日本史上初! 前田敦子主演『旅のおわり世界のはじまり』がロカルノ国際映画祭でクロージング上映

日本史上初! 前田敦子主演『旅のおわり世界のはじまり』がロカルノ国際映画祭でクロージング上映

前田敦子主演、黒沢 清監督の映画『旅のおわり世界のはじまり』が、スイス南部のロカルノで開催中の「第72回ロカルノ国際映画祭」にて、8月17日(現地時間)にクロージング作品として上映された。

同映画祭は、世界三大国際映画祭の「ベネチア国際映画祭」や「カンヌ国際映画祭」、「ベルリン国際映画祭」と並び、世界で最も歴史のある映画祭のひとつ。72年の歴史の中で、日本映画がクロージング作品として招待されるのは、本作が初となる。

8,000人の観客が集まった会場で、前田と黒沢監督は観客と一緒に本作を鑑賞。上映が終わると、会場の観客は前田と黒沢監督を万感の拍手で讃えた。世界有数の国際映画祭に初めて参加した前田と、世界中に根強いファンが多くいる黒沢監督の前には多くの観客が駆け寄り、2人は現地深夜にも関わらず最後までファンとの交流を楽しんだ。

前田は「黒沢監督の横で自分の映画を観るのは初めてだったので感無量。改めて観ながら、撮影の思い出を1つずつ振り返った。黒沢監督とご一緒していなければ、こんな素晴らしい体験はできない。本当に感謝している」とコメント。黒沢監督は舞台上で「日本での映画製作に行き詰まりを感じていた時に、この映画のお話をいただき、まるで合宿のように楽しく撮影した時のことを思い出した。映画作りは世界共通なのだと実感し、毎日ウズベキスタンの製作スタッフと和気藹あいあいと撮影に励んだが、こうやって国際映画祭のクロージング作品に選ばれると分かっていれば、もう少し真剣に製作したのに」と悔しそうに回顧すると、会場から大きな笑い声が湧いた。

また上映後の日本メディアの取材時、前田との2度目の共同作業について聞かれた黒沢監督は「これに懲りずに、また新しい映画で、みなさんが知らない前田敦子を引き出したいと思っています、今から楽しみにしていてください」と回答。それを聞いた前田も「こんな素晴らしい映画祭で最後にこんな嬉しい言葉を聞けて光栄です」と恐縮しきりだった。

本作のスイスの配給会社“トリゴン・フィルム”の代表は「本作は、まさに国際映画祭を象徴した映画であり、世界各地で直面する文化の壁を、比喩的に表現した素晴らしい作品。平和を祈る作品として、より多くの人が観るべきだ」と述べ、現地の反応に大きな手応えを感じていた。

なお、映画『旅のおわり世界のはじまり』は全国絶賛公開中。8月23日(金)より、テアトル新宿にて凱旋上映が決定している。さらに、同日16時の回上映終了後には、前田と黒沢監督のトークイベントも実施される。

【STORY】
遠い空の下、“新しい自分”に出会う─
テレビ番組のリポーターとして美しい国“ウズベキスタン”を訪れた葉子は、この国にいる“伝説の怪魚”を探すため、番組クルーと様々な地を訪れる。ある日の収録が終わり、彼女はひとり見知らぬ街を彷徨ううち、導かれるように路地裏につながれたヤギと巡り合う。それは、目前に広がる“世界”との対話のはじまりだった──。

作品情報

映画『旅のおわり世界のはじまり』
絶賛公開中


監督・脚本:黒沢 清
主演:前田敦子 加瀬 亮 染谷将太 柄本時生
製作:キングレコード、ローデッドフィルムズ、東京テアトル、朝日新聞社、TBSラジオ、博報堂/UZBEKKINO
特別協力:ウズベキスタン国家観光発展委員会  
配給・宣伝:東京テアトル
©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

オフィシャルサイトtabisekamovie.com