横山 剣「音楽をやっててよかった!」。CKB×Suchmos、ホットスタッフ40周年イベントで共演

横山 剣「音楽をやっててよかった!」。CKB×Suchmos、ホットスタッフ40周年イベントで共演

7月13日、東京・Zepp Tokyoにてホットスタッフ・プロモーション設立40周年を記念したライブイベント「Hot Stuff Promotion 40th Anniversary “HEADZ -Beggars Banquet-”」が開催された。

イベントには、クレイジーケンバンド(以下CKB)とSuchmosが出演。横浜~茅ヶ崎を代表するバンドであり、ロック、R&B、ソウル、ヒップホップなどを血肉化し、卓越したセンスと技術で独創的な音楽に導いてきた両者の“対バン”は、HOT STUFF 40th ANNIVESARYだからこそ実現した超レアなイベントだ。

今回のイベントに際して制作された『40th Anniversary Magazine HOT STUFF History +(プラス)』でCKBの横山 剣は「(Suchmosは)ルーツミュージックへの敬意と、それを独自のスタイルに昇華させるセンスに音楽への愛情を感じますね」とコメント。

そして、SuchmosのYonceはCKBに対し、「いろいろな顔を持ってるバンドですけど、中身は本物のソウルミュージックだし、レッテルを貼られることを恐れない姿勢もめちゃくちゃカッコよくて」と最大級の賛辞を送っていた。本番当日も互いのリスペクトと対抗心がぶつかり合う強烈なステージが繰り広げられた。

先行はSuchmos。まずは最新アルバム『THE ANYMAL』から「You Blue I」を放ち、濃密なバンドグルーヴでゆっくりとフロアの熱を上げていく。YONCEは「ホットスタッフ40周年の節目にハマの大先輩たちとやらせていただきます」と挨拶。2階席でライブを観戦していたCKBのメンバーもステージに向かって拍手を送り、オーディエンスから大歓声が巻き起こった。

ソウルミュージックのエッセンスをたっぷり含んだ「Get Lady」、快楽的なバイブレーションと辛らつな歌詞を同時に描き出す「TOBACCO」などを披露。洗練と野性味がナチュラルに共存するリズムセクション、豊かなルーツミュージックに根差したギター、鍵盤のプレイ、そして、ソウルフルとしか言いようがないボーカルとフロントマンとしての求心力を兼ね備えたYONCEの存在感がひとつになったステージングはまさに圧巻だ。アリーナツアーを経て、このバンドのスケール感は確実に大きくなっていた。

HSUの強靭なベースプレイも印象的だった。病気のため療養していたHSUは、7月7日の新潟・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター公演で復帰したばかり。観客から「HSUさんおかえり!」という声が飛ぶと、HSUも「ありがとう」と笑顔で応えていた。

極上のロックチューン「VOLT-AGE」からライブは後半へ。ラストはSuchmosのアンセムのひとつである「MINT」。大らかで解放的なバンドサウンド、仲間たちに対する思いが共存するこの曲によって、Suchmosのステージはエンディングを迎えた。9月8日(日)に神奈川・横浜スタジアムで開催される「“Suchmos THE LIVE” YOKOHAMA STADIUM」への期待がさらに高まる最高のパフォーマンスだった。

CKBのライブは、中華街~石川町あたりを描写したグルーヴナンバー「昼下がり」からスタート。ラテン、ソウル、R&Bが混ざり合う「ウォーカーヒルズ・ブーガルー」、アシッドジャズのエッセンスを感じさせる「発光!深夜族」とライブの定番曲を次々と放ち、CKBの真骨頂と呼ぶべきハイブリッドかつ高性能な音楽性を押し出す。

「ホットスタッフ40周年おめでとうございます! そして夢にまで想い描いてきたSuchmosとの共演。CKBは結成22年、デビュー21年ですけど、こういうことがあるなんて、音楽をやっててよかった!」(横山)というMCの後は、8月7日(水)にリリースされるニューアルバム『PACIFIC』から3曲を大盤振る舞い。ホーンセクションを軸にしたロックチューンあり、演歌とGSと歌謡曲とアジア的リズムが融合したナンバーありと、アルバムの充実ぶりをしっかりと感じることができた。

30数年前の夏の本牧市民プールでの匂いが反映された楽曲「タオル」からは名曲の連打。“俺の話を聞けぇぇぇぇ”という大合唱が生まれた「タイガー&ドラゴン」、華やかで解放的なサマーソング「GT」によってフロアのテンションをさらに引き上げる。さらに女性シンガー・Ayeshaをフィーチャーした「IBelieve In Miracles」(ジャクソン・シスターズ)のカバーから「空っぽの街角」「Punch!Punch!Punch!」と初期ナンバーを繋ぎ、最後にファンクの帝王“JB”ことジェームス・ブラウンのメドレーへ。Suchmosと同様、ルーツミュージックへの愛情と独創性に溢れたバンドサウンドを心ゆくまで堪能できるステージだった。

その後、Suchmosのメンバーも再びステージに登場し、出演者全員で挨拶。SuchmosとCKBのメンバーが握手を交わし、ハグする姿も心に残った。「神奈川県人会でした!」という横山の言葉でイベントは終了した。

TEXT BY 森 朋之
PHOTO BY TEAM LIGHTSOME

リリース情報

2019.03.27 ON SALE
Suchmos
ALBUM『THE ANYMAL』

2019.08.07 ON SALE
クレイジーケンバンド
ALBUM『PACIFIC』


Suchmos オフィシャルサイト
http://www.suchmos.com/

クレイジーケンバンド オフィシャルサイト
http://www.crazykenband.com/


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