人生の不条理を容赦なく描く問題作『ドッグマン』冒頭3分の映像が解禁

人生の不条理を容赦なく描く問題作『ドッグマン』冒頭3分の映像が解禁

いよいよ8月23日(金)の日本公開を控えた、映画『ドッグマン』より3分の冒頭映像が解禁された。

監督は、唯一無二の世界観と映像で社会のダークサイドに斬り込むとともに、人間の弱さや愚かさを恐れることなく描く脚本で、今やほかに並ぶ者のない映像作家としてリスペクトされる存在となったマッテオ・ガローネ。本作では、誰にでも訪れる可能性がある人生の不条理を容赦なくあぶり出す。主演は、昨年の「第71回カンヌ国際映画祭」で主演男優賞を獲得したマルチェロ・フォンテが務める。

犬の視線が指標となり、登場人物たちの行動を目撃する様子を描いた本作。この度解禁された冒頭映像では、犬の存在が重要な役割を担うことを予感させる。トリミングサロン<ドッグマン>にやってきた大型犬を洗うところから物語は始まるが、その後、マルチェロが住む町の様子が映るがそこはゴーストタウンのように寂れた田舎町で、登場人物たちが逃げ場のない環境にいることを示唆している。

ガローネ監督はこのシーンを「マルチェロがこれから暴力に対してどのように相対していくかということをメタファーとして表現しているんだ」と、暴力的な友人シモーネに支配されるマルチェロが、物語を通してどのように代わっていくのかを暗示していると語る。またこの印象的なオープニングの撮影について、主演のマルチェロは「冒頭の犬の真の姿はまるでぬいぐるみのように穏やかな犬なんだけど、その日のソーセージ代を稼ぐため獰猛な演技をしていたんだよ。名前はマリオ。すっかり気に入ってしまって今も僕のパソコンのデスクトップを飾っているよ」とコメント。マルチェロは撮影前に3カ月間ドッグトリマーとしての訓練を受け、犬たちとのコミュニケーションの取り方を学んだといい、「撮影現場でも犬と良い関係を築いていた」とガローネが証言。お互いが呼応し合う息ぴったりの演技を披露したマルチェロと犬の姿は劇場で確認してほしい。

【STORY】
イタリアのさびれた海辺の町。娘と犬をこよなく愛する温厚で小心者のマルチェロは、質素ながらも「ドッグマン」という犬のトリミングサロンを経営し、気のおけない仲間との食事やサッカーを楽しむ日々を送っている。だが一方で、その穏やかな生活をおびやかす暴力的な友人シモーネとの従属的な関係から抜け出せずにいた。ある日、シモーネから持ち掛けられた儲け話を断りきれなかったマルチェロは、その代償として仲間たちの信用とサロンの顧客を失ってしまう。娘とも自由に会えなくなったマルチェロは、元の幸せだった自分の日常を取り戻すためにある行動に出るが――。

作品情報

『ドッグマン』
8月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

監督:マッテオ・ガローネ(『ゴモラ』、『リアリティ』、『五日物語~3つの王国と3人の女~』)
出演:マルチェロ・フォンテ、エドアルド・ペッシェ、アダモ・ディオジーニ
原題:DOGMAN
配給:キノフィルムズ/木下グループ
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オフィシャルサイトdogman-movie.jp