突然やってくる。ステージ上におもむろにキーボードが置かれ、そして久しぶりのエレカシのステージとなる蔦谷好位置が、ギターのヒラマミキオと共に登場し、会場は大拍手に包まれる。

そこから披露された楽曲は、蔦谷アレンジの楽曲たち。その中でも、オリジナル音源とは違うピアノアレンジのイントロで会場の驚きを誘ったのは、松任谷由実のカバー曲である「翳りゆく部屋」。「雨の中、来てくれてありがとう、エビバディ」と宮本の挨拶後、さらなるスペシャルゲストとして紹介されたのは、バイオリン・金原千恵子とチェロ・笠原あやの。蔦谷、ヒラマと一緒に「リッスントゥザミュージック」や今やエレカシの代表曲とも言える「笑顔の未来へ」「明日への記憶」を披露し、会場は大歓声に包まれた。

その後、最新アルバムから「旅立ちの朝」を披露したあと、エレカシがブレイクするきっかけとなった23年前の楽曲「四月の風」「悲しみの果て」で当時サウンドプロデュースを担当していた、ギタリストの土方隆行が登場。メンバーと共に「四月の風」「悲しみの果て」「今宵の月のように」を演奏し、代表曲3連発で会場はさらに盛り上がりを見せ、一部が終了した。

二部は、再びエレファントカシマシの4名にキーボード・細海の5人の編成に戻り、「RAINBOW」からスタート。その後、この会場で聴くとやけに胸にしみる「月の夜」「武蔵野」を披露し、さらに先日TBSドラマ『集団左遷!!』の主題歌として話題となった、今や日本を代表する応援歌「俺たちの明日」を披露。最後は、再びゲストミュージシャン全員を呼び込み「ズレてる方がいい」を演奏。会場はこの日ピークの盛り上がりを見せ、一同手を繋ぎながら挨拶し、二部を締めた。

降りしきる雨の中、アンコールにエレカシメンバーとスペシャルゲスト一同が再びステージに集結し「so many people」を披露。そしてエレカシ曲の原点「ファイティングマン」、最後はメンバー4人の演奏で「星の降るような夜に」で締めくくり、30年連続となるエレカシの日比谷野外大音楽堂公演は大歓声・大盛況のうちに終了となった。

大歓声は、実は会場の中だけでは収まらない。エレカシの野音の“外聴き”のファンの多さは有名な話であるが、この日も雨にもかかわらず会場の外に漏れ聴こえる音を求めて、なんと数千人のファンが日比谷公園に集結する事態になっていた。会場のまわりをグルッと取り囲むように、至るところにファンがいて、ある人はシートを敷いて座り込み、ある人は立ちながら、会場の音に耳を傾けている。そして、会場内のファンと同じように、1曲終わることに拍手をし、歓声をあげているファンの姿も。この光景に、通りすがりの人たちも何事かと立ち止まって、徐々に人が増えていく状態に。

この日のいわゆる“外聴き”する人は、おそらく野音のキャパを超え、公園全体がライブ会場化。これも伝説として語られるエレカシの“聖地”野音のライブの醍醐味だ。

スペシャルゲストが入れ替わり登場するという豪華なライブとなった、節目となる30年目の野音のステージ。そして最高のライブパフォーマンスを30年の長きに渡ってできるロックバンドは、エレカシ以外にいないのではないか、そう強く思わせてくれるような圧巻のパフォーマンスだった。これから先、どんな伝説がこのエレカシの野音で生まれるのか。さらなる期待を抱かせる、そんな野音の2日目のライブであった。

PHOTO BY 岡田貴之

セットリスト
M1. シグナル
M2. 愛の夢をくれ
M3. 孤独な旅人
M4. 明日に向かって走れ
M5. 面影
M6. こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
M7. 翳りゆく部屋
M8. リッスントゥザミュージック
M9. 彼女は買い物の帰り道
M10. 笑顔の未来へ
M11. ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
M12. 明日への記憶
M13. 旅立ちの朝
M14. 四月の風
M15. 悲しみの果て
M16. 今宵の月のように

M17. RAINBOW
M18. かけだす男
M19. 月の夜
M20. 武蔵野
M21. 俺たちの明日
M22. 友達がいるのさ
M23. ズレてる方がいい

アンコール
M24.  so many people
M25.  ファイティングマン
M26. 星の降るような夜に

リリース情報

2019.07.24 ON SALE
宮本浩次
SINGLE「昇る太陽」


エレファントカシマシ オフィシャルサイト
http://www.elephantkashimashi.com/

宮本浩次 オフィシャルサイト
http://miyamotohiroji.com


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