外野手が90km/hのヘロヘロ球でセーブ!? MLB史上初の快挙動画に反響

外野手が90km/hのヘロヘロ球でセーブ!? MLB史上初の快挙動画に反響

長い歴史を誇るMLBにおいて、いまだかつてなかった珍記録が生まれた。

舞台となったのは、先日行われたロサンゼルス・エンゼルス対ボルチモア・オリオールズの1戦。両チームともに点の取り合いとなり、延長戦にまで突入したこの試合はまさかの16回までもつれ込んだ。エンゼルスは翌日登板する予定だった投手をつぎ込むなど、文字通りの総力戦となった。試合は16回の表にオリオールズが勝ち越し、裏を抑えれば勝利というシチュエーションに。しかし、ここで問題が発生。なんとオリオールズは前の回までで、ベンチ入りしている全ての投手を使い切ってしまったのだ。

この絶体絶命の場面で登板したのは、この試合で外野手として出場していたスティーブン・ウィルカーソン。そう、投手未経験の選手にこの大事な試合のクローザーを任せることになったのだ。

とはいえ、ここはMLB。投手未経験の選手がエンゼルス打線を抑えられるはずがない……。と思いきや、ウィルカーソンの投球はことごとくエンゼルスの選手を打ち取ってしまう。球速にして約90km/h。今や少年野球の選手でも投げないような“超ヘロヘロボール”にまったくタイミングが合わないエンゼルス打線は、たったの14球で抑えられてしまいゲームセット。なんと、ウィルカーソンには正式にセーブポイントが付く形になったのだ。

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この動画がSNSで公開されると、あまりの“珍光景”ぶりに野球ファンが一斉に反応。「これはヤバイ」「ブレーブスに知らせろ」「ドジャースはこの選手を獲得すべきだ!」といった、面白コメントが殺到した。

1969年にセーブが正式に記録されるようになってから、MLBにおいて野手にセーブポイントがついたのは史上初の出来事。まさに、歴史的快挙なのだ。

イチローもマーリンズ時代に登板があるように、MLBでは大差がついた時に野手がマウンドにあがるのは珍しいことではない。しかし、野手が相手を完璧に抑えることはほとんどなく、多くの場合は失点するものだ。そう考えると、勝ちゲームのセーブシチュエーションでウィルカーソンが1回を完璧に抑えたのは、称賛に値するだろう。

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