「安全ベルトを締めて観てください」 鬼才ギャスパー・ノエ監督が映画『CLIMAX』トークイベントに登壇

「安全ベルトを締めて観てください」 鬼才ギャスパー・ノエ監督が映画『CLIMAX』トークイベントに登壇

11月1日(金)公開される、映画『CLIMAX クライマックス』のトークイベント付き日本最速上映イベントが、9月11日にヒューマントラストシネマ渋谷にて開催され、ギャスパー・ノエ監督が登壇した。

ギャスパー監督は、これまでの日本への思いや魅力を「東京は本当に愛すべき都市だ。いろんな国に行くが、その中でも東京は、好きになってしまった都市の1つ。そんな東京で、英語の作品を撮ることができるとは思っていなかった。それが実現し、その作品が日本で上映できることが光栄だ」と過去に撮影した思い出を回想。続けて、「映画を撮影していて日本の仕事の仕方、流儀が海外では通用しないなと思った」と文化の違いに驚いたことを語った。

また、音楽が絶え間なく流れる本作。数々の音楽の選曲については「自分の好きな曲を選んだ。テクノミュージックもいくつか使っているが、東京に来た時に出会った音楽で、2000年くらいには日本に頻繁に来ていて『MANIAC LOVE』でディスコテイク、テクノという音楽に出会った。その年代の音楽を中心に選んだが、特にダフト・パンク、エイフェックス・ツインが気に入っている」とこだわりを明かした。

さらに、日本では本作がR-18指定となったことを「本当は18歳以下の若い子に観てほしい。なぜならお酒やドラッグがいかに有害か、不幸な結果をもたらすかわかってほしいんだ」と本作に込めたメッセージを告白。そして、映画内に登場するダンサーたちのほとんどが素人だと言い、「ネット上でバトルダンスをしている動画を見て動きを決めた。冒頭のダンスシーンは振付師が、それ以外のダンスは全部即興なんだ」と観客を驚かせた。

最後に、その刺激的な内容から「安全ベルトを締めて観てください」と冗談交じりに話し、会場の笑いを誘ってイベントは幕を閉じた。

【STORY】
1996年のある夜、有名な振付家の呼びかけで選ばれた22人のダンサーたちが人里離れた建物に集まり、アメリカ公演のための最後のリハーサルをしている。彼らの集まる建物には電話がない。山奥のために携帯も通じない。そして、外では雪が降っている。公演前の最後の仕上げともいうべき激しいリハーサルを終え、打ち上げパーティを始めたダンサーたちは、爆音ミュージックに体を揺らしながら、大きなボールになみなみと注がれたサングリアを浴びるように飲んでいた。しかし、そのサングリアにはLSD(ドラッグ)が混入しており、ダンサーたちは、次第に我を忘れトランス状態へと堕ちていく。エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、発狂する者……一部の者にとっては楽園だがほとんどの者にとっては地獄の世界と化していくダンスフロア。一体誰が何の目的でサングリアにドラッグを入れたのか?そして、理性をなくした人間たちの狂った饗宴はどんな結末を迎えるのか・・・?

作品情報

『CLIMAX クライマックス』
11月1日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開

監督・脚本:ギャスパー・ノエ
出演:ソフィア・ブテラ、ロマン・ギレルミク、スエリア・ヤクーブ、キディ・スマイル
原題『CLIMAX』
R-18
配給:キノフィルムズ/木下グループ
©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS

オフィシャルサイト
climax-movie.jp