坂口健太郎「タガログ語は耳で覚えた」有村架純ら登壇『劇場版 そして、生きる』舞台挨拶開催

坂口健太郎「タガログ語は耳で覚えた」有村架純ら登壇『劇場版 そして、生きる』舞台挨拶開催

9月27日に公開となった『劇場版 そして、生きる』。

本作の公開を記念して27日にイオンシネマみなとみらいで公開初日舞台挨拶イベントが行われ、主演の有村架純、坂口健太郎と月川翔監督が登壇した。

初日舞台挨拶レポート

劇場版公開に有村は「たくさんの映画館で上映していただけるということで、皆さんの力もあってたくさんの方々に届けることができて嬉しい。スタッフ・キャストの想いがたくさん詰まっているので、その想いをみなさんの中に届けられる機会が増えたと思います」と喜びもひとしお。約2時間にまとめられた劇場版を鑑賞し「瞳子を演じる上で、全6話の中で描かれる10年分の物語を約2時間にまとめて下さった監督やプロデューサーの苦しみが痛いほどにわかりました。『あのシーンはないんだ…』とカットされたシーンについて思い出したりしましたが、厳選されたシーンが詰まっていて見応えのある作品になっています」と手応えを感じていた。

坂口は「ドラマの段階でたくさんの人に観てほしいと思っていたし、劇場版が決まった時にスタッフのみんなが喜んでいたのが嬉しかった」と周囲の反応を明かし「全6話を一つの作品にまとめるのは難しかっただろうけれど、劇場版はギュッとした分、時間経過もわかりやすくなり、シンプルに感情に響く。映画として満ち足りた2時間でした」と劇場版ならではの魅力を語った。

月川監督は劇場版として再編集するにあたり「ドラマの撮影段階からいいものが撮れているという手応えがあったけれど、その大半をそぎ落とすのは苦しかった」と苦心したそうだが「濃密な映画ができた。自分で言うのも変ですが、自分たちの仕事を褒めたいと思う作品になりました」と完成に胸を張っていた。

東北ロケを振り返って有村は「スタジオセットでは出すことのできない感情が生まれたし、役柄としてその土地に存在するということに徹することができたのは現地ロケのおかげ」と本物志向が吉と出たよう。知英との共演には「二人のシーンではすごく癒されて、毎日幸せだなぁと思っていました」と懐かしそうに撮影を思い出していた。

また有村は、坂口がフィリンピンロケについて「タガログ語のセリフが難しかった」と回想すると「あれはどうやって覚えたの? 本当にすごいと思った」と称賛。月川監督が「本番前の読み合わせの段階では、字を見ながらでも言えない状態だった」と舞台裏を明かすと、坂口は「タガログ語は耳で覚えた感じです。長回しの撮影だったので感情が継続する形でお芝居できたのが良かった。1発本番でした」とその状況を説明。月川監督は「暑くて何度もできなかったので助かりました(笑)」と坂口の役者魂に感嘆していた。

その坂口は、清隆とフィリピン人の少年ジャスティンの劇中シーンについて回顧。「演じながら、ジャスティンに何もしてやれなかったのは悲しいことだと役に感情移入してしまって……20分くらい泣いてしまった」と演技を超えた感情の爆発を告白。月川監督が「(泣きすぎて)立ち上がれない感じになっていた」と当時の坂口の様子を報告すると、坂口は「カットがかかっても泣きどおし。不思議な体験でしたね」と熱演を振り返った。

最後に月川監督は「(公開館が)今も拡がっていますが、皆さんの口コミにかかっている作品です。本当に良いと思ったら広めていただけたら嬉しいなと思います。」と呼びかけると、坂口も「この作品で生きている人たちを監督が美しく切り取ってくれていて本当に満たされる作品になっていると思います。少しでもよかったなと思ったら広めていただいて、いろいろな方に『そして、生きる』が届くようになったら嬉しいなと思います。」とアピール。

有村は「いろいろな方のお力添えがあって、劇場版ができ上がりました。その奇跡に心から感謝したいです。ドラマの撮影が終わった後にスタッフの方々が『やり切った!』と言っていて、その言葉があっただけでもいい現場だと感じることができました。作品を観てどう感じるかは皆さん次第。この作品のことを知れて良かったと思っていただけたのならば、嬉しいです」と公開後の反応に期待を込めていた。

【STORY】
3歳の時に交通事故で両親を亡くした生田瞳子(有村架純)は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。天真爛漫に育った瞳子は、時に地元のアイドルとして活躍することもあり、いつしか女優を志すようになっていた。そして、19歳になった瞳子は、東京で開催されるオーディションに覚悟をもって挑もうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。その年の秋―。瞳子はカフェで一緒に働いている韓国人のハン(知英)とともに、気仙沼でのボランティア活動に参加する。瞳子はそこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口健太郎)と出会う。穏やかで整然と現場を取り仕切る清隆だったが、瞳子はなぜか彼のほほえみに違和感を覚えていた。清隆自身もまた過酷な運命を背負っていることを、瞳子は知る由もなかった。そして気仙沼での日々をともに過ごした瞳子と清隆はいつしか互いに特別な感情を抱いていく―。

作品情報

『劇場版 そして、生きる』
9月27日(金)よりイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

脚本:岡田惠和(連続テレビ小説『ひよっこ』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』)
監督:月川 翔(『君は月夜に光り輝く』『君の膵臓をたべたい』)
音楽:村松崇継(『思い出のマーニー』『連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~』シリーズ)
出演:有村架純 坂口健太郎 知英 岡山天音 萩原聖人 光石 研 南 果歩 ほか
製作・配給:WOWOW
配給協力:イオンエンターテイメント
©2019 WOWOW

特設サイト
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