村上虹郎「日本映画の良さをもっと伝えていきたい」。映画『楽園』二宮直彦プロデューサーと「ヴェネチア国際映画祭」公式イベントに出席

村上虹郎「日本映画の良さをもっと伝えていきたい」。映画『楽園』二宮直彦プロデューサーと「ヴェネチア国際映画祭」公式イベントに出席

「第76回ヴェネチア国際映画祭」にて、初めての開催となるプレス・業界関係者向けの日本映画特集上映&交流イベント「ジャパン・フォーカス」が開幕。選出された『楽園』、『人間失格 太宰治と3人の女たち』、『カツベン!』、『蜜蜂と遠雷』の代表者が、9月2日(現地時間)に行われた合同記者会見に登壇し、映画『楽園』からは村上虹郎と二宮直彦プロデューサーが記者会見に出席した。

記者会見で村上は、「映画祭は色々な人と出会える、ご縁のある場所だと思っていて、僕もデビュー作で海外の映画祭に行かせていただき、様々な映画監督や俳優さんと出会えて、今もそのご縁が続いているのがありがたい」と話し、「こういった海外の映画祭で日本という国、そして日本映画の良さをもっともっと伝えて行きたい」と歴史あるヴェネチア国際映画祭に参加出来た喜びをコメント。

二宮は、「全世界共通だと思いますが、映画が完成するのは小さな奇跡の連続だと思っています」と前置きし、「『楽園』が完成したのは2つの奇跡がありました。一つは瀬々監督の脚本。この脚本無くしてはこの企画は成立しませんでした。そしてもう一つは、主演の綾野さんやここにいる村上さんを始めとした、日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれたことです」と世界に向けて堂々と作品をアピールした。

また、合同記者会見と同日に行われたレッドカーペットセレモニーに「ジャパン・フォーカス」に選出された面々が登場すると、会場は拍手喝采。レッドカーペットを囲うようにメディアが溢れ返り、国境を越えた映画の祭典を盛り上げていた。レッドカーペットを歩いた村上は各国のメディアからのリクエストに丁寧に答え、時には蜷川監督と2ショットでの取材に応じるなど、楽しんでいた様子。

村上は、「今回は是枝裕和監督、塚本晋也監督、オダギリジョーさんなど日本映画界の先輩方が数多く来ており、改めて日本と密接にある映画祭だと感じました」と映画人としてヴェネチアの地に降り立った喜びを語った。日本での公開に先立ってヴェネチアで盛り上がりを見せる、映画『楽園』の公開にますます期待が高まる。

綾野 剛主演の映画『楽園』は、10月18日(金)に全国公開。

左から、〈『楽園』二宮直彦プロデューサー、村上虹郎〉、〈『人間失格 太宰治と3人の女たち』蜷川実花監督、池田史嗣プロデューサー〉、〈『カツベン!』天野和人プロデューサー〉

【STORY】
豪士(綾野)は、母親と共にリサイクル品を販売しながら孤独な日々を過ごしていた。ある夏の日、青田に囲まれたY字路で幼女・愛華の誘拐事件が起こった。犯人は見つからず、事件直前まで愛華と一緒にいた紡は、心に深い傷を負うこことなった。事件から12年後―、高校を卒業した紡(杉咲)は、街のホームセンターで働いていた。祭りの前日、準備で集まった公民館で、紡は豪士と出会い、孤独な豪士に対して感情が芽生える。そして祭りの日―、12年前と同じY字路で、再び少女が行方不明となる。やがて豪士が犯人だと疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出るのだった―。それから1年後、東京の青果市場で働く紡。Y字路に続く限界集落では、養蜂家の善次郎(佐藤)が愛犬レオと生活していた。祭りの前日、手伝いで地元に帰省していた紡は善次郎と出会う。そんなある日、善次郎が計画していた村おこしの話がこじれ、村人たちの怒りを買ってしまう。村八分によって善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。

イベント情報

 第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」
日程:9月2日(月)、3日(火)
会場:Sala Pasinetti

上映作品:
『楽園』 瀬々敬久監督 (配給:KADOKAWA)
『人間失格 太宰治と3人の女たち』 蜷川実花監督 (配給:松竹 アスミック・エース)
『カツベン!』 周防正行監督 (配給:東映)
『蜜蜂と遠雷』 石川 慶監督 (配給:東宝)

作品情報

『楽園』
10月18日(金)全国公開

原作:吉田修一「犯罪小説集」 (KADOKAWA刊)
監督・脚本:瀬々敬久
出演:綾野 剛 杉咲 花 村上虹郎 片岡礼子 黒沢あすか 石橋静河 根岸季衣 柄本 明 佐藤浩市
配給:KADOKAWA
© 2019「楽園」製作委員会

オフィシャルサイトhttps://rakuen-movie.jp/

犯罪小説集』原作