前田敦子はシャーマン女優!? 映画『葬式の名人』オール“関西弁”に高良健吾も悪戦苦闘

前田敦子はシャーマン女優!? 映画『葬式の名人』オール“関西弁”に高良健吾も悪戦苦闘

8月16日より大阪・茨木市にて先行公開中、9月20日(金)に全国ロードショーされる映画『葬式の名人』の完成披露舞台挨拶が、8月29日に新宿バルト9にて開催され、前田敦子、高良健吾、樋口尚文監督が登壇した。

オフィシャルレポート

平日の夜にも関わらず、満席で埋まった観客席を前に、主演の前田は「本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。短い時間ですがよろしくお願いいたします」満面の笑みで挨拶。MCより初の母親役について聞かれると「自分もそういう(母を演じる)年齢になったんだなって思いましたし、子供と接して子供っていいなぁ~って撮影中もすごく思いました」と満足げな様子をみせた。高良は「こんばんは。ご来場ありがとうございます。この後もいろんなクロストークがありますので、楽しんで帰っていってください」と観客に語り掛け、樋口監督は「関西では大ヒットしておりまして、『ライオン キング』や『天気の子』も抜いてしまっていると聞いて、えぇーって感じですが、本日もたくさんの人にお越しいただいて誠にありがとうございます」と話した。

今回、東京の観客に初めて観てもらえる感想を樋口監督は「去年の夏、精魂込めて手作り感満載の本作はアート色も強いというのに、本当にうれしいです」とコメント。前田は「撮影した場所の方々に受け入れてもらえたことが、とっても嬉しかったですね。それだけですべてが救われたって気分になっていますね」と心境を明かした。高良も「嬉しいですよ。茨木で撮ったので住んでいる人たちに観てもらえたのが嬉しいですし、何パーセントとか(茨木市にお金が)入ったらいいね(笑)」とジョークを交えながら答え、会場の笑いを誘った。

また、オール関西弁に挑戦した高良が「前田さんは上手!!」と言うと、前田は「えぇ~私は高良さんが上手だと思いましたよ」と返し、互いに「いやいやいや(笑)」と謙遜し合う場面も。そこで高良が「でも、僕は上手じゃないといけないんですよ。前にも朝ドラで関西弁やっていましたから。でも、下手だったね(笑)」と撮影を振り返り、前田は「現場で高良さんを見た時、もうすでに(関西弁が)できていて『やばい、どうしよう』って焦りましたよ」と撮影当初の気持ちを吐露した。

そんな関西弁をどうやって習得していったのか聞かれると、前田は「脚本・プロデューサーの大野さんが茨木市出身で、すごい教えてくれたんです。ずっと側にいてくれたのが、すごくありがたかった」と回答。続けて、MCから「一番難しかった関西弁の言葉は?」と聞かれた高良は「一言じゃなく、セリフでもなく……全部ムズイ!(笑)」と答え、「今回この作品でやりたかったことに関西弁は大きくて、自分の苦手意識を克服したかったんです。苦手意識はなくなったんですけどね……まぁ、観てみてください、勢いです!(笑)」と自虐も交えながら語った。

樋口監督は2人について「なかなか掴みにくい役柄で、いろいろ考えなくてはいけないのに、さらに関西弁も気をつけなくちゃいけない。大変だったと思いますよ。でも、お2人の関西弁は桂 雀々師匠が『完璧だ』と言っていましたよ。お墨付き!(笑)」と2人の関西弁を褒めると、会場から「おぉ~」と拍手が巻き起こった。

本作で映画、ドラマ含め3回目の共演となった前田と高良。高良は前田の印象を「前田さんは、この間監督と3人での取材のときに監督が言っていた言葉がすごくしっくりきて、『前田さんはシャーマン。巫女さんのようだ』って。前田さん自体が巫女のイメージで……これって嬉しいのかな?(笑)」と聞くと、前田は「嬉しいのかな?(笑)……嬉しいです(笑)」と照れ笑いをみせた。すると、樋口監督が「努力で演技する人じゃなくて、直感で神が降ってきたような演技をするという最大限の褒め言葉ですよね」とフォロー。続けて、高良の印象を前田は「初めてご一緒したのは高良さんが22歳で私が19歳とか……その当時は全然しゃべれなかったですけど、この世界に入って、ずっと憧れていた存在ですね」とコメント。高良は「嬉しいです。これはわかりやすくてね(笑)」とわかりやすく照れてみせた。

さらに、本作のキャスティングについて、樋口監督は「主演は前田さんしかいないと決めていた」と語り、「前田さんファンクラブの方から僕は“あつヲタ“と言われております(笑)。というのも、評論家でもありますから、以前から前田さんの演技を大肯定していて、いろんな賞に推薦したり、いろんな記事で対談したり、ずーっと前田さんの演技を見て応援していました。監督でもありますから、一度は前田さんの映画を撮りたいと思っていました」と続けた。それに対して前田が「この作品に出させていただいて、とっても嬉しかったです。樋口監督は本当に普段から陰で応援してくれていたので、恩返しのような感じでしたね」と語ると、樋口監督は「”あつヲタ“ですからね(笑)」と自虐した。

そして、タイトルにちなんで“じつはこの人は「~の名人」”というトークテーマになると、高良は「前田さんは“脱力の名人”ですね。前田さんは意識的にリラックス、脱力していてくれるから、いっしょにする演技もとてもやりやすいです。威圧感がなくって」と暴露。それには前田も「嬉しいです! 意識しています……嘘です(笑)」とジョーク交じりに返した。前田は「高良さんは“派手な服が似合う名人”です(笑)。この着ているスカーフをチョイスするところとか(笑)」と回答。これに対して高良は「まさかの答えだった(笑)」と驚いたようであった。

続けて前田が「プライベートの時に派手なパンツを履いていて、それがすごくて……」と語ると、高良は「あぁートラパンでしょ? 言っていましたよね(笑)」とコメント。前田が「すごい! よくそれ履けますねって言っちゃって(笑)。褒め言葉ですよ!」と言うと、高良は「赤い帽子も被っていたからね、雷の人みたいな感じでしたよ。あれは俺の中でも確かに派手な方でしたね(笑)。当時はあれがカッコいいと思っていたんです(笑)」と当時を回想。そして、前田が「でも、そういうのを私服でも着ていてイメージが違う感じでしたよ。パンツは今も履いています?」と聞くと、高良は「ちゃんと履いているよ!」と答えるという、仲睦まじげな様子をみせた。

また、“それぞれ役を演じるにあたって大変だったこと”を聞かれた高良は「野球部も演じて、先生も演じたんで今回はMIXするような感じでしたけど、一番大変だったのは“関西弁”。なんといっても“関西弁“(笑)」とコメント。前田も同じように「関西弁ですね(笑)」と撮影現場を振り返った。そして、樋口監督も“2人の演技で大変そうだったところ”を「関西弁ですね(笑)」と答え、まるでお決まりのセリフのように本作で大変だったことが“関西弁“という結果になった。

最後に樋口監督は「この映画は青春のファンタジーという器の中にさまざまな作品が詰まっていて、シニアっぽくもプログレッシブな映画になっています。たくさんの方に観てもらいたいです。よろしくお願いいたします」と挨拶。高良は「今日はありがとうございました。本作を僕は2回観ているのですが、まだ感想がうまく言えないんです。新しいジャンルだと思うんですよ。『ジャンル葬式の名人』。少し変わった気持ちになれる作品です。楽しんで観ていってください」と語った。前田は「今日はすっごく嬉しい。個人的にすごく好きな作品でもあるので、みなさんにもそう思っていただけたら嬉しいです。この作品でいろんな世界にいけると思います。みなさん楽しんでいってください」とメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。

【STORY】
大阪府茨木市にある簡素な木造アパートで、息子と二人で暮らしている28歳・雪子。
ある日、彼女のもとに高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から10年の時を経て、通夜に集まった同級生たちが体験したのは、これまでに見たことも聞いたこともない奇想天外なお通夜だった――。

作品情報

映画『葬式の名人』
茨木市にて先行公開中/9月20日(金)全国公開ロードショー

【CAST】
前田敦子 高良健吾 白洲 迅
尾上寛之 中西美帆 奥野瑛太 佐藤都輝子 樋井明日香
中江有里 大島葉子 佐伯日菜子 阿比留照太

【STAFF】
監督:樋口尚文
企画:榎 望
プロデューサー・脚本:大野裕之
撮影:中堀正夫
美術:部谷京子
音楽プロデューサー:佐々木次彦
音楽:上野耕路
照明:祷宮 信
編集:大島ともよ
劇中マンガ:やまだないと
原案:川端康成
配給:ティ・ジョイ

©️“The Master of Funerals” Film Partners

オフィシャルサイト
http://soushikinomeijin.com/