志茂田景樹「わが子を守り必死に生きる2人の命は美しく輝いていた」。映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』著名人からのコメント公開

志茂田景樹「わが子を守り必死に生きる2人の命は美しく輝いていた」。映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』著名人からのコメント公開

9月28日(土)より岩波ホールほか全国順次公開される、映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』。この度、本作をひと足早く鑑賞した著名人より、絶賛のコメントが到着した。

本作は、世界中で愛される『スノーマン』や『風が吹くとき』などの名作で知られるイギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を描いた原作をアニメーション化した作品。1928年の出会いから結婚、息子レイモンドの誕生、第二次世界大戦、戦後の発展と時代の変化、そして老い…40年にわたる激動の時代に、“普通”を懸命に生きた父と母を描いた感動作だ。

そんな本作を鑑賞したのは、アニメ『パンダコパンダ』『アルプスの少女ハイジ』のキャラクターデザインを務めたアニメーター・作画監督の小田部羊一、『この世界の片隅に』の片渕須直監督、作家の志茂田景樹など、様々なジャンルの著名人。また、イギリスについての著書でも知られる作家・国文学者の林 望や、タシャ・チューダーの絵本を日本に紹介した編集者・末盛千枝子もコメントを寄せている。

【片渕須直(アニメーション監督『この世界の片隅に』)コメント】
『この世界の片隅に』のすずさんたちと同じ頃、別の国に住んでいた夫婦のお話です。戦時中に布が足らなければ、「だからスカートは短くしましょう」と反対のことをやっていたり。違うところも、でも、同じところも。世界のもうひとつの片隅が見えました。

【小田部羊一(アニメーター)コメント】
温もりのある、あのレイモンド・ブリッグズの絵が人生というものを見せてくれます。第二次世界大戦をはさんだ時代と生活。恋や子育て、戦時下の現実、老いて死ぬことまで。淡々とありのままを描いて、しかもずしんと重い、冷徹さと温かさ。

【末盛千枝子(絵本編集者)コメント】
あれだけの絵本作家が、自分の両親のごく平凡な庶民の人生をこのように描き切ったということに感動しました。

【林 望(作家・国文学者)コメント】
ふつうの人生が、淡々とリアルに描かれていく。絵も心も、しみじみと美しい「文学」である。何度も涙が出た。

【ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント】
とても素敵な映画でした。淡々と描いているけど、親への愛情が漂っています。だからイギリスのちょっと昔の話であっても、日本人が見ても共感できると思います。

【志茂田景樹(作家・読み聞かせ隊隊長)コメント】
終戦の年、僕は5歳。東京郊外の空はすでに戦場だった。僕は両親にエセルとアーネストを重ねていた。わが子を守り必死に生きる2人の命は美しく輝いていた。

【クリス-ウェブ 佳子(モデル/コラムニスト)コメント】
これは普遍的な人間ドラマなんかじゃない。だって「普通の家族」が、「普通じゃない時代」を生きようとしたんだから。

【石川直樹(写真家)コメント】
遠い場所、ちょっと昔、自分たちとすれ違うことすらなかった見知らぬ家族の話なのに、他人事とは思えない。ぼくたちは彼らで、彼らはぼくたちそのものだ。

【豊田エリー(女優)コメント】
この映画を一番に薦めたいのは両親です。楽しいだけでなく切ない部分もありますが、一緒に観たいし、きっと観たいと言ってくれると思います。

【STORY】
激動の20世紀を生きた一組の平凡な夫婦の、40年にわたる心暖まる本当の物語。
1928年ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドだったエセルは恋に落ち、結婚し、ウィンブルドンに小さな家を構える。最愛の息子レイモンドの誕生と成長、第2次世界大戦中の苦難の日々にも、二人は寄り添い、笑いあうことを忘れない。戦後の経済発展が進む中、静かに忍び寄る老い……しかしいつもエセルの横にはアーネストがいた。激動の20世紀を生きた庶民の歴史を、暖かなまなざしで描いた感動の物語。

作品情報

『エセルとアーネスト ふたりの物語』
9月28日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー

監督:ロジャー・メインウッド
原作:レイモンド・ブリッグズ(バベルプレス刊)
音楽:カール・デイヴィス
エンディング曲:ポール・マッカートニー
声の出演:ブレンダ・ブレッシン/ジム・ブロードベント/ルーク・トレッダウェイ
原題:Ethel & Ernest
配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ

オフィシャルサイト
https://child-film.com/ethelandernest