キャストの“リアルFree!”エピソードも披露!『劇場版 Free!-Timeless Medley-約束』初日舞台挨拶レポート

キャストの“リアルFree!”エピソードも披露!『劇場版 Free!-Timeless Medley-約束』初日舞台挨拶レポート

7月1日(土)、東京・新宿ピカデリーにて、『劇場版 Free!-Timeless Medley-約束』の初日舞台挨拶が行われ、松岡凛役の声優・宮野真守、似鳥愛一郎役の宮田幸季、御子柴清十郎役の津田健次郎が登壇。劇場を訪れた満員のファンと全国50ヵ所以上のライブビューイング会場に向けて、思い出のシーンや見どころ、アフレコでのエピソードなど、“Free!愛”を存分に語った。 

『劇場版 Free!-Timeless Medley-』は、第2回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作となった、おおじこうじ作の『ハイ☆スピード!』を原案に生まれたTVアニメシリーズ『Free!』シリーズを、新規エピソードを交えて2作の劇場版に再構築した作品。今年4月には、岩鳶高校水泳部の七瀬遙(CV:島﨑信長)、橘真琴(CV:鈴木達央)、葉月渚(CV:代永翼)、竜ヶ崎怜(CV:平川大輔)をメインとした『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』が公開され、今回公開された『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆』では、七瀬遙たちの幼なじみで海外留学後、一度は水泳を諦めたものの鮫柄学園の水泳部に復帰した松岡凛と、親友・山崎宗介(CV:細谷佳正)ら鮫柄学園の仲間たちとの熱い友情が語られている。

客席の大きな拍手と歓声に手を振って舞台に上がった宮野は、「今日はみなさんと一緒に“Free!愛”を語り合いたいと思います!」と元気に挨拶。宮田が「今日は足元のお悪いなか、ようこそ劇場へ!」と言うと、津田は「みなさん、シャーク!」と、鮫の背びれをイメージしたという右手を上げたポーズ付きで観客とコール&レスポンス。テンションの高い挨拶に、会場は大きな笑いに包まれた。

最初の話題は、公開初日の感想。宮野は「こうして鮫柄として物語をまとめてもらえるのは非常に嬉しくて、今日という日を待ち望んでいた。僕も昨日の夜、いただいた映像を観たんですけど、最初から涙が止まらなくて……。僕ら鮫柄は、大きなものを抱えて戦っていたんだなと思い、凜の幼少期からの思いが見えると、だから凜は涙もろく、優しく、強くなきゃいけないと思っていたんだなと改めて感じました」と語り、凜の親友・宗介の登場シーンを観て、「宗介が出るたびに泣いちゃって、いつの間にか細谷(佳正)氏にLINEしてたんです」と告白。細谷の演技の凄さとともに「おまえが戻ってくるの待ってるから」と伝えたという。現在、喉の治療のため休業中の細谷と宮野の劇中さながらの友情あふれるエピソードに、津田と宮田も「“リアルFree!”だね」と温かな言葉を投げかけた。

アフレコ前に台本とともに本作のリハ用映像をもらったという宮田も、「僕もグッときました。客観的にすごく面白くて、いい話。(鮫柄の)誰かひとりが欠けてもいけない、すごくいいチームだなと思ったら、練習するのを忘れて見入っちゃいました。劇場の大スクリーンで観られたみなさんが羨ましい。この作品に参加でき、似鳥を演じさせてもらえて幸せでした。パワーをいただけた」と感慨を述べた。そして『Free!』シリーズでは初めて舞台挨拶に立ったという津田は、TVシリーズ、ドラマCDなどで「わちゃわちゃやってきた」過去作品について触れながら、本作を「見終わったみなさんが、ハンカチで(目を押さえて)こうしているのを見て、鮫柄でこうしていられるのが嬉しい」と語る。さらに、この日登壇した3人のキャラクターが鮫柄学園水泳部を引っ張ってきた歴代部長となって、部員の思いを受け継いできた歴史を、宮野、宮田とともに感慨深く振り返っていた。

そして、それぞれの思い出のシーンを聞かれた3人は、「やはり宗介とのシーン、凛と一緒に泣いてました。なぜなら、彼らの思いがリアルだから。自分の夢、しがらみと戦って生きているからこそ、挫折や希望がある。今回の『約束』には宗介との約束もありますが、(観ている)みなさんと、まだまだ『Free!』行くぜ!と“約束”している感じがして。少年たちが大人になり、また新たな物語が始まりそうで、感動しっぱなしでした」と宮野。宮田は、全部のシーンが好きだがあえて選ぶならやはり似鳥のシーンだと言い、「(似鳥は)正直、天才肌ではないから、みんなが優しくしてくれる」と鮫柄のキャラクターたちとのやりとりを紹介。津田も自身が演じた御子柴清十郎のシーンに「清ちゃんが客席で後輩たちを怒るところが、ものすごく愛が深い」と言うと、宮野から「おたく(清十郎)の弟さんも、可愛いですよね~」とサブキャラクターの話題が出るなど、3人の鮫柄愛は尽きることがない。

さらに水泳シーンの多い本作では、アフレコも大変だったという。今回の劇場版はTVシリーズの映像をそのまま再構築しているのだが、画がもともと非常にリアルに描き込まれているため、宮野が「(水泳のブレスの)息づかいも、それぞれが工夫していた。僕らの声もよりリアルに息づいていたいと思った」と振り返ると、泳ぐシーンがなかったという津田は「TVシリーズからずっと、俺も泳ぎたいなぁとめっちゃ観てた」と羨ましそう。そのしょげた様子に宮野と宮田が「ブハァってやりたい? じゃあやってみてくださいよ」とけしかけると、津田が「ブハァ、ブハァ!」と本気で実演。また、大会の応援シーンにも話が及び、アフレコではキャスト陣が実際の水泳大会の応援を教えてもらって挑んだのだとか。アフレコでもタイミングを合わせながら演じたという、部活ならではの「セイッ! セイッ! お疲れ~!」の掛け声を3人で実演し、会場は笑いに包まれた。

マスコミ向けのフォトセッションでも、この日すっかりおなじみとなった“シャーク!”ポーズでアピールした3人は、劇場とライブビューイング会場とも一緒に“シャーク!”ポーズを決めて、最後の挨拶へ。

「TVシリーズからずっと青春し続けて、この舞台に鮫柄として立てて本当に嬉しいです。何回でも劇場に足を運んでいただいて、全力応援してくれたおかげで、僕たちはここに立てています。さらに熱く『Free!』を支えていただけたら嬉しいです。これからも『Free!』応援してください、シャーク!」(津田健次郎)

「大スクリーンで観る機会はなかなかないので、ぜひ何度も観ていただけたらと思います。1期のときは、まさか劇場版になるとは思いもしなかったので、これも『Free!』を応援してくださったみなさんのおかげ。これからも応援よろしくお願いします」(宮田幸季)

「『Free!』という作品の素晴らしさを、僕らが改めて感じさせてもらえる、そんな映画になりました。TVシリーズをただまとめるのではなく、いろんな側面からキャラクターの表情や気持ちを感じられるものが作れるんだという、可能性の広がり方にただただ驚かされました。鮫柄で思いを繋げていくと、こういう物語になる。正直、最後のほうに差し掛かるにつれ、つらくてつらくて観られなくなっちゃうくらい苦しかったんですけど、彼が繋いでいる絆はなんと美しいんだろう、ずっと観ていたいと思いました。僕らもアフレコ現場で当時、全力で臨んでいたものが、こうして形を変えてみなさんに届けられて、次を感じさせる予感のあるこの劇場版。みなさんとまた絶対に会います!という“約束”を今日ここでして、存分に映画を楽しんでいただきたいと思います」(宮野真守)

ファンの“Free!愛”とスタッフ&キャストの“Free!愛”がたっぷりと詰め込まれた『劇場版 Free!-Timeless Medley-約束』は、本日より全国上映がスタート。各劇場では、キャラクターデザイン・西屋太志による新規描き下ろしイラストデザインコースター(全10種)の数量限定の週替わり配布や、キャラクターによる週替わり舞台挨拶&来場者とのフォトセッションなど、様々な企画も実施中だ。また、この秋には遙が高校卒業を控えた3月、次のスターティングブロックに進むまでの早春の日々を4編のストーリーで綴る新作アニメ『特別版Free!-Take Your Marks-』の劇場公開も決定している。まだまだ続く『Free!』ワールドをお見逃しなく!

Text By 阿部美香


「劇場版 Free!-Timeless Medley-約束」
7月1日(土)より全国公開中

 【CAST】
七瀬 遙:島﨑信長
橘 真琴:鈴木達央
葉月 渚:代永 翼
竜ヶ崎 怜:平川大輔
松岡 凛:宮野真守
山崎宗介:細谷佳正
似鳥愛一郎:宮田幸季

御子柴百太郎:鈴村健一
椎名 旭:豊永利行
桐嶋郁弥:内山昂輝 

【STAFF】
原案:「ハイ☆スピード!」おおじ こうじ(KA エスマ文庫/京都アニメーション)
監督:河浪栄作(アニメーションDo)
構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:鵜ノ口穣二
色彩設計:米田侑加
小物設定:秋竹斉一
撮影監督:髙尾一也
3D監督:柴田裕司
音響監督:鶴岡陽太
音楽:加藤達也
アニメーション制作:京都アニメーション/アニメーションDo
主題歌:STYLE FIVE 『RISING FREE』
製作:岩鳶高校水泳部TM 絆
   岩鳶高校水泳部TM 約束

配給:松竹
オフィシャルサイト http://tm.iwatobi-sc.com/story/

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